第31回 諦めの悪い男
頼朝が亡くなって以来、鎌倉はもめ事が絶えない
頼家が二代目鎌倉殿となっても、御家人の間に不満が爆発している
そんな折も折、頼家が倒れ意識不明となる
ちょうど、義時が比企能員との話し合いの場を
頼家に聞いてもらえば片が付くだろうと目論んだのだが
その場に頼家は来れるはずもなかった
どのような病気なのか、まだ若いのに
そして、頼家の回復は望めないと判断されてしまった
後継者はだれだのかれだのと、御家人たちが騒ぐ
すなわち、自分が権力を掴めるかどうか、ということだ、それが…
「乳母夫」
この役目は御家人にとっては魅力的なようですね
この乳母夫を切り札にする御家人、そのラインナップは
比企 一幡の乳母夫
三浦 善哉の乳母夫
時政 千幡の乳母夫
鎌倉殿三代目の後ろ盾として政をする立場になれる
もう、その子が鎌倉殿に相応しいかどうかは二の次みたいですね
この権力争いに、激しく出て来ているのが比企能員
この方、したたかやなあ~なんて思います
頂点に立つため、どんなことをするか分からない
先週、義時が比企に最後通告でしょうか
「最も鎌倉殿に死んでほしいと思っているのは、あなたです
意のままにならない鎌倉殿(頼家)にもはや用は無い」
比企の心情をこう分析し、悪い根を断ち切ると言い放った、義時
そして、和議をすると偽って、時政の所へ呼び、討ち取った
んん~義時も考えることが~変わって来ましたが…
泰時(金剛)は、父義時の変わり様を敏感に感じています
だから反感を持つようになりました
「父上は北条を守るために手段を択ばない、この頃どうかしてる
母の気持ちも考えてあげて下さい」
でも、泰時は、不本意ながら比企の館を攻めることになった
梶原景時が、いよいよ京へ発つという時、義時に
あろうことか、善次や女性のトウを譲ると言った
影武者というか、くノ一というか
このふたりが、比企の女性たちを討ち取ったのだろう
もちろん、義時の命を受けて
御所に戻った義時たち
政子には、すべて決着といい
一幡は、行方知れずと報告したが…
ここで、また一大事が!
先週と同じパターンでドラマは展開
予期せぬことが起こった
意識不明だった頼家が、元気を取り戻したというのだ
頼家の回復は望めないと考えていた北条の皆が頼家の寝所に向かう
「一幡やせつ(側室)に会いたい」
と言う頼家の口調はしっかりしている
自分の頭に手をやれば、剃髪!
それはそれは、驚いたでしょうね
いつの間に、なぜ、誰が自分の髪を剃ったのか?!
頼家は剃髪の意味は知っているでしょうし
さて、頼家はどうするのでしょうか
あの目力、ブレない態度、期待します