第10回 根拠なき自信
この自信の持ち主とはいったい誰なんでしょうか
頼朝のもとに来たばかりの義経が荒っぽいですが、
ひょっとして私が想像していた性格はまやかしだったのか
でも伝わるところ、
京の五条の橋の上で、大のおとこの弁慶が
長い薙刀ふりあげて牛若めがけて切りかかった時ですよ
長い薙刀ふりあげて牛若めがけて切りかかった時ですよ
なんと、帷子のような薄物をまとい、横笛を吹きながら
牛若丸は飛び退いて、持った扇を投げつけて、ですよ
「来い来い来い」と欄干の、上へあがって手を叩いたんです
前やうしろや右左、ここと思えばまたあちら~あら~
燕のような早業に、鬼の弁慶あやまったんですよね~
腕が立って更に眉目麗しき少年
爽やかです
ひたすらに兄頼朝の力になろうとするけなげさ
と思っていましたが…
自分勝手、残酷、ナルシスト的な一面が見えてしまった
ほんとはどうなんでしょうか
それと、当てが外れたのがこの方
それは義経が平泉を出た後の藤原秀衡氏
平家のお誘いも源氏のお誘いもOKよ、なんて
おかしいですね、今までこんなこと知りませんでした
義経を大切に育ててくれた人と思ってましたが…
答えが出るのは、もう少し先のことでしょうか
頼朝さんのことを聞きつけてか
次々と身内なのか他人なのか、集まってきましたよ~
実衣さん、ここでひと声
「得体のしれない人がどんどん増えてくる」
ほんにほんに
阿野全成
源九郎義経
源範頼
源乙若(義円)
うち、おふたりが僧侶ということ
牧宗親
お公家さんでりくの兄
足立遠元
頼朝の選任でマネージャーの様にかいがいしく動かれます
”御所内を担当する文官的素養 ある武士とかで
武蔵国足立郡を本拠とした豪族”
東京都足立区から埼玉県北足立にかけてなので広い?
実衣さんが「あれがいちばんあやしい」と仰ったので
足立遠元氏の履歴を心持ち調べてみました
頼朝は、一気に身内、味方が増えたように見えますね
頼朝は胡散臭いところもありますが子供の頃から人質のように
他人のもとに育ったのですし、色々あったでしょうね
牛若(義経) 源範頼 今若(阿野全成)
左から、9男 6男 7男
乙若(義円)ここには居ませんが
ドラマこの回の最後に出て来ましたね
義円と全成と義経が両親ともに同じで、父が源義朝、母が常盤御前
範頼は、母が違う
子供の頃に見た絵本に、赤ちゃんを抱いた常盤御前が
ふたりの小さな男の子を連れて雪の中を行く
ネット上で見つけた絵です<m(__)m>
こんなイメージでした
絵の雰囲気もこんな古風な感じで脳の片隅に隠れてた記憶です
こんな古本ほしいなと見ましたら、これは
「売り切れました by mercari」
残念(>_<)
常盤はこの時、何処へ行こうとしたのか
清盛のところに子供達の命乞いに行ったのかも
この時の3人、今若、乙若、牛若がまもなく集まるのですね
頼朝が居たからこそ、再会できたのかもしれません
頼朝は、父は同じで母が由良御前
兄弟仲良く出来れば最高ですが…
さあ、大庭の首はとったものの
頼朝さん、次は常陸の佐竹義正を倒さねばならない
なのに、三浦の館の八重に会いに行ったり
お妾さんにした亀さんに会ったり
女性には、まめな人ですね~
で、佐竹征伐はどうなったかと言えば
義経がお城とその周囲のジオラマ?
土を盛って作った立体模型を見て考えた戦法を提案した
頼朝は、その戦法気に入ったようだが実戦に移すまでもなく
廣常が砦の守りを解かせ、いとも易く勝利
と言っても、その前に廣常は佐竹に嫌味を言われかっとなって
佐竹を斬ってしまった
その後、佐竹の家族をどんな風にか分かりませんが逃したので
頼朝軍は正面からすんなり敵を押さえたのである
義経の戦略は不発に終わった
いい戦法だと頼朝や義時に褒められても
実際行動に移さねば何にもならないと
地団駄踏む、義経
上から佐竹を責めるという策に自信があったんですね
義経には、しなくても済む戦はしないという選択肢はない
イケイケの若者なんですね
自信や驕りがあるんですね
ま、それはしかたないかも
なんといっても小さい時から鞍馬山で暮らし
腕を鍛えた相手は鞍馬の天狗さん、天狗ですから…(^-^;
また政子さんに膝枕してもらってくださいね
後の幸運を祈ります
東北旅行の時 義経最期の地と言われる高館義経堂を
訪れました
頼朝から逃れ 大陸に渡り ジンギスカンになったと言う大ロマンスの説も聞いたことありますが
これは、時系列が 合いませんから 事実では 無いでしょう
これから いろいろ”裏切り”が あるのでしょうね
頼朝の異母兄弟、知らない人が 沢山現れました
そうなんですよね、ちょっとお髪がさびしい様な普通な様な…
昔みた絵本などからは、色白で美しいし、文武両道やし、という感じでした
「成吉思汗の秘密」 高木彬光
文庫本を買って読みました、20代の頃です
今、本の中までしっかり色あせてそっとめくらないと破れそうです
内容は、はっきり覚えてないのですが現代の話です
今また、むずむずしてきました(^-^;
しまそだちさんも読まれたかもしれませんね
現代人の誰もが見たことのない、
歴史上のことは、それゆえロマンを感じる
そんな思いがまた涌いてきました
判官贔屓です<m(__)m>