あ~いよいよ冬ですね
湖東三山の真ん中の「金剛輪寺」に行ってきました
いいお天気で、人出も多く山寺も賑わっていました
金剛輪寺は天平13年(741) 行基により開山
その後、延暦寺から慈覚大師が来山し、天台宗の寺となる
本尊は聖観世音菩薩 行基作 秘仏です
秘仏の開帳は、このお寺の住職が交代する時だそうです
現在のご住職は、30歳後半で、交代の時はまだ遠い…ですね
参道のどこもかしこも、紅葉で赤く、空気まで赤くみえました
赤門
本堂までの300m余りの参道には、お地蔵さんがズラ~っと
千体地蔵
地蔵堂
この山門まで上がれば本堂です
300m余りの昇り道、「300mのご利益を…」と立札がありました、ホント?
二天門(重要文化財) 室町時代
二天門の仁王さん
二天門の仁王さん
本堂・大悲閣(国宝) 鎌倉時代
弘安11年(1288) 佐々木信綱が再興する
本堂大悲閣
お堂まで、赤く染まっているように見えます
本堂大悲閣 と 血染めの紅葉
写真の色に何も加工してないんですけどね
本堂の中に入りますと、何故かしら仏像が複雑に多いのです
お坊さんの説明に寄りますと、織田信長による比叡山焼打ちの時、
このお寺も同様に焼打ちに遭いました
お坊さんにより、本堂、三重塔、二天門は戦火を免れたのですが、
近隣のお寺が焼失し、助かった仏像をここへ移したからだそうです
その仏像というのが、
・阿弥陀如来座像(重文) こちら、二躰もおられます 鎌倉初期
・不動明王立像(重文) 鎌倉初期
・毘沙門天立像(重文) 鎌倉初期
・四天王像(重文) 鎌倉初期
・慈恵大師像(重文) 二躰 鎌倉初期
・大黒天半跏像(重文) 弘仁期
・十一面観世音立像(重文) 平安中期
他にも十躰以上の仏像がありました
本堂の横には、
三重塔待龍塔 寛元4年(1246)建立 重要文化財
ここにも血染めの紅葉が
こんな所で、こんな話してもいいかな?
実は、参拝して下山する前にお手洗いに行ったのですが、
個室?の扉を開けますと、なんと!便器が前後ろ逆なんです
手前に便器のふたの蝶つがいがあるのです
一瞬たじろぎましたが、なるほど!
本堂の御本尊に、お尻を向けては失礼にあたりますものね
そうならない方向に設置してあったということでしょうね
ま、いずれにしても本堂に随分近いところにあるので、何とも致し方ないです
本堂からもと来た参道を降りて、途中の「白門」をくぐりますと、
明寿院
明寿院
こちらから覗いていたら、向こうにも覗いてる人が(^^♪
護摩堂
真っ赤な紅葉の中で、
一本だけ花の咲いている桜の木がありました
春の桜に比べると、小さくて弱々しく感じました
茶室・水雲閣(江戸時代)
ここでも、また驚くことがありました
きれいな庭があるのですが、その後ろの方の大きな木が、
突然揺れだし何かと思えば、大きな猿が木のてっぺんで
ゆっさゆっさと、揺らしているのです
そして、するすると降りたかと思うと裏山に入ったらしく、見えなくなりました
その後、境内の奥を見ようと進みますと、今度は地面を歩いている猿がいて、
近寄るのはちょっと怖いので、私はUターンしました
お寺の裏はすぐ山なので、居るのですね~
いやあ、動物園以外でお猿さんを見るなんて、初めてだと思います
帰りには、境内の茶店の一角で、地で採れた野菜を売っておられたので
キャベツと子芋と安納芋と買って帰りましたが、
安かったのにとてもおいしかったです
また買いたいなと思いますが、度々買うにはちょっと遠いです…
最後に御朱印を頂いて、帰りました
急な思いつきで行ったのですが、紅葉の見頃に行けたのはよかったです♪