ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

積み上げてきた力は分かる でもまたしても引き分け ~最終戦を意識するアウェイ琉球戦~

2021-11-28 21:37:02 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグも、第41節。
今日の試合を含めて残り2試合となった。
ホームとアウェイがあるから、残り2試合というと、どちらか一方はホーム最終戦。
ホームチームは、セレモニーを行い、サポーターに向けての挨拶をすることになる。

アルビレックス新潟は、今日は、アウェイで琉球との対戦。
ということは、琉球はホーム最終戦。
多くのサポーターに対して、負けたら顔向けできない。
琉球にとって、是が非でも勝ちたい一戦となる。

さて、2021シーズンの序盤を振り返れば、新潟と琉球がスタートダッシュに成功して、互いに最初は負け知らずだった。
だが今は、新潟が6位で琉球は9位。
琉球は、途中で監督交代まで行っている。
互いに、今やJ1昇格は絶望となり、そこからは遠いところでの対戦となってしまった。

それでも、ボールを支配して攻める、攻撃的なサッカーを志向する両チーム。
好試合が予想された。

試合が始まると、ほとんどの試合でそうなのだが、しだいに新潟がボールを支配するようになった。
そこには、アルベルト監督体制で2年間積み上げてきたボールを大切にするサッカーがしっかりと見ることができた。
後ろからボールを運ぶときの、多少はらはらしながらも簡単には相手に取らせないパス交換。
攻撃に持ち込むときの縦パスの鋭さ。
ワンタッチパスの交換を重ねて相手陣内に攻め入るときの迫力。
ボールを奪われたらすぐに奪い返そうとして相手とボールを追いかけ、ピンチを未然に防ごうとする圧力。
…みんなみんな、このアルベルト監督の指揮下で磨いてきたものだ。
だから、今日も、試合を見ていて楽しかった。

だが、いくらボール支配率が高かろうと、相手の一瞬の動きによって、形勢が逆転するときもあるのが、サッカーの面白くもつらいところ。
前半35分に、巧みなパスを出され、巧がかわされて先制ゴールを許してしまった。

しかし、後半開始から巧に替わって出場した藤原からゴール前に見事なラストパスが通った。
これをめがけて、ゴール前に走り込んだ谷口と鈴木。
谷口がおとりになって、鈴木がゴールを決めて同点!
鈴木は、2季前の所属が琉球。
そのシーズンで27試合出場し15得点を挙げた、覚醒の時期を過ごしたのであった。
見事な恩返しゴール!

ここから先は、琉球も新潟もしっかりとした攻撃の場面を作ろうとしていた。
だが、ボール保持ではやはり新潟の方が一枚上手であったと思う。
ただ、この数か月ずっと言われている決定力不足が、今日も見られてしまった。
決定力を高めるには、ゴール前へのパスやセンタリングに正確性が必要だ。
そして、シュートも、枠内に飛ばしつつキーパーの手の届かないところへ放つような、相手の逆を突くような工夫が必要となる。
それができるように個々の力を高めてほしいし、だめならそれができる選手がほしいと思ってしまう。

いずれにせよ、今日も見ていて楽しくはあったが、最終的に引き分けだったので、満足して終わることはできなかった。

松本や愛媛などのJ3降格が決まった。
厳しい世界だ。
おととし以前はJ1から落ちたばかりでもあわやJ3落ちかというピンチは、新潟も経験している。
今季は、降格の危険性は全く感じずに済んだが、監督が代わり選手が入れ替わる来季は、どうなるかわからない。

来週はいよいよ今季最終戦。
くしくも、町田との5位6位決定戦だ。
ホーム最終戦。
今季楽しませてくれた選手たちやアルベルト監督はじめチームそしてクラブ関係者の皆さんに感謝の気持ちをもって、スタジアムに行こうと思う。

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コメント
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