【厚労省】:東京都と、コロナ病床ひっ迫「総力戦」要請 入院率9%低迷
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【厚労省】:東京都と、コロナ病床ひっ迫「総力戦」要請 入院率9%低迷
厚生労働省と東京都は23日、改正感染症法に基づき都内の全ての医療機関に対し、新型コロナウイルス患者向けの病床確保と最大限の患者受け入れを要請すると発表した。2月の同法成立後、国としての要請は初めて。感染急拡大による病床逼迫(ひっぱく)を受けた措置。人員不足など正当な理由なく要請を拒んだ場合は勧告し、従わなければ医療機関名を公表することができる。酸素吸入を受けられる「酸素ステーション」への人員派遣も求める。
意見交換後、取材対応する東京都の小池百合子知事(右)と田村厚労相(共同)
東京都の患者のうち、入院できた人の割合を示す「入院率」は9%と低迷。最も深刻な「ステージ4」に達しており、さらなる病床確保に向け、強い働き掛けが必要と判断したとみられる。23日、田村憲久厚労相と小池百合子知事が会い、正式に決めた。逼迫は全国で深刻化しており、要請を検討する動きは各地に広まる可能性がある。
22日時点の都内の確保病床数は6406床で、使用率は62%。厚労省によると、確保病床は他の病気の患者が使用中だったり、人員配置に時間が必要だったりするベッドも含まれ、必ずしもすぐに使えない。数字上満床でなくとも、逼迫の恐れはあるという。
田村氏と小池氏は、2人そろって取材対応。小池氏は「急を要しない入院や手術の延期など通常医療の制限も視野に入れる」とした上で、全医療機関への要請を強調。「総力戦で臨む」と訴えた。一方、田村氏はデルタ株の感染力の強さを挙げ「厳しい状況を乗り切るために、よろしくお願いしたい」と述べた。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う施策・厚労省・東京都・新型コロナウイルス患者向けの病床確保と最大限の患者受け入れを要請すると発表】 2021年08月24日 07:52:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。