柴田勝家を倒し、織田信雄を擁した秀吉
僧や侍が秀吉の所へ戦勝祝いの品を持ってあいさつに来る
家康も石川を名代として、挨拶に
祝いの品は(大名物)の「初花肩衝(はつはなかたつき)」という
生前信長から賜った茶器である
大名物:名のある茶道具で主に千利休の時代以前のもの
家康は秀吉に従う気はないが争う訳にもいかない
秀吉は、形だけかもしれないが織田家を立てている
戻って来た石川数正は秀吉と会い
得体のしれない、つかみどころのない者
と告げた
「城ができたら遊びに来てちょ~で~」
今までのドラマの秀吉の中で一番胡散臭い、
いや~な感じの秀吉像をムロツヨシさんが演じ切っておられる
信長の次男の織田信雄、秀吉に安土城から追い出された
憔悴し怒りも表す信雄
家康に泣きつく
「あの盗人から天下を取り戻してくれ」
そうなんですね、天下は今や秀吉の手中にあるのですね
家康は信雄の言うことを聞いていたが
「織田と徳川、何をおいても助け合う」
「並大抵のことではござらぬ、差し違える覚悟はおありでしょうや」
なんとも無理難題を持ち込む
駄々っ子のようでもあり
家康は考えた、じっくりと
年をまたいで天正十二年二月
秀吉攻めが動き出した
秀吉に通ずるものが居るやもしれず、調略を進めるのも
慎重を要する
*信雄が池田恒興を味方に付ける約束をした
*内通者三家老を信雄が殺害
*徳川軍、岡崎城に集結
あくまで、織田信雄さまの元の行動である!が言い分です
*家康側として参戦した人
佐々成政(越中)
長曾我部元親(四国)
雑賀衆(紀伊)
池田恒興が美濃を出て、尾張に攻め込もうとしている
*池田が信雄側を裏切った
*秀吉を包囲したはずが、秀吉の大軍(十万)がやって来た
*池田軍、尾張領の犬山城を攻め落とす
*森長司、楽田城に向かっているとは服部党の集めた情報
え~ここで家康の陣地の様子を中継
信雄さん、「なぜこんなことになったんじゃ」
と怯えている様子です
自分が取り付けた規約です
家康の喝が入りました
「総大将がうろたえるな、信長の息子じゃろう
しっかりせい!」
ベテランも若手も、自分が打って出ると言う中
酒井忠次(さえもんのじょう)が
「お主らの出番はまだ先じゃ」
皆にはねぎらいの言葉をかけ、戦場に向かった
池田軍を夜討ちにし足止めをする策略だ
これで、秀吉の大軍がくるまでの時間稼ぎが出来るという算段
家康軍の団結を感じます
ま、ひとり、本多正信さん、これ見よがしに膝をなで
出陣拒否です
秀吉に劣らぬ、得体のしれぬ人ですね
榊原康正が、殿に言った
「策を献じまする
兵を引かず秀吉を迎え討つは、小牧山城が良いかと」
小牧山城は、古くなっていてこのままで戦はちょっと
というお城なんですね
「城に梁を巡らせ、二重の土塁と空堀を造ります」
家康「何日で出来る?」
康政「十日で…」
家康「遅い、五日じゃ」
康政「は、やってごらんに見せます」
家康、ぱきぱきと指示を出してますね~、強くなりました
康政も間髪入れず、鮮やかな回答でした♪
家康軍は小牧城へと移りました
秀吉本軍、もう犬山城に着き、すぐに楽田城も制圧
この小高い所に陣を置くと、小牧山城が見渡せるのです
新しく防禦の堀などを造った小牧山城と秀吉が陣を置いた楽田城
その距離、一里半
家康 VS 秀吉