第11回 まどう心
「妻になってくれ
遠くの国へは行かず都にいて政の頂を目指す
まひろの望む世を目指す
だから、俺のそばにいてくれ」
北の方になれないのが受け入れられない、まひろ
「ならどうすればいいのだ
勝手なことばかり言うな!」
腹を立ててしまった道長は去っていった
まひろさん、道長さん行ってしまいましたよ
もうこれで終わりにならないかと心配です
少しは折り合いをつけること出来ないでしょうか
道長さん精一杯の告白ではないですか
平安時代なのですから
北の方と妾、これがネックですね
平安時代の貴族の婚姻は、今とは違う
ドラマにもいっぱい出て来てますが
「嫡妻」と「妾は∞」を持つ一夫多妻
夫は婿入りが一般的だが通い婚なんだとか
それで、妾を増やすチャンスもある?
あら、聞き捨てならないですわ~
妻の父が経済的にも社会の中の身分も面倒を見る
以前打毬の会のあと、雨宿りしながら
道長と公任と斎信(ただのぶ) 今は亡き直秀もいた
お嫁さんをもらう話して、それらしきこと
言ってたような言ってないような
「玉の輿」は今も言いますし、あるんでしょうけど
寛和二年六月二十三日
寛和の変
今回のドラマで初めて知ったクーデター
学校で教えてもらった覚えがないのは、私だけ?
道長も加担してしまいました
やはり父には逆らえないのですね
このクーデターのさ中に燃え上がる
恋の行方は辛いですね~
さて、花山天皇を帝の座から引きずり下ろし
道長の姉である藤原詮子(あきこ)の子、
懐仁(やすひと)親王が即位し一条天皇となった
藤原兼家は摂政
藤原道隆は権大納言
藤原道兼は参議
藤原道長は五位の蔵人となった
家族そろっての昇進では
周囲は黙ってないでしょうね
藤原頼忠は太政大臣(公任の父)
藤原為光は右大臣(兼家の兄弟で怟子の父)
源雅信は左大臣(現状維持)(倫子の父)
ということで、苦情は抑えられたのでしょうか
まひろは父が兼家に官職を解かれ
何とかしないとと、自ら直談判に
土御門殿に赴く
ここは、倫子や赤染衛門と共に和歌など
文化活動をしている邸でした
倫子はいつもにこにことおおらかで
社会のことなんか分かりませ~ん
という感じだったのに、なんと
言う時は言うんですね、びっくりしました
倫子の父、源雅信にまひろの父為時に
官職を与えるよう頼んでほしいと願いますが
倫子はきっぱり断りました
左大臣の父が摂政の行いをどうこうする事は
出来ませんと
帝の決定に異をとなえることになると
鋭い顔になってましたよね、倫子さん
おおらかさの中に凛としたものを感じました
今までこんな一面を持っているとは思いもよらず
まひろは、そのあと東三条殿へ行き
兼家に直談判するなんて
倫子に断られたことでまひろに火が付いた
そんな激情を感じました
父為時は長い間官職もなく
妻ちやはと、まひろと、惟規(のぶのり)と
苦渋の経験の思い出を押し殺し暮らして来た時もあった
その時を思えば、そこまでしなくてもと
思ったりもするのですが…
これがまひろの成長なのかもしれません
兼家に会えましたが、怖い顔でけんもほろろでしね
まひろは、このままでは終わらないと思いますが
母がそうだったように
家のことをして家族を守るような存在になると
畑仕事をしているまひろ
落胆したんですね
道長にも捨て台詞を言われたし…
紫色のような凛としたまひろは
いつ帰ってくるのでしょうか