去る日曜日の、「たかじんのそこまで言って委員会」 に、
「武田邦彦」さんが、ゲストで出ておられました。中部大学の先生だそうですが。
[おもしろかった発言]
・地球の温暖化は、何の心配もなし。温暖化したら、地球を冷やせばよい。
(その方法)
一の矢……サハラ砂漠の10分1に反射板をつけて、地球が暖かくなったら反射板、冷えてきたら黒い吸収板にか替える。
二の矢……海はとても冷たい。表層は15℃から25℃だが、少し深い所になるともの凄く冷たい。
だから、日本の周りの海を時々、かき混ぜると冷える。かき混ぜる動力など大したことはない。
温暖化より悪いのは、人が怖がって元気がなくなることだ。
次に、
・CO2を25%削減するのはNHKから始めて下さい。
民主党が、温暖化対策として1990年比、25%削減を目標とすると言った。
それなら、まずNHKが、見本を示すべきだ。
すでにNHKは1990年比、80%も増加している。
そんなことで、「明日のエコでは間に合わない」などとぼけたことを言ってないで、誠実さを取り戻してほしい。
CO2を削減するために税金を取るなどという飛んでもないことを言っているが、CO2を削減するということは活動を下げることだから、税金も25%下がる筈なのである。
この際、官庁もNHKも一度、「削減」 という辛さを味わったら庶民の苦しさが判る。
NHKは職を失って苦しむ視聴者を多く映しているが、一度、自分が経験すると番組も良くなるだろう。
もうひとつ、武田邦彦ホームページから、引用させて頂きます。
(どのページにも、引用はご自由にどうぞと、書いておられました(^_^;))
・富める者は智に害あり
ここしばらくの首相が任期一年にして交代した、もしくはさせられたということが、日本にとって大きな損失となった。
その一因として新渡戸稲造の「武士道」 から 「富める者は智に害あり」という言葉を紹介した。
為政者たるもの、富を嫌い、節約を尊ぶことによって高い人格を保ち、公人として腐敗の誘いから逃れることができる。
現在の日本の国会議員、特に若くして当選したり、二世三世がまともな精神状態を保つはずもない。
もともと、日本の国会議員の歳費がこれほど多いのは、日本の伝統ではない。太平洋戦争に敗れた日本はアメリカ軍に占領され、マッカーサーに意のままに統治された。
その時に、マッカーサーは日本に民主主義が根付かなかったのは、国会議員が社会から尊敬されていなかったからであり、尊敬されるには歳費を上げる必要があると考えたからである。
現代の日本のマスメディアの首脳部は、「富で智を害されている状態にある。
勝者は正義であり、力の弱い者は劣るという強い信念を持っている。
このような、アメリカ的な考え方は果たして、高いレベルの文化なのだろうか…、
物事には、常に裏と表がありますが、「そこまで言って委員会」 や、このホームページから、
裏面を見せてもらった気がします。
信じる、信じないはともかくも、こういう考え方があるんですね。刺激になりました。
そんな中で、「武士道」 新渡戸稲造
これは、「奈良本辰也・ならもとたつや」さんの訳になるものですが、
少し、拾い読みをして、そのままだった本です。
今度は、じっくり読んでみようかな・・・。