第25回 決意
長徳二(996)年夏~三(997)年秋
わずか一年の越前滞在でしたね
周明はどうしてるかな
周明は恩人と仕事を選んだ
まひろはなんでもなかったんでしょうね
かつてまひろは姜は嫌
自分の生まれてきた意味を探すと、道長と別れた
まひろは心が強い
恋に揺れる心より、プライドある道を行きたい
それだけの才能が自分にはある
そんなかんじでしょうか
「虎に翼」では、愛だよ!
と多岐川家庭局々長何度もおっしゃってますが
まひろは宣孝からのしつこいほどのプロポーズの手紙に
京へもどる決心をしたようでした
「私は不実な女でございます」
「わしも不実だ あいこである」
おふたり、喧嘩が絶えない気がする…
父、為時も反対してそうにないですね
越前から京へ行くように勧めたくらいですから
逆に、宣孝の世渡り上手なところを感心していた
越前の役人と、紙漉き職人の間の様々な暗黙の了解
恒例になっている収賄
こういう時
「清も濁も併せのむ事の出来る宣孝に対して
わしは世の中が見えていない」
と為時消沈
左大臣として政に追われる藤原道長
おっとりして政治に関心なさそうだった三郎時代は
もう終わりました
下の者に(周りはほぼ下ですが)
パワーを見せます
中でも 対 藤原行成
一条天皇の蔵人の頭であり道長の後輩で信頼できる側近
一条天皇と道長の橋渡しに苦戦してますが
道長は容赦なしで何度もお願いに行かせます
気弱な優しい行成、泣きそうでしたね
またもや成立ならず
とうとう道長の選択は、荒手を使う
言い目が出るか悪い目が出るか、紙一重
それは 「辞表」
鴨川の氾濫で民に大きな被害を被らせた
自分の判断の遅さだと、帝の前で平身低頭
一条天皇に三回の辞表を差し出すもすべて却下
もしかして道長は却下を見込んでの
辞表提出の策だったのでしょうか
若い時の出来事で打毬の大会のことですが
公任、斎信(ただのぶ)道長
あの時は行成が体調が悪いと来なかったので
散楽の直秀がピンチヒッターだったなあ~~
行成は、スポーツはどうなのかな
でもすごい能書家で、道長の代筆もしてましたね
そう言えば、まひろの宣孝との結婚を祝し
立派なお祝いの品の数々に添えられた手紙
まひろは「あの人の字じゃない」
と言うことは、行成の代筆でしょうね
道長が代筆を選んだ心境、私には分かる
お嫁に行ってしまう悔しさ
まひろに精一杯のあらがいをぶつけつつ
平常心を装いたかった、と
ちょっとひねくれた、いけず手法
ん~京都人は今も(いけず)と言われてます(/ω\)
道長一応、ヒット
まひろ、ちょっと悲しそうな顔しましたもの
その道長へ返事を書いて、紫の花は桔梗?
昔はあさがおと言ったとか
その花に文を結び、昔のように乙丸に託しました
どんなことが書いてあるのか、気になりますが
ここでドラマは
「つづく」
「光る君へ」は恋の物語ですねやっぱり
争いごとは、描かれても恋の話の前には
薄らいでしまいます
画面も美しいですね