7月17日は、祇園祭(前祭)の山鉾巡行の日でした。
今にも降り出しそうなお天気でしたが、
何とか一日持ちました。
家を出るのが遅かったのですが、
毎年一番を行く長刀鉾が新町通の辻回しを控え御池通に止まって、
剛力さんがお稚児さんを肩に
はしごを降りて行かれるちょうどその時に到着しました。
↑ 剛力さんとお稚児さん
金の着物がお稚児さん、白い着物で足が見えてるのが剛力さんです。
長刀鉾だけは、人形でなくお稚児さんは小学生の男の子が務めます。
7月1日より祇園祭に入っているのですが、その日より
7月31日まで、正五位の位を授かったお稚児さんは
地面に足をつけることや、母親が触れることも許されず
神事の時の介添えや身の回りの世話はすべて男性がします。
辻回しが成功しました。
↑ 音頭取
辻回しは、ま、強引に3回位で車輪を90度向きを変えるのですが、
車輪の滑りをよくするため、青竹を割ったものを車輪の下に何本も敷き、水をかけ、
曳手さん数十名が綱を引いて向きを変えます。
東西の道から向きを変えて南北の道へと入って行きます。
ふたりの音頭取りさんは
「エーンヤーラーヤー」
の掛け声と共に扇子を返しながら、鉾を導きます。
エーン
ヤー
ラ―
ヤー
で元に戻る
だいたいこんな感じかな(^_^;)
辻回しの時、お囃子は激しくなり、鉾をまっすぐに向き終えると
ゆったりしたお囃子に戻り、悠々と進んで行きます。
が、
たまには何かに木の車輪が引っかかるのか、
ゴトゴトンと音がして、鉾が揺れてギシギシきしむこともあります。
一番上の鉾頭なんかは、前後左右に激しくしなることがあります。
危険ではありますが、そこがまた醍醐味でもあるような、
こうして、合計23基の山鉾が3時間位かけて、巡行します。
やはり長刀鉾は花形です。