いい天気の陽射しの暖かい一日だった。
外で過ごしたかったが、今日は、4時まで用事があって(意図的なダジャレではない)外には出られなかった。
その用が終わって外を歩いていても、まだ外は明るかった。
あと10日で春分の日、ずいぶん日が長くなったなあ。
数日前まで雪消しをやったりしていたのに、今では雪が積んであるのは除雪車が積み上げていった場所ばかりだ。
6日後には新潟ハーフマラソンが予定されている。
だけど、今週は私用があって少し出かけるから、その日まで走れる日はあとはないかもしれない。
そう考えたら、今日のこの晴れの夕方がもったいなくなった。
7,8km走ってくるか。
と、走り出した。
歩道に雪がなくなって、走りやすくなっていた。
前回は見られなかった野生のマンサクの花が開いていた。
この花は、春に「まず咲く」のなまった「マンサク」だから、春の野の花一番乗り!
5kmほど走って、ふと振り返って見た山が、夕陽を浴びて赤くなってきていた。
前方は、夕陽と田んぼに反射した光でまぶしく感じた。
雪が多く、鉛色の空ばかりよく見た新潟も、夕陽がまぶしく見える季節になったということだ。
なんだかウキウキした気分で、走り続けた。
夕陽に向かって走っている。
青春だなあ!!
そんなバカなことを考えていたが、久々の夕陽RUN。
もう少し違った風景の夕陽の風景も見たくなった。
ちょっとだけ高いところに駆け上って、見てみよう。
うーん、オレンジ色が暖かい。
このアルビカラー、いいね。
何か郷愁を覚える。
まだ家並みのシルエットに沈むところまでいかない夕陽。
頭の中にふいに、「太陽にほえろ」のテーマが流れ出した。
そういえば、番組の始まりはビルに沈む夕陽の映像だったっけ。
それがもう50年以上前か…と苦笑した。
8km走ったけれど、後半の3kmは足取り軽く夕陽見RUNであった。
夕陽を見ながら走るって、改めていいものだなあと思った。
60代後半のジイさんが夕陽に向かって走ったって絵にはならないけれど、心の中は50年余り前の青春時代と変わらないのサ、吉川クン!!……なんてね。(…分かる人だけ分かってくださいな)