歓迎の舞を披露するなんて真っ赤な嘘
舞姫一団は敵でした
千代が企てたに違いない
その後ろ盾は武田、いやむしろ金塊
そして少女と思った舞姫は、美しい少年
榊原小平太が捕らえたのだが、ずいぶん反抗的だ
誰に頼まれたか、なぜ家康を襲ったか
そう問えば、主はいなくて一存でやったという
寝っころばって足をばたばた、まるで駄々っ子
暴れながら怒りをぶつけるぶつける
「家康は疫病神じゃ、うら切り者じゃ
ここの国主は武田さまが相応しい」
家康が少年を放免にすると言ったものだから家臣達は驚いた
「あの少年は遠江の民そのもの
次に会った時、敵か味方かは我ら次第」
と、家康さん良いこと言いますね
「どうする家康」の作者は
意気地なしの家康のすき間にスッと主君らしい家康を挟み込んできます
見ていて「おっ」と何度か思いました
あまり家康贔屓でない視聴者も変わって行きそうで
「井伊虎松、我が名じゃ」
少年はこう名乗り、去って行きました
跳ねっかえりでしたが、なかなか気骨のある少年じゃありませんか
虎松だとすると井伊直虎の養子で初代彦根城主の井伊直政ですよね
父直親は今川氏真に暗殺されているが、恨みはそのためなのか
この先虎松がどう描かれるのか楽しみです
大河ドラマはドラマごとに人物像が変わりますから
作者さんも、史実を違えないようしつつ可能なところでは
自分の生み出した形の登場人物に仕立てる
夢の広がる職業ですね
井伊虎松役は「板垣李光人」さん、「青天を衝け」では
「德川昭武」の役でパリ万博に渋沢と行った人物
「民部公子」と呼ばれてました
背筋はピーンと伸びてしなやかに気高く歩く姿に
この先楽しみな俳優さんやなあと思いました
甲斐には黒川金山や他にも金山があったそうです
信玄が千代の手にばらばらばらっと乗せた
丸くて平たいけど厚みがあって刻印もある
これを「甲州金」というのかもしれません
なんかこんな形のお団子テレビで見たような、
丸くて真ん中がへこんでるお団子
お餅よりお団子が好きなんです、私は
噛むとあのぼそぼそ感♪
甲州金が出来た当初は甲斐国内で流通
武田信玄は武力以外にも統制手段を金に委ねていたのかな
何てったって世の中お金~と志村けんさんと柄本明さんが言ったような
千代にも計画遂行に当たり、じゃらじゃらじゃら~と
こぼれ落ちるほど掌にのせてやっていましたね
これが褒賞金となり引間(浜松)の民を取り込んだのですね
石川数正も、戦えば(十に九)は負けると言うし
信玄だけは怒らせるなと言う
風 林 火 山
其疾如風 そのはやきことかぜのごとく
其徐如林 そのしずかなることはやしのごとく
侵掠如火 しんりゃくすることひのごとく
不動如山 うごかざることやまのごとく
孫子の言葉を旗印に、武田信玄は家康を落とそうとしている
大河ドラマ「風林火山」をご覧になってましたでしょうか
あの勇壮なテーマ曲、大好きであの頃はガラケーでしたが
長く着メロにしていました
武田晴信(信玄)を市川亀治郎(猿之助)さんが
主人公の山本勘助 を 内野聖陽さんが
切なさあふれるストーリーが心に残っています
どうする家康の信玄に戻ります
何だか信玄さん胸の辺りをよく押さえてましたが体調が優れないのか
となると家康を倒すのを急ぐでしょうね
そして、次に信長を攻める
信玄の気持ちは逸る
信玄は容赦なく迫ってきます
奥三河が信玄の調略により寝返ってしまった
このままではどんどん領土を奪われる
服部半蔵からの情報には於代の息子、家康の義弟の
松平源三郎が甲斐でひどく痛めつけられているという
以前、同盟のため武田に人質として差し出したのだ
一刻も早く助け出さねば
半蔵は女の忍びの大鼠と共に甲斐へ行く
焦る家康と家臣たちはあれこれ戦略を話し合った
「十に九は負ける」
この言葉が呪縛のように家康の心を縛り付けている
本多忠勝が言った
「十に一つは勝てる」
そのひとつを信長は桶狭間でやってのけたではないか
夏目広次、なかなか殿に名前を覚えてもらえないけれど
「殿には我ら家臣一同がおります」
家康には腹心の家来がいる、これが家康の強み
石川数正
酒井忠次
本多平八郎(忠勝)
榊原小平太(康政)
夏目広次
鳥居元忠
大久保忠世
平岩七之助(親吉)
本多忠真(お酒好き)
服部半蔵
家康が奮い立った
「この地を守り武田に勝つ、この時こそ我らが桶狭間を!」
あ~「一か八か」 の上を行く
「十にひとつ」だし~
さて駿河、遠江、三河が、徳川の領国となるのは
家康さん、戦知らずのようなお顔に見えてますが
たくさんの戦をしておられるんですね~知りませんでした