見覚えのある山門ではないでしょうか。
実は、「龍潭寺」 に行ってきました。
臨済禅宗妙心寺派 萬松山 龍潭寺~りょうたんじ
「おんな城主直虎」の舞台、井伊谷にある井伊家の菩提寺です。
ある日「格安バスツアー!」のパンフレットが舞い込みまして、
なんのためらいもなく申し込んでいました。
4月28日、行ってきました
旅のコースは、格安ツアーならではの「お買いものの立ち寄り」
が、3か所。
なるべく、財布のひもをギュッと
一枚目の写真ですが、
直虎がおとわの時代、出家することになり、しきたりも何も知らなくて
ホイホイ、山門をくぐって行くおとわを傑山さんが
抱えては投げ、抱えては投げしておとわを戒めていた、あの門です。
あの時代にポオオ~ンと投げ込まれた様な錯覚に落ちて。
歩いてみると、石畳も石段もゴツゴツですよ!
投げ飛ばされたら、相当痛い!
ほんとはドラマのシーン程に投げ飛ばされてはいないにしても、
おとわ役の 「新井美羽ちゃん」 転げていて痛かったやろな~
と思いました。
年寄りは、しっかり足元を見てないと、ひっくりこける。
ほんと、山門を見て、テンション上がりましたね~!
逸る心を抑えつつ
徳川四天王 井伊直政公出世之地
ドラマでは、まだまだ先のことですが、そうなのですね~
直虎が後見人として育てた虎松は、直政と名乗り、
家康に仕え、いずれはこの地を離れて彦根の藩主となるんですね。
大出世ですから、この石碑は小さいくらいですよ。
庫裡の前、受付になっていました。
境内は緑がいっぱい♪
絶好の晴れ間に、若葉がキラキラです。
本堂の屋根が庫裡の左側にすこし見えています。
庫裡に入ると、綺麗に磨き上げられた廊下が。
ここを通ります。
「丈六の釈迦牟尼仏」 が本殿の手前におられました。
この大仏様は、遠州最大の大仏様で、大きさは丈六(一丈六尺)、5mの大きさ。
立てば5m、お座りなので3m位と、説明がありました。
お顔や体の一部、黒くなっています。
それは、明治初年の 「廃仏棄釈」 による動乱の時、
大仏殿が取り壊され露わになった仏様に子供達が落書きをしてしまったのです。
「廃物棄釈という歴史の生き証人といえる仏様です」
と、お寺の言。
本尊は、「虚空蔵大菩薩」
秘仏でした。
本堂の南側に、お庭があります。
「補蛇落(ふだらく)の庭」
浜名湖の形をひょうげんしているとか。
本堂の廊下の上を見ますと、
龍の彫刻(伝左甚五郎作)
江戸時代古堂に使用されていた、蛙股の彫り物が上がっています。
また、本堂内の廊下も左甚五郎作の鴬張りの廊下だったのですが、
気付けませんでした、鳴ってたんやね~ザンネン
御霊屋
御霊屋には左から、
24代井伊直政、22代井伊直盛、初代井伊共保の木像が安置されています。
皆さん、ごひいきの方の名前のところを撫でていかれるのか、
「直虎」と「直政」が、特に薄くなっていましたよ。
かわいい人形がありました。
虎松が直虎を見上げています。
こんな風にふたりは話したこともあったのでしょうね。
あら?この家系図、うちの息子と同じ名もあるけど消えてませんですね。
Uターンして、本堂の裏側に行きました。
国指定名勝 龍潭寺庭園
右から見ました。
江戸時代に、「小堀遠州」 によって造られた庭園です。
この方は二条城の二の丸庭園を始め、沢山の名園を手掛けた人ですよね。
左から見ました。
石にそれぞれ名前があるらしいのですが、分かりにくくて
御霊屋が見えます。
庭の案内の音声を少し聞いたのですが、私が思うには
ベテランNHKアナウンサーではないかなあ~
名前は…思い出せないのです…
つつじがもうすぐきれいに咲きますね、また来てみたいです。
このツアー、行き先が多くここもゆっくり見ていられません。
なんか、いっぱい見残しましたけれど、駐車場へ早く戻らなくては。
預けておいた御朱印帳を受け取って、駐車場へまっしぐら!