ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

痛恨の敗戦も、選手をねぎらう監督の姿に明日への希望を見た ~ホーム千葉戦~

2020-11-15 20:28:30 | アルビレックス新潟

終わった…かな…。
順位がだいぶ下の千葉に0-2で敗れたとき、そう思った。
前節引き分けて上位と離された新潟は、とにかく勝ち続けるしかない。
そんな厳しい状況の中で迎えた、ホームでのジェフ千葉戦だった。


前々節で福田を、前節でロメロフランクと新井を負傷退場で欠いた新潟は、選手層に厚みがなくなった。
COVID-19 感染症のせいで、過密日程となった影響は、負傷者の続出という事態を生み出している。
しかも、手術を要したり、全治6か月とか8か月とか、来季にも影響を及ぼす大ケガが多い。

それでも、新潟は、選手が変わっても、今までと同じように自分たちが目指すプレーを、試合をしようとする。
ただ、有効な攻撃は少ない。
構えて守る相手を崩すような攻めが出ないまま、0-0で前半を終えた。

後半になると、千葉は、とにかく早く攻めて新潟の守備を崩そうと、縦にボールを入れることが多くなった。
そうやってチャンスを作るようになった。
前半から、GK藤田が、積極的な守りで決定的なピンチを防いでいた。
GKとしての成長ぶりは、やはりなかなかのものだ。

だが、56分、相手コーナーキックからのゴール前での混戦から、相手に先制ゴールを決められてしまった。
今季の新潟は、先制されると、引き分けに追いつくことはあるが、逆転で勝利したことは一度もない。
いやな感じがした。

攻勢に出た新潟に対し、ボールを取ると、前線に放り込む千葉。
藤田やDF陣の働きで、何とか防いできたが、ついに81分、追加点を許してしまった。
残り時間が少なくなった中で、2点のビハインドは大きい。
積極的に攻めるも、正確に枠をとらえられず、ゴールを割れない。
ついに、1点も返せずに0-2、敗れてしまった。

1位徳島も2位福岡も勝利したために、勝ち点差はそれぞれ18,15と開いた。
残り8試合しかないのに、この差を詰めて追い付くのは、奇跡でも起きない限り難しい。
正直、J1昇格ジ・エンドと思った。

ただ、それでも、アルベルト監督を素晴らしいなと思った。
試合が終わった後、列になってピッチから退こうとする選手たちの方に自ら歩いて行って、1人1人、選手たちの労をたたえていた。


監督が、いつも選手たちを誇りに思う、とよく言うが、それを態度でも表している。
落胆する選手たちを温かく迎えることができる。
そういう指導者の姿は、尊敬に値する。
ここに、明日への希望を見た思いがした。
今季のこれからの残り試合を無駄にすることなく、来季に向けて戦い方を充実させてほしいと願っている。
そして、来季も、リスペクトできる、このアルベルト監督の下でチーム力の充実を果たしてほしい。
それを期待している。


だから、ホーム戦は、次戦以降も必ず応援に行くぞ!

今日の陽は沈むが、明日また陽は昇る。


VAMOS NIIGATA !
コメント
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