kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

麒麟来たりなば…⑰

2020-05-17 14:29:25 | 麒麟がくる


麒麟がくる

第十七回 長良川の決戦

 
”捨ててだにこの世のほかはなきものをいづくか終のすみかなりけむ”

斎藤道三、辞世の句




道三は、たった一人で、馬を逸らせ、長良川を進んで行く

右手には槍を、左手には手綱を、

目指すは、高政ひとりだった

高政は、見方の兵を廃し、父道三との一騎打ちを受けた


道三は最後まで、高政から父の名を「道三」と言わせたかった

高政は、あくまで自分は、土岐頼芸の子だと言い張った



「己を偽り、人を欺く悪たれの軍門には、下らぬ

我が子よ、この期に及んでまだ、己を飾ろうとするか

その口で皆を欺き、美濃をかすめ取るのか

そなたの父はこの道三じゃ、成り上がり者の道三じゃ」

息子高政の、一番嫌いな「成り上がり者の息子」という言葉を

道三は、ぶつけた



槍を振り上げ、高政目がけて、駆け寄る道三は

高政の命礼に動いた兵の槍を背や脇に受け、

高政の胸に倒れ掛かった

道三の倒れてきた体を受け止めたのは、

高政のわずかに残った息子の心だったのだろうか…



ようやく十兵衛がたどり着いたが、

道三は、すでに地に伏して動かなくなっていた…



美濃の蝮、道三

私は、いつ頃、道三の名を知ったか覚えていません

が、すう~っと通り過ぎていたこの名が、

心に留まるようになったのは、多分、主人が岐阜県出身だったから

ただそれだけだったと思います

道三とはどんな人なのか

麒麟がくるを見て、ちょっと考えるようになりました


時が変われば、歴史の情報も増えていくようで、

歴史学者さんが、新たに資料を発見され、

それまでの説が覆されることの多い昨今、

ほんとのことなんか、到底私になんか分かりません

ドラマなりの道三像を心に刻み、ドラマのこの先を

楽しみたいと思います




あの~、斎藤道三を演じられた、本木雅弘さん

面白かった🎵





🐍

この首の動き、まるで蝮が鎌首もたげて、迫って来る

そんな感じです





この方の奥さんのお母様は、樹木希林さん

演技に影響あり、と見ました

滑稽味を帯びた名演技、まるで、 ”希林が来た” 



どうやら、2020年のこの状況で、

ドラマの制作も、止まっているとか

しばらく見れないかもしれないとのこと、残念ですが

再開を待ちます💛


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麒麟来たりなば…⑯

2020-05-09 23:11:50 | 麒麟がくる


麒麟がくる

第十六回 大きな国


「敵は…、 高政様」




こういうことと相成りました

十兵衛、悩んで悩んで悩み切って、導いた答えです

決め手になったことは、何だったのか

あんなこと、こんなことがありましたが、


*十兵衛にとって道三は、紛れもなく、親方様だから

*以前、高政に願いを叶えてもらうため、これから先ずっと、
高政の言う通りにする、と約束してしまった
これは、違う、全く逆

*明智家の光安、左馬之助、足軽五十人は
道三のいる城に出陣していった
光安さんの覚悟は、堅かった…
可愛がっていた小鳥を逃がしましたね…



*妻の煕子も、覚悟をしていると
あとは十兵衛の心のままに、従うと言った
強い女性ですね



*そして、決定的だったのは、きっと道三の言葉

「油売りだった父が、
美濃も尾張もない大きな国となれば、手出しは出来ないと、
言っていた
父は一代で成し遂げられず、
わしも出来なかった、美濃一国で終わった


しかし、あの信長という男は面白いぞ
あの男から、目を離すな


信長のようになれば、そなたにも(大きな国をつくることが)
やれるかもしれぬ


誰も手出しの出来ぬ大きな国を造るのじゃ
さらばじゃ」







十兵衛は鉄砲を手に取り、前に道三が言っていたことも
思い出した

鉄砲のことを調べたくて、堺に行かせてもらった時、
堺の様子を見て、美濃もあのような豊かな国になりたい
と道三に伝えたことがあった


それを聞いた道三は
「その気持ちを忘れるな」
と言ったのだった


十兵衛は思った
大きな国を、自分の手で造りたい



鎧を着け、戦支度を整え、家来たちに出陣を告げた


「敵は…、 高政様」


十兵衛の人間形成への影響のその多くは

道三が与えていたのかもしれない







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麒麟来たりなば…⑮

2020-05-03 16:54:20 | 麒麟がくる

麒麟がくる

第十五回 道三、わが父に非ず



側室である深芳野が亡くなったことで道三は、頭を丸めた





斎藤利政から、道三になった訳ですが、

個人的にどうも、道三と言う名前のインパクトが強すぎて

利政の時代からずっと道三の名で通して来ました<m(__)m>


いよいよ、斎藤家のお家騒動が頂点に達しそうですね

道三は、嫡男の高政に、すんなりと家督を譲りました

えッ?

と思いました

でも、十兵衛の考えによると、


”誰より高政のことを知る道三が、家督を譲ったのは
よくよく考えた末のこと
わずかふた月み月で判断は下せぬ”


これは夜更けに道三の次男の孫四郎が人目を忍んで、

叔父明智光安の館にやって来た時のことで

高政の家督相続が不満で、結論、

高政に美濃を任せられない

守護代の役目から降ろしたい


降ろすのに、光安と十兵衛に一役買ってもらいたい

という孫四郎の申し出に、きっぱり断った時の言葉でした




孫四郎によると、帰蝶からの助言もあったとのこと

それでも即、断った十兵衛には、確固たる思いがあったのでしょうね

とにかく十兵衛は、あちこちから、

あれやこれやと、頼まれごとが多いですね~

信頼されているということでしょうか

例えば、こんなことがこの後も続いていたとすれば

それはそれは、十兵衛さん、ストレスたまりますよ

あんなことが起きたのも…

あ、これはまだまだ先のことでした



孫四郎もですが、帰蝶も心配しているのが

高政が、信長以外の織田家の面々と密談をしているので、

いずれ、信長と対立するに違いないという点である


夜更けのこの出来事は、早速高政が知ることになります

”壁に耳あり障子に目あり”

いよいよ十兵衛が、高政にも呼び出され、

孫四郎を焚きつけるようなことはするな、ということを、

帰蝶に伝えるようにと、言われました

こんな中、というのは、織田家の内紛、自分の息子の争いで

美濃がごたごたして来た中、

道三は最終的には、信長が生き残る

と、予想しているようです


*そして、
尾張清洲にて、
守護の斯波義統(しばよしむね)が、
守護代の織田彦五郎の家老の坂田大善によって暗殺

*清州城内で、
織田彦五郎が、信長の叔父織田信光に殺される

*更に、
美濃で
高政の仮病?を見舞いに行った弟の孫四郎と喜平治(道三の三男)を
高政が殺害した

尾張と美濃と、混乱の渦に巻き込まれ出したと、同時に

いよいよ、信長の評判が高くなっていった









息子を殺害されて、怒り狂った道三ですが、

側近数名を連れ、稲葉山城を出て、大桑城に向かった





さて、道三の企ては?


嫡男高政に対する怒りは最高潮に達しているのだと思うのですが

簡単に、家督を譲った心理が分かりません

果たして、十兵衛は、どちらに付くのか

難しい選択ですよね

人を、国を束ねるには、下剋上に限らず

こんな、究極の選択を強いられ、

ある時は間違え、ある時は棚ぼたほどの結果を得、

死ぬか生きるか

戦国時代を生きた人々は、

現代人とは違う物差しで物事を計っていた

2020年のこの状況、ちょっとスケールを変えてみなくては…


【ここから蛇足】デス

この時代の薬局、薬種問屋はまるで、展示室の様です
金屏風が置かれてあったりして、味わいあるお店ですね







駿河で、駒ちゃんが、「鴨子芹」という薬草を求め来たら
そこに、菊丸がいましたね、名前は春次と変えていました

お味噌はもう売らないのかな~

ところで、なぜか藤吉郎もいます

駒ちゃん、買い物に行こうとしたら、

門の前で待ち伏せしてたのが、藤吉郎で

駒ちゃんについて来てしまったんですね



信長の評判が上がっていると聞いて、

出世街道まっしぐらの若者がここにもひとり居ました

眼差しが変ってきた



さあ、信長さん、着々と天下布武へ加速して来ましたよ

ちょっとこわい

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麒麟来たりなば…⑭

2020-04-26 15:31:59 | 麒麟がくる




数日前、こんな雲を見ました

ずっと見てても飽きません

あっという間に形を変える、これも一期一会、かな

すみません、一期一会と言いたかっただけで、大そうにして(^-^;



どんな形に見えるでしょうか

ワンちゃんの好きな方はワンちゃんに

馬の好きな方は馬に

最近、麒麟に見えて見えて…


麒麟がくる

第十四回  聖徳寺の会見


昔の人々は、眼が良かったのでしょうか

聖徳寺に向かう信長は

馬上から小屋の方に向け、含み笑いをしてました

小屋の窓からのぞいている道三の顔が、

見えていたのかもしれない…視力検査は如何ほど? 3.0位?



何ともふざけた格好の信長に、

その連れて来た兵の数、鉄砲の数に

道三、心中ただならぬ様子でした



この聖徳寺の会見

道三 X 信長

すごかった~!


ふっくらと丸い童顔なのに、ふてぶてしさが、ぎらぎら満ち溢れ

眼光は鋭く、発する言葉は相手を威嚇するに充分でした


道三は、年の功でしょうか、信長の言葉でお手玉をするようで

信長が、押しているなか

やっぱり道三が経験豊富なベテラン風を吹かせたか…

分かりません


会見のやりとりを全て書きたいのですけど

長くなりそうで、辛気くさくなりそうで


いちばん、凄いっ、と思ったのが、

佐々成政と前田利家が道三に挨拶したあと


”両名は尾張の土豪の三男、四男、

家継げぬ食いはぐれ者でございます

されど、戦となれば無類の働きをいたす、

一騎当千のつわものでございます

食いはぐれ者は、失うものがございませぬ

戦うて家を造り、国を造り、新しき世を造る

その気構えだけで戦いまする



父がよう申しておりました
……

織田家は尾張に出て来てのし上がった、

成り上がり者じゃと

よろず、新たに己で造るほかない

それをやった男が、美濃にもいる

そういう男は手強いぞ

……”



信長は、沢山話しましたね~

あ、それ言わない方が…と思うこともあったりして


聖徳寺の会見があった年、

今川軍は知多半島の緒川城(織田方)を攻略するため

その北側に村木砦を造った

その時、道三は、信長に助けを求められることになる

道三は、言われるように、那古野城に援軍を送った

十兵衛は、信長がどのように村木砦を攻めるか見届ける役目を

道三から命ぜられた

嫡男の高政は、道三のこれらの行動に怒っていた

なんか、斎藤家の内紛になりそうな、危なっかしい気配ですね

十兵衛も、以前高政の言うことは何でも聞くと言った手前

道三に従うか、高政に従うか

どうも、こういう立場に立たされ、自分を見失いそう

心配です



その間、信長は初めて、鉄砲を使った戦をし、

とうとう村木砦から今川軍を追い払ったのでした



さて、斎藤家は父と息子の確執をどう始末するのでしょうか



十兵衛、今回は表舞台に立つことはなかったけれども、

何とも、難しい立場ですね





今回は戦に加わることなく、内密に信長の動向を見る


とにかく、命あっての物種!

どうか、ご安全に<m(__)m>


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麒麟来たりなば…⑬

2020-04-19 15:29:45 | 麒麟がくる


麒麟がくる

第十三回  帰蝶のはかりごと



あはっ、出ました♪

身なりの決して良いとは言えない、行商人風の男

肩のしょい子には、ひょうたんなど
目いっぱい、道具を吊るしていた

笑顔からして、人懐っこそうです♪





見ず知らず(の筈ですよね)の駒ちゃんに
本の文字を教えてほしいと言ってました

あの本は、何の本でしょ、難しそうですが



処は、三河と遠江の国境でした

どうやら、今川軍が通るので、皆は関所で待ちぼうけ

東庵先生と、駒ちゃんは、尾張の末盛城を後にして、
次は、伊呂波太夫に頼まれた、駿河の豪商の息子を診に行く道中

太夫から、お礼は百貫と聞いてますから、
気が大きくなってます、東庵先生
また賭け事~?


二人が封鎖解除を待っていたところに

文字を読んでほしい男が近づいたのでした

駒ちゃんは、つらつらと、読み始めました


”初心の人 二本の矢を持つことなかれ
のちの矢をたのみて 初めての矢になをざりの心あり”

駒ちゃんはこう読んでたのかな




(浜名湖畔を行進する今川の軍勢)

「それにしてもすごい軍勢だ

いつになれば関所を通れるのか

今川はこの軍勢で三河をかためて

いよいよ尾張を叩きつぶすつもりだろ

織田は内紛ばかり、後を継いだ若殿がとんだ、たわけ

今川に足元を見られてしまう

今川の世だ

わしの頭も今川へ行った

今川のもとで、一旗揚げようと思う」





文字を覚えたい男は、器用に木に登って、話しかけていた

そして眼下に、その今川の軍勢の行くのを見ていたのだろう


何を考えているのか、自信たっぷりに笑っていました


秀吉、登場しましたね

京都の星 佐々木蔵之介さんの秀吉

楽しみです♪




さて、今回のテーマ 「帰蝶のはかりごと」

前回も、信長親子にはかりごとを仕掛けていたと思うのですが

今回は

道三 対 信長

この対局に帰蝶さん、仕掛けましたね

まず思うのが、帰蝶はどちらに加勢するのか、です

父? 夫?


このはかりごとには、伊呂波太夫に動いてもらうのですね

帰蝶は、伊呂波太夫のもとへ行きました


*戦のための兵を急ぎ、集めてほしい

高うございます

*強き兵を

高うございます

*鉄砲の数も揃えたい

高うございます



対価は間違いなく、どんどん上がっていってますね

帰蝶は、金糸で縫い取られた巾着を持ち上げ落とす

どさっ、どさっ…四袋目だったでしょうか

巾着の口を開け、さらさらさら~とこぼしたのは砂金だった?

*手つけじゃ

さすがの伊呂波太夫の顔いろも、変わっていきました


地獄の沙汰も金次第



さて、帰蝶が策を練っている事を、知ってか知らずか

信長と道三は、この対面をどう考えているのか


どうやら、お互いにお互いが、命を狙っていることもある

と思っているようです

道三の考えは、マムシ全開ですか

加えて、尾張の清洲城の、彦五郎から信長暗殺を

持ちかけられていたので、恐ろしいことが起きる…かも


一方、信長ですが、

今までの戦国時代劇に出て来る信長さんとは

ちと、違います

まず、お顔立ちが丸くて幼い

発言からも、父、母の愛情が少なかったのか、甘えん坊的

帰蝶さんに、道三からの手紙?を見せられて

「この話し合いを断れば、和睦は無くなり、
帰蝶は美濃に帰らねばなりませぬがよろしいのですか」と

信長は、帰蝶を離したくないようでした


帰蝶さん、更に考えたのは父、道三にあっと言わせたいということ

そのためには、信長を思いっきり盛る!

それが、同盟保証になると!

考えてみれば、この戦略は

帰蝶 vs 道三

の対局とも思えます





道三は、信長がやって来るのを、密かに見定めていました

既に、信長の顔を知っている十兵衛と共に

首実験ですね






すごい数の兵と、鉄砲




馬上の信長は、したたかさを感じさせて




帰蝶のはかりごと

道三、信長、帰蝶、

この三つ巴の策略の行方は




自信ありそうな…


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麒麟来たりなば…⑫

2020-04-12 17:45:43 | 麒麟がくる


麒麟がくる

第十二回 十兵衛の嫁



あるあるですね

十兵衛の母上と、叔父の光安の手立てで、

十兵衛は、妻木へいとこの秀満と、鷹狩に行きました


十兵衛、鷹狩り仲間とはぐれてしまった

馬止に繋ぎ、思案している所へ、煕子さんが現れました

もう、あとは十兵衛次第



とんとん拍子で婚儀が執り行われ、おめでとうございます♪





周りの者に祝福され、なにより当人同士の意思で

よかったです



でもその間にも大変なことが起きていました


将軍の仲立ちで織田は、今川と和議は結ぶことが出来たものの

今川に、尾張に接した重拠点を奪われてしまった






信秀の病は次第に重くなっていた


信秀は、万が一の時、末盛城は信勝に

那古野城は、信長に守ってほしいと言った

でも、信長は不服を申し立てた


那古野城で、織田のためにどう尽くせばいいのか

主軸である末盛城ならまだしも


信秀は、家督を信長に譲るつもりであるからと言うのだが…

信長は聞く耳持たず



部屋でふてくされている信長に、

帰蝶は、話は何だったのかを尋ねた、すると、


堰を切ったように、待ってましたとばかりに、

帰蝶に、愚痴をこぼし、すべては、

母上である土田御前のたくらみで、父上は母の言いなりじゃと



帰蝶は何かを決したように、部屋を出ていった


信秀の寝所に、やって来て、

帰蝶は、意識がもうろうとした信秀に話しかける


「織田を継ぐのは、信長様ですか、信勝様ですか

私は、尾張に命を預けに参ったおなごでございます

そのお方が如何なるお方か、知りとうございます

信長様がどれほどのお方とお考えか、

お教え願いとうございます」



帰蝶は、信長の部屋に戻って、話し始めた


”父上様は、信長が自分に似ている故、可愛い

最後に尾張を信長に任せる、強くなれ”


それを聞いた信長に、笑顔が戻った

まだまだ、少年ですね、親の愛に飢えている(@_@。


帰蝶さん、一世一代の大芝居でした

確か、信秀の語ったのは

「信長をよろしゅうたのむ」

これだけだった

嘘も方便

信長にとって、人生を上げるいい嘘でした

帰蝶さんの内助の功の形なのですね



土田御前に言われていた東庵を

帰蝶は急ぎ呼んだが、東庵のついた時には

もう、信秀は息を引き取っていました



一方、美濃にも不穏な空気が漂っていた

土岐頼芸から、鷹のプレゼントが届けられた

鷹匠が道三の座している方向へ鷹を放った






その飛び様がただ事ではないと、そばに居た家来が気付いたのか

とっさに、道三をかばうと、鷹は家来の肩に止まった

その時間はわずか

あっという間に、家来は苦しんで倒れてしまった

これは、道三に向けて放たれた殺人だった

鷹の爪に毒が塗られていたのか

仕組んだのは、頼芸か、道三の息子の高政か



この事は、のろしによって明智城にも伝わった



花嫁を置いて、十兵衛はまた戦場へと

行かねばならないのでしょうか


戦国時代だから…


でも、現在も、世界中が

それに匹敵するかもしれない事態に見舞われていますね

この、先の見えない辛さ

今様戦国…

 
今も、麒麟は…こない

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麒麟、きたりなば…⑪

2020-04-11 19:27:21 | 麒麟がくる


明日はもう、13回が来るのに、どんくさい私はまだ
11回のおさらいと、少々の感想文です
そんなものでも、見てやろうかな、と言う方がいらっしゃれば
宜しくお願い致します



麒麟がくる

第十一回 将軍の涙

この回は、群雄割拠の中の国盗り合戦でしたね

あの国この国、糸がもつれるように、

ややこしくて、分からない

ひと筋ずつ、解いていけば、分かるだろうか…



ひとつ目

*人質交換

三河の竹千代 と 尾張の織田信広

尾張の笠寺にて行われました

暗がりで、信広のざんばら頭と、輿から慎重に表れた竹千代君

緊迫感を感じました


竹千代は、駿府の館へ移され、今川義元と対面

八歳の子供なのに、何とも落ち着いて賢いことを言う竹千代君

IQ高いかな、今なら東大現役合格かな


現代の子と比べて決定的に違うことが、

生と死を常に感じて生きている

竹千代は、今川義元に

「懐かしい 夢を見ているようです

…三河へはいつ返して頂けるのですか」

義元と太原雪斎は、しばしの辛抱で、

年が明けたら、三河を救うための戦を始める

と言っていましたが、

その義元を見る、竹千代のまなざしは鋭く、

正に今、竹千代の言っていた、

「敵を知るために敵に会い見定める」 

竹千代は、「いずれ討つべき敵」を、どう見たのでしょうか



翌年、今川は

尾張知多を攻め、もう美濃にも迫る勢いでした

単に、三河を助けるのだけが目的じゃあないでしょ?



ふたつ目

*織田と今川の戦いに、美濃はどう動くのか

織田方から援軍を頼まれた道三は、

息子の高政や国衆を集め、兵を出せと吠え立ててました


結局、兵は送れないが、米なら送れる、が結論

またもや、織田方への使いは、十兵衛に命ぜられた

使いっ走りですね、十兵衛さん(≧▽≦)


織田方に、参陣できない事を謝る十兵衛を見て

帰蝶もいっしょに頭を下げた


帰蝶さん、こんなに早く身に危険が迫って来るとは

でも、覚悟はしていたかもしれません、私とは違いますから



信長がようやく相撲を終えて、十兵衛に顔を見せました

信長と帰蝶さん、夫婦関係は、良さそうですね、よかった♪

仲睦まじいところを見た十兵衛の顔が微妙でした

みっつ目

*和議

信長、即決で「和議じゃな」

ちょっと驚きました、平和的な一面もあったんですね


十兵衛、和議の仲立ちをどうするか

という難問に、自ら「将軍」を口にしてしまった

あ~あ、いささか、やぶ蛇(+o+)

十兵衛は、苦心した、駆け引きは苦手そう、一本気ですから

第一段階 道三に頭を下げる

今川と織田の和議の仲立ちを将軍に頼みたいが、

まず、土岐氏を通すのが筋かと

しかし、道三は、金は出さんと突っぱねました

「けちっ」

と聞こえそうで聞こえないように言って、退席しました

やっぱり、やぶ蛇だったかな十兵衛さん



第二段階 幼なじみの斎藤高政に頼み込む

土岐頼芸に会わせてほしい

交換条件は、

「そなたの言う事は、何でも聴く」

何でも聞くなんて、大きく出ましたが、大丈夫?

二人は、土岐の館へ


第三段階 土岐頼芸に仲立ちを交渉

頼芸は、これまでに美濃が織田と和議を結んだことを

恨んでいたことが分かりました

守護の座を追われると、恐れているようです

斎藤高政は、すごいですね

父、道三を殺してでも、頼芸を守る

そんなこと言ってのけるとは

頼芸はこの言葉で、承知をしたのか、

将軍への紹介状と金十枚を与えたのでした


そして、ようやくよっつ目


*将軍の涙

につなげることができました♪


京では、三好長慶の下克上、細川を討ったことで

将軍足利義輝は、近江堅田まで落ち延びていた

十兵衛は、将軍に会えるのかどうかという時に、

宿で、薄汚れた格好の細川藤孝に声をかけられ、

この方のおかげで、

十兵衛を、将軍のいる所へ案内すると言ってくれた

その場所は、朽木だという




朽木と言えば、滋賀県高島市にあり、

鯖街道の道中です

越前から京都へ抜ける道で、鯖を運ぶ道だったのです

ずいぶん山奥です

きれいな川には、ヤマメやイワナがいます

釣り堀もあったと思います、もう20年以上前のことです



将軍さんもずいぶん山奥に逃れたのですね

昔の人は、新幹線も車もないのに、何度も長距離を移動していますね

健脚なんやろなあ~頭が下がります



義輝は、京で居合わせた十兵衛がこんなことを言ってたのを覚えていた

「将軍こそ戦をするなと皆に言うべき…」


どこに居た時だったか、

侍たちにそう言っていた十兵衛の言葉を陰でそっと聞き、

心打たれ、励まされ、背を押されたのだという



私はまだ、麒麟を連れて来ることが出来ぬ

「明智十兵衛、和議を命じよう


麒麟がくる道は遠いのう」

そして足利義輝は、幕府の権威回復を目指したということです

明智光秀と、将軍義輝には、このようないきさつがあったのですね

昨今、なぜ本能寺の変は起きたかということを

良く論じられていますが、

一説に、裏に将軍がいたという、

この説を裏付けるような…


この部分は、まだ先のことですが


さあ、十兵衛のお嫁さんのことが展開される12回、

録画を見よう~


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麒麟、来たりなば…⑩

2020-03-29 16:33:27 | 麒麟がくる

麒麟がくる

第十回  ひとりぼっちの若君



まことに色鮮やかでした

伊呂波太夫の一座

こんなに明るい色の着物を、あの戦国時代に着てたのだろうか…

そうも思いますが、そこはそれ、ドラマですから

この衣装を担当されてるのが、

世界の巨匠黒澤明監督の娘さん、黒澤和子さんという方

すごいですよね

色と色、柄と柄を、こんなに合わせてるのに、粋ななあ~♪

あの斎藤道三や松永久秀の着物もすごかったです




京の街道を、伊呂波太夫の一座は、

太鼓や鉦を打ち鳴らしながら、

旅芸人が来たよ~と触れ回っていた

元気をなくして、ふらふら歩いていた駒ちゃん、

その音色に気付いて、やにわに走り出しました

旅芸人一座を見つけるや、引き込まれるようにその空間に入り

綱渡り、いや、棒渡りかもしれませんが

バク宙までやってのけました

駒ちゃんの過去がひとつ分かりました

京で火事にあい、みなし児になった駒ちゃんは
伊呂波太夫の先代に引き取られ、一座で育てられた





小さい時に身につけた技は、ずっと残るのですね
バク宙もそうですし、前に、おじゃみも上手でしたね
今で言う、ジャグリング?


そして、とても大切なことが分かりました

駒ちゃんが、京へ帰ることで、うやむやになってたこと
私も、なんか歯がゆかったのです、このことが

それは、火事の現場から救出してくれた人

手の大きかった若いお侍さんは、

桔梗の紋

十兵衛である確率99.99%

だと思います

ドラマが始まった頃に、その大きな手が画面に現れました

あの手は、長谷川博己さん、あ、もとい十兵衛だと思ってました

でもそうなら、出来過ぎ、とも思って、確信がなかった

駒ちゃん、分かってよかった♪

その時のお礼が言えますね(@_@。



この伊呂波太夫さん、一座を引っ張って、旅芸人というのでしょうか
西は薩摩、東は日立と、広い範囲を回っておられる
京も尾張も

その途中、伊呂波太夫は、
織田信秀、松永久秀など諸国の偉い人や
お公家さんと、大変な人脈を繋ぎ、顔が利いたようだ

太夫、旅芸人以外にも、様々な職業の人たちが、まつりごとに
裏から関わっていたようですね

菊丸もそうかな?
望月東庵も、ただのお医者さんではなさそうな…
この先も、こういう人物がもっともっと現れて来るかも
面白い♪

こう聞くと、松尾芭蕉、隠密説も合点がいきます


いやあ、今回は押さえどころ満載でした

「ひとりぼっちの若君」



この若君、竹千代、すごい童ですね





そうか~こういう少年時代を過ごして、ああなっていったのか~

竹千代の放つ言葉に、つくづく感心しました

脱帽です

例えばこんなことを

”このところ、前の様に遊んで頂けません、なぜでございますか

父、松平広忠を、討ち離したのは、お気遣い無用です

父が討ち離されたのは、いたしかたない”

或いは、

信長とふたりきりで将棋を指しながら

”今川は敵です

いずれ、討つべきと思うております

その敵の顔を見たことがない

敵の懐に入り、見たい

敵を討つには、敵を知れと言います

信長様がお迷いなら、私はどちらでも構いません”


これが、わずか八歳の子の言葉とは

戦国時代を終わらせ、265年の江戸幕府の礎を築いた、あの方…



私はこの年齢まで、信長一本♪でしたが、

この竹千代の言葉に、心が、ぐらり



まだ、要チェックがありました

この信長と竹千代ふたりきりの会話を、聞いていたものがいる

天井裏に、潜んだ菊丸

主君と仰ぐ、竹千代の安否を気遣ってか、

それに加え、最新の情報をスクープせんと思ってか、菊丸

今の世なら、文春砲

菊丸さん、いい仕事しますね


さて、竹千代と、織田信弘の人質のトレード

竹千代が今川に行けば、

今川義元は三河全土を支配できるだろう

それによって尾張は、切羽詰まる

帰蝶を信長に差し出して盟約を結んだばかりの美濃

美濃にも波及するのは、免れないだろう


さて、どうなるのやら

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麒麟、来たりなば…⑨

2020-03-22 16:06:22 | 麒麟がくる

麒麟がくる

第九回  信長の失敗



信長殿、いったいどんな失敗したんだろう

と思いながら、見始めた第九回で、興味深かったのは、


*松平広忠への襲撃関連のシーン

山道の茂みの中を暗躍するのは、いったいどこの派閥?

矢に討たれ、槍で刺され、首に刀を…



この山中に、またもや、菊丸がいた
 
倒れている広忠を見つけた菊丸は、

息絶えたことを確かめたのだろう

小刀だけを持って、三河の水野信元の屋敷に馳せた

菊丸は、誰の仕業かと尋ねられ、織田と答えていたような…

山中に現れる刺客は、いつも正体が分からない

だから、菊丸のいう事も、100%信じられない

という、疑心暗鬼な私です(/ω\)

岡村隆史さん演ずる菊丸は、軽く見たらあかんね、要注意です



次は、

*帰蝶さんと信長殿の、ご対面シーン

祝言なのに、ほったらかされた帰蝶さん

その性格からして、この場は何事もなく治まるとは思えなかった

が、



お謝りになった信長さん




お互い

「まあまあやな、」

かな♪

信長は、遅れた訳は、「化け物退治」だという

そんなあほな話

…ではあるが、化け物を恐れている村人が

安心して生活が出来るよう、池に入って化け物を探したと

皆と同じ心を持ってるんだぞ

と分かってもらうことが、大切なんだぞ


帰蝶さん、心が解けたよう♪

その後、父との間で嫌なことがあった信長は

憂さ晴らしの様に、鉄砲の練習をしていて

帰蝶も鉄砲の面白さを知らされて、

二人は楽しい時間を過ごすことが出来た

「1122」ですねきっと、「いい夫婦」 (^-^;



信長の父の信秀が新築した、末盛城に、

婚儀の挨拶にと、新婚さん、いらっしゃいました

この時に、

信長の失敗は起きたのでした

もちろん、信長は、父に褒められる良いことをした

と思っていましたが、

父は、信長の失敗だと判断した

すべて、時期尚早

らしかった


信長さんの気持ち分かるなあ~

今も忘れないのですが、私にもありました

小学校低学年の頃でした

母の実家での祖父のお通夜の席でした

叱られて…

どんなに悲しく、悔しかったか

年端もいかない自分の、考えは浅はかだったのか

今も忘れません



本題へ戻って

帰蝶さん、織田の人質になっている竹千代君に会いました

おそらく、自分と同じ身の上と思ったことと思います

この先の帰蝶と竹千代の関わり方に興味がわきます



さて、二人の素敵な女性との別れからまだ日も浅いのに、十兵衛

今度の方は、本命? 知らんけど…


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麒麟、来たりなば…⑧

2020-03-15 16:46:03 | 麒麟がくる


麒麟がくる
第八回  同盟のゆくえ


先だってより、一度書きたいなと思っていたことがありまして


これは、稲葉山城の廊下を十兵衛とその側近の皆さんが

歩いているところです

「麒麟がくる」をご覧の皆さまも、もうお気づきと思いますが

皆が歩くたびに、 キュッキュッと音がしていますね

「鴬張りの廊下」


京都の二条城の二の丸御殿も、この廊下で

城内説明係の方が、必ず説明されます

これは、防犯装置なのですね

忍びの者が侵入して、うっかり歩くと、

キュッキュッと廊下が鳴く仕掛けです

ホーホケキョ ケキョケヨケキョ…のあとの部分ですか

麒麟がくるの中の、この音は本物の音がしていて、感服します

音響効果も、一流やなあ~と


さて、本筋へ

十兵衛は、早朝の浜に菊丸と来ていました

朝日を背中に受けながら、小舟が戻って来ます

その舟には、三人位の男が

船首近くに乗っている男、丸顔でおっとりした風に見えますが

この人が信長?

信長でした


浜に上がった信長は、釣ってきた大きな魚をさばき、

一切れ一文で、民に売っていた

皆、喜んで買っていましたね

信長の言うように市で、良い値で売れるのでしょうか


十兵衛と信長、がっちり顔を合わせました





お互いに、怪訝な顔つきをしていましたが

十兵衛には、「奇妙な男」 が第一印象でした

信長はどう思ったのでしょうか

この二人が、のちにあの大変な二人となるのですが


十兵衛は早速、道三に、伝えました

「不甲斐ない若殿とは思ったが、うつけかどうかは…」

帰蝶は輿入れを承諾したし、道三は、

「これで、血を一滴も流さず、海に近づけた」 

と高笑い\(^o^)/


一方、土岐頼芸と道三の嫡男の高政は、この十兵衛に怒っていた

が、同盟と帰蝶の輿入れは、変わらない様子

土岐頼芸は、どうやら様子を見るらしい

道三が、怖いんですね、表立って歯向かえば殺されると思っている

でも、高政は、怒りが治まらない様子で、この後どうするのだろうか…



帰蝶と駒



二人は、親友でありながら、恋のライバル

なのに、穏やかに繋がっている

きっと、それぞれに、十兵衛とは結ばれないという、

ともすれば、控えめな気持ちがあって、

嫉妬も怒りも起こさないのでしょうか

最後まで、親の友として過ごすようです

二人は、最後にお互いに十兵衛が好きと言う気持ちを確かめ合い

お互いに、結ばれるのは難しいと思った

そして、帰蝶は信長のもとへ

駒は、京の望月東庵先生の所へ



お別れの時、駒ちゃん、十兵衛の母上様から、

桔梗の紋の入った扇子を頂いて、良かったですね

そうですよね、一生の宝ですよね


二人の、次のステップを決定づけた言葉は、

*帰蝶に十兵衛が

「尾張へ、お行きなされませ」

と強く、答えたこと

*京へ戻る駒を十兵衛が峠道まで送ってくれた時

「本当は私より、帰蝶様を見送りたかったのでは?

帰蝶様を、遠くへ行かせたくなかった、大好きだから」

駒のこの言葉に、十兵衛は

「そうかもしれぬ…」

駒は、この言葉を聞きたかったというけれど、

何%かは、私のことが…

何て~こと思っていたのではないかなあ~


こうして、十兵衛のそばから、素敵な女性が二人とも

居なくなってしまった…


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