*(じんのさだめ)陣定
*(じもく)除目
*「新楽府」しんがふ
意味が分からなくて久々に広辞苑を開きましたが
よけいにややこしくなりました(*_*;
20回 望みの先に
のちに「長徳の変」と呼ばれた出来事
政治の考えの違いとかでなく
伊周の恋のお相手の光子
花山院のお相手の儼子(たけこ)
ふたりは姉妹、兄は斎信で道長の友人
この姉妹の住む邸の前で
伊周と花山院の家来たちが戦い死者が出た
ざっくり言うとこういうことだが
この時代、戦などない時にこの戦いは
おおごとになったのでしょうね
そもそも伊周の早合点と隆家の過ぎた冗談
帝の一条天皇も激怒
中宮の定子にまで、その波は押し寄せてきた
伊周、隆家、中宮定子、高階貴子らへの制裁は?
藤原兼家から道隆へと繋いだ元関白家も相当危うい
一方、まひろの家族
まひろは中宮様に会いたいという思いが叶った
ききょうのおかげだった
「持つべきものは友」
更に偶然、帝と話す機会も得た
これは奇跡的なことでしょうね
帝に促されるままにまひろは考えを述べた
いささか口が過ぎたかもしれないがはっきり言った
「唐の科挙制度が我が国にもほしい」
まずは、帝は心よく耳を傾けてくれた
帝「そなたの夢 覚えておこう」
まひろは夢心地だったと思いますよ
そこから勢いが付いたまひろの家族の運命
父の為時は10年ぶりに官職を任ぜられた
更に
淡路の守任命だったのが越前の守に上がった
まひろに会った帝は道長にこんな事を話していた
帝「あの者が男であったら登用してみたいと思った」
これには道長も相当驚いた様子でした
道長の仕事も早かった
それが「越前の守に任命」だった
まひろさん、道長を見込んでの仕掛けですね~
それはまひろお得意の 漢詩の申し文
苦 学 寒 夜
紅 涙 霑 袖
除 目 春 朝
蒼 天 在 眼
意味は
『 学問に励んだ寒い夜は
血の涙が袖をぬらした
除目の翌朝
無念さに天を仰ぐ私の眼には
ただ蒼い空がうつっているだけ 』
父に成り代わり父の思いを詩にした
差出人は「為時」としたが道長も鋭い!
かつてのまひろからの漢詩の手紙と今度の申し文
その筆跡を鑑定して、一致!
道長はまひろの願いを叶えてやりたかった
お互いの気持ちは分かっているのに
一緒になることはなかった人の願い
今の道長なら叶えてやれる
越前の守に任命しましたね~
こうなると、いよいよ乳母のいとも為時も
まひろと道長にはきっと何かある
そう思った
父に尋ねられ
まひろも覚悟をしたように道長とのことを明かした
その上で、越前行きに同行する、と
為時にほっとしたような笑みが浮かんだ
親戚の宣孝の話で為時は過去に
ジョン万次郎のような冒険もしていた
それなら
越前の守もきっちり務めるに違いない
道長とまひろは避けているように見えて
頼っているし助けられている
赤い糸はちょっとやそっとで
切れないくらいに育ったぞ
ところで詮子(女院)への呪詛事件がありました
道長は姉の詮子が心配
倫子は家の中のことは自分に責任があるからお任せください
と言って、にこっと笑いましたら
道長が何か気付いたように
「あ・」
この道長のピンときたことって何?
呪詛を仕掛けたのは伊周と朝廷には伝わってますが…
真相はどうなんでしょ、だれが呪詛を?