今度は直親が、ですか
そして、井伊直平、中野直由、新野左馬助も、ですか
もう井伊家を率いて行くものがいなくなった
そんななか、どうして政次だけが生きて帰って来れたのか
政次は今川氏の元にいたのだから、
裏に何かあったと思わずにはいられない
最初から裏切るつもりだったのか、裏切らざるを得なかったのかと、
泣きながら、次郎が詰め寄っていた
政次は、井伊は何度も同じ失敗を繰り返すから、終わったのだと、
恨むなら直親を恨め、 と次郎に言う
なんとも冷淡な政次を見ました。
政次は、計画の上、裏切ったのでしょうね。
いったい、いつ政次はそう決めたのでしょうか
父が生前言っていた、
いつかお前も同じ道を選ぶという言葉をかみしめていましたが…
政次は豹変してしまって
心の奥が見えません
次郎は、しのにも次郎が悪いと言われ、もう自暴自棄になっていた
だから、自分がこうするしかないと、昊天の槍を持ち出し、
政次を討とうとしていた
そんな次郎を、南渓和尚は、
「自分を責めたところで死んだ者は帰らぬが、
偲ぶことで死んだ者を自分のなかで生かすことが出来る」
と言った
なるほど、南渓和尚
はっと気付かされる言葉でした。
私も、私の父の最期を思うと、他の方法が有ったのではないか、
私が他の方法を選んでいれば、父はもう少し長生きしてくれたのではないか
そう思っています
次郎は、これからは亀の丞の魂を宿し、生きていくと決めた
南渓和尚は、直虎の思いを聞いて、この決心をしたのでしょうね。
そして、
虎松(直親の子)の後見人は「直虎」とすることを皆に伝えると、皆は、
「直虎?」
誰なのかといぶかしがった
井伊直虎として、初めて皆の前に現れた時
颯爽と現れた直虎の出で立ちは、
小袖に袴、その上に打掛をという、誰もが初めて見るもの
その時代としては、男とも女ともつかない姿だったのかもしれません…
父直盛が桶狭間の戦いで亡くなる直前、おとわに美しい着物を着せてやりたいと
言っていましたね~
今の直虎を見れば、喜んだでしょうね~
直虎さんの打掛、ほんとに素敵ですね。
母(千賀)がきれいな小裂を繫いだパッチワークなのですね~
小裂と言うのも、はばかるような刺繍をした見事なものなどが継ぎ足されていました。
パッチワーク、いいですよね♪
これから直虎は井伊谷を守るため、どのように采配を振るうのでしょうか
竜宮小僧…
ではまた井伊谷にて