宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

エピジェネティックストは僕が侵入する世界であり 実は山中博士のiPSの世界でもある

2018年02月25日 18時18分44秒 | 生命
 ビッグバン宇宙論がおかしい、ダーウィン説だけでは進化を説明できないとか考えるに至った発端は僕の感覚で、長い間考えたとか、本を読んで知識を得たとかそんな高尚な事ではなく、一瞬の閃めきのようなものだ。何故そうなるかと言えば、僕はいつも漠然と考えを巡らせ様々な概念を作り上げている。

 思考について最近の情報で分かってきたのは、ぼーっとしている時は脳の70%が活性化し、集中して凄いアイデアを出す時と同レベルにあるらしい。その意味では僕はいつもぼーっと音がするぐらいぼーっとしていて、あらゆるものについて空想しどんどんその空想を展開し、見えない世界においても自分なりの構造や仕組みを形成しているからだ。

 僕の概念と(この概念もぼーっとしているが)、科学の最後のテーマである宇宙や生命について乖離が大きすぎる。だから、一瞬にして違うのではないかと判断してきた。

 ダーウィン説は間違いではない。しかし、突然遺伝子の一部やブロック単位で破壊ないしは変更がなされ、より高度な生体システムに発展するとは考えられないのだ。とりわけ、学生時代から大型計算機を半端じゃなく使ってきた経験から相当な違和感を感じていた。

 生物進化とは実は生化学的なソフトウェアの問題である。2003年に単なる思い入れで電気学会に発表する以前から、細胞に計算機のようなハードウェアやソフトウェアが存在するイメージを描いていた。僕の進化仮説のコアである「評価システムが進化の駆動力となっている」との概念はソフトウェアそのものであった。

 山中博士のiPSについては本屋で立ち読みする程度で人類の歴史に残る発明だとは思いつつも、自分が個人的に想像を膨らませている進化仮説とは縁が無いと思っていた。ところが、ネッサー・キャリーの「ジャンクDNA」を読み、前著「エピジェネティック革命」を読み進めるにつけて、結びつきが出来て来た事を感じるのである。

 エピジェネティック革命では、タイトルにこそ書いていないが山中伸弥博士のiPSを取り上げ、ネッサー・キャリーがこの偉大な発明に触発され、研究し始め、あるいは世界が動き始めた事を書いている。この著書は中身が膨大であることに加え、内容が専門的だから知識のない人が最後まで読み進めるのは骨が折れる。

 僕にとっても簡単に理解できるものではないが、自分がこれまで読んできた文献の知識や、進化論について考える世界と重なるものが有り面白い。まさしく、従来ジャンクと言われていたDNAに進化のもとになる情報やソフトウェアが隠されているのではないかとの当初からの発想と絡むのである。ただ全部を読み切り理解するには まだ時間はかかる。

 エピジェネティックは塩基情報を修飾(DNAの発現=たんぱく質の製造のスイッチを切ったり、強めたり)するもので、実は僕の仮説との重なりがまだ十分確認されていない。霧の中を進む感じだが、期待度が高まっている。
コメント
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