「真田丸」で忍者(間者)が度々出てくるようになりました
猿飛佐助
服部半蔵
出浦昌相(いでうらまさすけ)
猿飛佐助は、私が子供の頃、漫画を通じて知った人物です
猿飛佐助 (真田丸では藤井隆が演じる) は
真田家の間者として仕えた家臣です
真田十勇士の第一人者です
佐助は甲賀流の忍術を仙人、戸澤白雲斎から山中で学んでいる時に
真田氏に見いだされ間者として重用されました
でも、実在人物ではない
講談に出てくる架空の人物で、
大正3年(1914) 立川文庫が子供向けに出した本の中に
登場したのが始まりです
文庫本は比較的安く、賃金の少ない丁稚小僧さんにたちまち広がり
ベストセラーとなりました
その後も、榎本健一の演ずる喜劇として、また
織田作之助の小説にもなりました
鎌倉、安土桃山、江戸時代
全国の大名は必ず忍者を召し抱えていました
戦国時代、武家では野武士や野盗であった者を
忍者、間者として取り立てていました
忍者
密かに行動し情報を収集し、仕える主人に報告する
ということが役目でした
秘密諜報員ということ?
時代劇で、飴売りとか、何とか売りとか、
くノ一はお代官様の屋敷に女中となって入り込んだりして
身分は隠しても姿は隠さず忍び活動をする場面もよく見かけます
足が速い、武術に長けている、動物や植物の知識も高く、
化学的なこと、技術的なことも心得て、戦術に応用したり、
サバイバルにも役立てた、スーパーマンか、007か
とにかく身体能力が高いですよね
ライザックもへっちゃらでしょうね(^_^;)
天下人もこの人達の活躍なしには存在しなかったかもしれません。
忍者は時代、地方、仕える人により呼び名が様々でした
さかのぼること
奈良時代 伺見(うかがみ)
平安時代 隠忍(いんにん)
鞍馬山の天狗さんがお師匠さんだった、源義経
ご本人も隠忍だったらしい
それで、鬼の弁慶謝った~♪ のね~
鎌倉時代、楠正成に仕えた 奪口(だっこう)
口を奪う…情報を制する
ではありませぬ
戦国時代東北 早道之者(はやみちのもの)
足が速かった
同じく、伊達家 黒はばき
黒い脚絆(きゃはん)をつけていたので
伊達さんのわりにはヒネリが足りませんね~
同じく関東
武田家 三ツ者(みつもの)
これはどういう意味なのか分かりません…
後北条 風魔
草(くさ)
土地に根付き子、孫と続いて定住したから
同じく、中部
織田信長 饗談(きょうだん)
宴会などして、忍者を集めたスカウトみたいな
以外にも暴力的でないような
近畿 伊賀地方、甲賀地方は忍者のメッカ
伊賀忍、甲賀忍
そのものズバリですね
また、
加賀、前田家 ねずみ
百万石ですからね、
俵はゴロゴロ お米はざっくりこ ♪
ちゅうちゅうねずみさんも沢山いたことでしょうね
肥後の加藤清正 関やぶり
さすが、猛者です
薩摩の島津家 やまくぐり
ほんとに様々ですね
江戸時代になると
幕府の公設機関としての職業忍者が誕生します
「公儀隠密(こうぎおんみつ)」 全国を見回ったとされています
八代将軍・吉宗の頃に創設されたのが「御庭番(おにわばん)」です
将軍の直命を受けて隠密活動に従事した者たちです
しっかりと地位を確保していたのですね
関東には「〇〇破」 というのがいくつもあります
素破(すっぱ) 居合抜きの達人
今の「すっぱ抜く」の語源です
透破(すっぱ) 変装の名人
水破(すっぱ) 水に強い忍者
乱破(らっぱ) 暴れん坊の忍者
突破(とっぱ) 見張りの目をかい潜って屋敷などへ侵入する
敵陣突破~って言いますね
出抜(だしぬき) 他人を欺くのが上手
今の「出し抜く」という言葉に変身したのですね
佐助は甲賀流の忍術を仙人、戸澤白雲斎から山中で学んでいる時に
真田氏に重用され、間者として
関ヶ原の合戦、大阪冬の陣、夏の陣とを徳川方と戦い
夏の陣で茶臼山にて死す
とされています
小学館の学習雑誌に載っていた「さるとび佐助」が大好きで
毎月楽しみにしていました
でも、漫画作家が誰だったか、覚えてないんですよね…
残念なり~ニンニン