ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

デジカメが壊れたら、旅が楽しくなくなった…

2010-09-22 17:34:53 | お出かけ
2002年からずっと使っていたデジカメが壊れてしまった。

土日で、福島方面に出かけた。
磐梯高原に向けてドライブ。ゴールドラインを通った。
滝が3つ見られるという。
あいにくゴールドラインは、霧の中。
せっかく通行料金を730円も出したというのに、すばらしい景色はまったく見られない。
残念だ。
滝も、滑滝、とび滝の2つとも、やっぱり霧に隠れて見えない。
3つ目の「幻の滝」は、道路から少し入ったところにあるとか。
そこに期待をかけて、湿った山の道を歩いていくと…、あった、あった。しっかりした滝が。
樹木の隙間からこぼれる陽射しで、流れ落ちてきている水が時折光って美しい。
いい気分で、シャッターを押す。
滝の近くや道沿いには、ダイモンジソウ、サラシナショウマ、キツリフネ、ツリフネソウなどが、こっちも見てくれ、とばかりに咲いていた。
さらに、駐車場近くをうろつくと、さらにうれしい発見が!
アケボノソウが、ひと株咲いていた!
ウメバチソウが、ひと株咲いていた!
やったあ、きれいだなあ。
今年も、アケボノソウやウメバチソウを撮影できたぞ!
これで、景色の見られなかったことや2つの滝を見られなかったことは帳消しになったぞ!
730円のモトは取ったぞ!
…と、ルンルンとした気分で残りのゴールドラインを登っていった。

暗転したのは、その日の午後。
楽しく、何枚も写真を撮った。
ある時シャッターを押したら、突然デジカメに「記憶できません」の表示が。
え?なんのこと?
そう思ってみたら、今まで撮影した写真も保存されてない。
さっきまで保存されていたのに、なぜ?
メモリーカードが異常を起こしたのか、デジカメがおかしくなったのか。
がく然とした。
午前中から、あんなに楽しく写真を撮っていたのに。
急に…。

家に帰ってから確認したが、カード自体がおかしくなっていた。
結局、撮った写真は再現できず、心の中に思い出として残すだけとなった。

こうなってみてわかるのは、いつの間にか旅にカメラは欠かせなくなっていたということ。
カメラなき旅は、楽しくないということ。
行った先で、風景や花などを楽しみ、家に帰ってからも写真で再現して楽しむというのが、自分のライフスタイルとして当たり前になっていたんだなということに、改めて気付いたしだいである。

さて、そのことに気付いた私。
旅は翌日も続く。
このままでは楽しくないから、と夕方、宿に入る前にケイタイで大型電機店の所在を検索。
さっそく店で新たなデジカメを購入したのは、言うまでもない…!!?
コメント (3)
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