ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

アルビレックス新潟、秋景色 ~ホームジュビロ磐田戦~

2021-11-03 21:25:38 | アルビレックス新潟
2021シーズンの戦いm、今日を入れてあと6試合。
ホームゲームは、半分の3試合。
あらかじめ買ってある駐車券も、今日が終わると残り2枚。



スタジアムの周囲の木々もすっかり紅葉が進んだ。

バス乗り場から近い場所に植えてあるカンナの花は、アルビレックス新潟のチームカラーにあやかって、赤ではなく珍しいオレンジ色。

まだがんばって、けなげに咲いている。
「アルビがんばれよ!」と言っているようで、いじらしい。

スタジアム脇のイチョウ並木もかなり色づいてきた。
サッカーシーズンも、次第に終わりに近づいていると感じてしまう。

さて、今日は、サッカーJ2リーグで首位をいく磐田を迎えてのホーム戦。

もしアルビレックス新潟がこの試合に負けて京都が勝つと、数字上でもJ1昇格が断たれるという試合だ。


スターティングメンバーには、3日前に積極的なプレーを見せた長谷川巧や小見洋太が起用され、サブには、大本の名前もあった。
それにしても、右前に三戸、左前に小見と、高卒1年目の2人を、この大切な試合に使うとは。
若手の育成を重視する姿勢と、心の一部では来季に向けて経験を積ませようという意図が見える。

たしかに、2人のプレーは、チームを元気にさせる効果があった。
積極的にドリブルを仕掛け、磐田の選手たちをかき回す姿は、今後の活躍を期待させるに十分だった。

ただし、ジュビロ磐田の選手たちのプレーは、さすが首位をいくチームのものだと思った。
今まで対戦したチームに比べて、
〇 判断のスピードが速い。
〇 瞬間的なパスの強さもそのスピードもJ2の他のチームでは見られなかったものだ。
〇 パスミスなどが非常に少ない。
〇 おまけに、現在J2得点王のルキアンの技術と強さは他を圧していた。

そんなチームに対して、新潟も精度を上げて向き合っていた。
試合後のDAZNの調べでは、新潟のパスの成功率は90%という半端ない髙さであった。
シュートの本数は、新潟8:磐田9とほぼ互角に渡り合った。
しかも、枠内シュートは、新潟5/8、磐田2/9と上回っていた。

ところが、勝ったのは磐田であった。

その枠内シュート2本のうち、ルキアンが決めた1本が決勝点となってしまった。
アルビも、ボールを保持しながら時々鋭いボールをゴール前に出すが、強いシュートには結びつかなかった。
けがから復活したロメロフランクや谷口、大本、藤原らを送り込んで打開を図ったが、同点に追いつくまではいかなかった。
今季後半の課題となっている決定力不足を、残念ながら今日も露呈してしまった。
磐田との違いは、決定力のあるルキアンがいるのといないの差かな、と感じてしまった。


だけど、前節の岡山戦も今節の磐田戦も、ただボールを保持するだけではなく、積極的に攻めようという意図が見え、ゴールに向かっている姿は、好意的にとらえたい。
2シーズン前には、レオナルドというJ2得点王になった点取り屋がいたが、あの時サッカーは、楽しくなかった。
磐田のようなプレーの緩急、速さ、強さが身に着いたときに、新潟は爆発的に強くなるだろうと、今日改めて思った。

今日の入場者数は、12,346人。

久々に1万人を超えた。

敗れて場内を1周してあいさつし、頭を垂れる選手たちに対して、今日は拍手が多かった。

京都も勝って、これで新潟の今季のJ1昇格は断たれてしまったのだが、怒声、罵声はほとんどなかった。

勝とう、得点を取ろうと精一杯プレーしていた熱い姿を、サポーターたちも分かっていたからだ。
このサッカーを続けてほしい。
来季も、アルベルト監督でこのサッカーをさらに高めてほしい。

そう思いながら、しだいに暗くなる景色を見ながら、売り出し始めた来年向けのアルビレックス新潟カレンダーを購入して帰った。

帰る車中から、夕日が沈むのを見た。

今季のアルビも、美しいサッカーながら沈んでしまった…かな…???
でも、日はまた昇る!
さらに強くなって上昇するアルビを期待しよう!

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コメント
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