ジャンク(ゴミ、あるいはガラクタ)DNAと呼ばれていたゲノムが重要な役割を果たすであろうことは2002年頃から予想していた(2003年以降に電気学会で発表)。そして、ジャンクDNAの重要な機能は書籍「ジャンクDNA:2016年4月出版」によると ここ数年前から分かり始めたらしい。この書籍は今月広島県立図書館で見つけた。
この書籍の英語版原稿が2015年に書かれたものであるにしても、早くても2010年頃から研究報告として発表され始めたという事だから、電気学会で発表し始めた時期より大分後の話だ。
何故、ジャンクDNAに注目したかといえば、ソフトウェアの観点から進化を見た場合の印象だ。進化は間違いなくソフトウェアの駆動力を利用している。となると、遺伝子(設計図情報)以外のソフトウェア担い手がいることになる。
目につけたのは、ジャンクDNAだった。例えば人間のDNAの場合、設計図と呼ばれる部分は全体の1.5~2%である。すなわちジャンクDNAは全体の少なくとも98%以上ある。
ただ、僕はド素人だったので遺伝子という表現が設計図を特定するのを知らず、遺伝子の中の設計図以外(の部分)と書いていた。全体のDNAを指す表現はゲノムと呼ばなければならない。それが分かったのは恥ずかしながら、昨年あたりから。
ソフトウェアを道具として使ってきた立場から、ダーウィン説のように、遺伝子が無秩序に変化した場合、遺伝子は短期間で破壊してしまう。遺伝子は破損を修復する機能があるじゃないかと言われそうだが、遺伝子は単なる記憶素子であって、自分が壊れたかどうかは自分では分からない。
ましてや、遺伝子が単独で何を基準にどう直すかなんて、神様でもいなければどうしようもないのである。DNAの片方が壊れたと仮に分かった場合、相補関係にある相方から複製できるが、それは口で言う事。5W1Hがさっぱり分からない。実行できる何者かが必要だ。
生物進化の様な非常に高度で複雑で完璧な発展を保証をするのはランダムシミュレーションしかない。当初はランダムシミュレーションの仮説で追いかけていたが具体性(例えば計算機がどこに有るか?)が無かったために、進化対象の動きや状態を記憶させ、良いとこどりをする方式に至った。
計算機のような「バーチャル」シミュレーションの構想から、「リアル」に転換した。進化対象のあらゆる動きをセンシングし、ジャンクDNAに記憶させ、過去の情報から良いとこどりをし、更に優先順位をつけてノウハウを積み上げるソフトウェア構想を示したのだ。
ジャンクDNAに記憶させ、評価し(評価がコアになる)、より良い方法を選択して、ジャンクDNAに記憶させることでノウハウを蓄積する。次のタイミングでは獲得したノウハウをベースに活動し、その情報をジャンクDNAに記憶させ・・として更なる発展を得るのである。
この書籍の英語版原稿が2015年に書かれたものであるにしても、早くても2010年頃から研究報告として発表され始めたという事だから、電気学会で発表し始めた時期より大分後の話だ。
何故、ジャンクDNAに注目したかといえば、ソフトウェアの観点から進化を見た場合の印象だ。進化は間違いなくソフトウェアの駆動力を利用している。となると、遺伝子(設計図情報)以外のソフトウェア担い手がいることになる。
目につけたのは、ジャンクDNAだった。例えば人間のDNAの場合、設計図と呼ばれる部分は全体の1.5~2%である。すなわちジャンクDNAは全体の少なくとも98%以上ある。
ただ、僕はド素人だったので遺伝子という表現が設計図を特定するのを知らず、遺伝子の中の設計図以外(の部分)と書いていた。全体のDNAを指す表現はゲノムと呼ばなければならない。それが分かったのは恥ずかしながら、昨年あたりから。
ソフトウェアを道具として使ってきた立場から、ダーウィン説のように、遺伝子が無秩序に変化した場合、遺伝子は短期間で破壊してしまう。遺伝子は破損を修復する機能があるじゃないかと言われそうだが、遺伝子は単なる記憶素子であって、自分が壊れたかどうかは自分では分からない。
ましてや、遺伝子が単独で何を基準にどう直すかなんて、神様でもいなければどうしようもないのである。DNAの片方が壊れたと仮に分かった場合、相補関係にある相方から複製できるが、それは口で言う事。5W1Hがさっぱり分からない。実行できる何者かが必要だ。
生物進化の様な非常に高度で複雑で完璧な発展を保証をするのはランダムシミュレーションしかない。当初はランダムシミュレーションの仮説で追いかけていたが具体性(例えば計算機がどこに有るか?)が無かったために、進化対象の動きや状態を記憶させ、良いとこどりをする方式に至った。
計算機のような「バーチャル」シミュレーションの構想から、「リアル」に転換した。進化対象のあらゆる動きをセンシングし、ジャンクDNAに記憶させ、過去の情報から良いとこどりをし、更に優先順位をつけてノウハウを積み上げるソフトウェア構想を示したのだ。
ジャンクDNAに記憶させ、評価し(評価がコアになる)、より良い方法を選択して、ジャンクDNAに記憶させることでノウハウを蓄積する。次のタイミングでは獲得したノウハウをベースに活動し、その情報をジャンクDNAに記憶させ・・として更なる発展を得るのである。