4月19日日曜日。快晴。青空。陸上競技場を走るなんて初めて。公認コースではないが、50歳以上男子10kmの部に出場した。この部には160名余りが参加。
スタートは10時。ちょっとトイレに行って戻ると、人、人、人。私が並ぶ位置はスタートラインのはるか後方になってしまった。
だから、スタートの号砲が鳴ってから、スタートラインにたどり着くまで、20秒くらいもかかってしまった。先頭は、もう150mくらい先を走っている。
1周400mの陸上競技場を1周と4分の3走って、ロードに出ていく。すぐに、信濃川沿いのやすらぎ堤に上がる。花は、すでにかなり散りつつある桜の樹の下を走る。道沿いのチューリップは、ふっくらとかわいらしく咲いて並んでいる。
そろそろペースが定まってきたので、一人一人と抜いていくことにした。今回のめあては、まず10kmを完走すること。そして、ここからは、自分と同じ50歳以上の男性に抜かれないようにすること。
このコースは、信濃川に架かる橋の下を通る。最初が昭和大橋、次が八千代橋、3番目が万代橋。この橋の下で、知り合いのFさんが競技役員をしている姿に会った。思わず「役員ご苦労さま。」と声をかけた。
4番目の柳都大橋で階段を上り、対岸に渡り、橋の階段を降りる。信濃川沿いの朱鷺メッセという高いビルの麓が折り返し。そのあと、柳都大橋を再び渡り、新潟歴史資料館なる建物を目指す。
この途上で、折り返し点を過ぎた先頭の人々との差が明らかになった。50歳以上のナンバーを示す500番以上のゼッケンはそう多くない。20何人いただろうか?自分で結構いいセンいっているなと思った。
ゼッケン「534番」の人が、目の前にいた。その差は、5mほど。だけど、走力が同じらしく、なかなか追いつけない。
幸い、途中から500番以降の人に抜かれてはいない。
歴史資料館を回って、あとは完全に復路。戻るだけ。
少し無理をして、534番を抜いた。やった!
だが、この辺りで、自分が今まで走ったことのない距離に突入。しだいに足が上がらなくなってきた。
「50foxさん、がんばれ!」役員のFさんに、声をかけられた。手を挙げて応えたが、声で応えることはできなかった。
明らかに自分より年輩と思われる男性3人くらいに次々に抜かれた。悔しい。しかし、走っている気分は、しんどい!なのに爽快だ。スピードが出ないのはどうしようもない。今の自分を楽しむしかない。
ゴール1kmほど手前で、534番に抜き返された。ああ、無情!でも、離されたくない。がんばってついていくが、次第に離されていく…。きつい。
やがて、ゴール。48分20秒。出走163人中20番台後半。
胸がずっと、海水浴の後のような感じ。この体の違和感もまた、ある種楽しい。
誰のためでもなく、自分のために走った。走ることを、めいっぱい楽しんだ。50代にして、初めて10kmを走ることに挑戦した。そんな自分に拍手。
スタートは10時。ちょっとトイレに行って戻ると、人、人、人。私が並ぶ位置はスタートラインのはるか後方になってしまった。
だから、スタートの号砲が鳴ってから、スタートラインにたどり着くまで、20秒くらいもかかってしまった。先頭は、もう150mくらい先を走っている。
1周400mの陸上競技場を1周と4分の3走って、ロードに出ていく。すぐに、信濃川沿いのやすらぎ堤に上がる。花は、すでにかなり散りつつある桜の樹の下を走る。道沿いのチューリップは、ふっくらとかわいらしく咲いて並んでいる。
そろそろペースが定まってきたので、一人一人と抜いていくことにした。今回のめあては、まず10kmを完走すること。そして、ここからは、自分と同じ50歳以上の男性に抜かれないようにすること。
このコースは、信濃川に架かる橋の下を通る。最初が昭和大橋、次が八千代橋、3番目が万代橋。この橋の下で、知り合いのFさんが競技役員をしている姿に会った。思わず「役員ご苦労さま。」と声をかけた。
4番目の柳都大橋で階段を上り、対岸に渡り、橋の階段を降りる。信濃川沿いの朱鷺メッセという高いビルの麓が折り返し。そのあと、柳都大橋を再び渡り、新潟歴史資料館なる建物を目指す。
この途上で、折り返し点を過ぎた先頭の人々との差が明らかになった。50歳以上のナンバーを示す500番以上のゼッケンはそう多くない。20何人いただろうか?自分で結構いいセンいっているなと思った。
ゼッケン「534番」の人が、目の前にいた。その差は、5mほど。だけど、走力が同じらしく、なかなか追いつけない。
幸い、途中から500番以降の人に抜かれてはいない。
歴史資料館を回って、あとは完全に復路。戻るだけ。
少し無理をして、534番を抜いた。やった!
だが、この辺りで、自分が今まで走ったことのない距離に突入。しだいに足が上がらなくなってきた。
「50foxさん、がんばれ!」役員のFさんに、声をかけられた。手を挙げて応えたが、声で応えることはできなかった。
明らかに自分より年輩と思われる男性3人くらいに次々に抜かれた。悔しい。しかし、走っている気分は、しんどい!なのに爽快だ。スピードが出ないのはどうしようもない。今の自分を楽しむしかない。
ゴール1kmほど手前で、534番に抜き返された。ああ、無情!でも、離されたくない。がんばってついていくが、次第に離されていく…。きつい。
やがて、ゴール。48分20秒。出走163人中20番台後半。
胸がずっと、海水浴の後のような感じ。この体の違和感もまた、ある種楽しい。
誰のためでもなく、自分のために走った。走ることを、めいっぱい楽しんだ。50代にして、初めて10kmを走ることに挑戦した。そんな自分に拍手。