今日は土用の丑、
炎昼13:30
部屋の中から持ち出した温度計を炎天下に置いてみました。
温度計のガラス管の赤い液はあっという間に40℃まで上昇
夕方のニュースが予想できます。
さて、
またまた久しぶりの真田丸となりました。
これだけ間を空けてしまうと、何をどう書いていいのやら正直戸惑っています。
そんな心境の中
ちょっと前から思っていたのですが大河ドラマ「真田丸」の面白さは
登場する人物像を丁寧に描いているところではないかと。
言葉であったり、映像であったり、しっかり説明してくれてます。
それも有名な人物だけでなく、
歴史の教科書などに名前の出てこない人物も大切に描かれていますよね。
第29回 「異変」 では、片桐且元(小林隆さん)
ずっと胃の不快感があるようで、食事はおいしく摂れてるのだろうかと
秀吉の傍にいてとても信頼されているようですが、
いつも無理難題を押しつけられ、
片桐さんは実直そうですし、すべて『ははあ~っ!』 と受け入れて、
それはそれは気を遣う日々を送っていたのでしょうから
ストレスから神経性胃炎みたいな感じになっているのかもしれません。
現代人も様々なストレスの中、こうした病状をお持ちの方も沢山おられると思います。
そういう私も、経験ないことはないですが。
片桐さんのそんなお人好しで人を疑わないところを利用して、石田光成と真田信繫は、
お布団すり替え作戦を決行!
まんまと片桐さん、術にハマってしまって…
吾が身の老いたるをしきりと嘆き、
益々胃の具合は悪くなったことでしょうね、可哀そうに…
当の仕掛け人は知らぬ顔の半兵衛
なんちゅうやっちゃ (-_-;)
でも、ひょっとしたら秀吉に信頼されて、ずっと重用されてきた人ですから、
おねしょ布団を押し付けられることぐらい何でもない、
主君のためならと、ああして引っかかったフリをしたのかな?
そりゃ分かるでしょ、お殿様のお布団と自分のお布団と
お殿様のはきっとツヤツヤの、絹でしょ!
それ以前の問題ですが…
ここでちょっと裏話ですが、胃の病を持ちながら奮闘の片桐殿をお気の毒にと
思ってか、思わでか、
NHK大河ドラマ「真田丸」の美術さんが、片桐殿に
熊の胆(くまのい)の入った巾着袋と水の入った瓢箪をプレゼントしたそうな。
熊の胆とは
(熊胆~ゆうたん)ともいう
クマ由来の動物性の生薬のこと
古来より中国で用いられ、日本では飛鳥時代から利用していたとされる
クマの胆嚢(たんのう)を乾燥させて作る
健胃効果や利胆作用など消化器系全般の薬
にがそうですね~
片桐殿、効きますか?
胃カメラも熊の胆も、嫌ですね~
秀吉没後は、秀頼(拾・ひろい)の後見人として
片桐且元は徳川家との交渉役を担っていました。
方広寺つり鐘の文字の事件では駿府城に行く弁明の使者の役を任されたが
その対応が気に入らなかったのか、逆心の恐れを見せたのか
淀殿やその重臣の疑いを招き、大坂の陣では大坂城を出てしまいました。
そして、徳川方の人となったのです。
この辺のことは、いずれ「真田丸」で描かれると思います。
ただ三谷幸喜さんは「真田丸」はあくまでも史実に忠実にを
モットーに脚本されてるとのことですが、
片桐且元は本当は賤ヶ岳の合戦では「七本槍」の一人として戦ったりして
武勇伝を残した荒武者でもあったのです。
今のところ、そういった面は見えませんよね?
大坂の陣での片桐さんは、どんな顔で現れるのか?
これはまだ少し先のお話でございます。