路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【天風録】:「遊び心」と研究者人生

2022-04-03 07:00:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【天風録】:「遊び心」と研究者人生

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録】:「遊び心」と研究者人生

 「神代そば」を名乗る出店の掛行灯(かけあんどん)に「山田のおろち」とある。その心は山で取れる大根をおろした薬味。神の代ならヤマタノオロチだと引っかけた、遊び心だろう。実際に小石川後楽園で水戸藩が催した園遊会の記録にある

 ▲先日訃報を聞いた庭園史研究家、白幡(しらはた)洋三郎さんが著書「大名庭園」で紹介していた。日本庭園なら禅寺の「枯れ山水」を思う。しかし明治の「お雇い外国人」がまず評価したのは、もてなしの空間である大名庭園だった―。白幡さんの持論である

 ▲本紙と京都新聞による文化フォーラムにお招きしたことがある。厳島神社と京都・下鴨神社の「世界遺産自慢」だったが、うまく双方の顔を立ててくれた

 ▲白幡さんは江戸の世に京都の名勝を描いた図会に詳しかった人。下鴨神社境内の「糺(ただす)の森」を流れる小川に沿って茶店や料理店が軒を連ね「今よりも遊び心のある場所でした」とフォーラムで語る。遊び心とは歴史をのぞき見るキーワードだったか

 ▲京都大生の頃、点滴の管を着けた人までが葵祭の見物に出るのを見て驚いたという。日本人が好きな花見の文化を突き詰めた人でもあった。満開の今なら、きっと天から「ええなあ」と見ている。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2022年04月01日  06:30:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:週のはじめに考える 嘘と暴力の共犯関係

2022-04-03 06:59:55 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【社説①】:週のはじめに考える 嘘と暴力の共犯関係

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:週のはじめに考える 嘘と暴力の共犯関係 

 「暴力はそれ自体だけでは生きていけない。常に嘘(うそ)と結びついている。嘘だけが暴力を隠すことができ、暴力だけが嘘をつき通すことを可能にする」
 
 ソ連の反体制作家・ソルジェニーツィン氏(一九一八〜二〇〇八年)の言葉です。一九七〇年にノーベル文学賞を受賞した際の記念講演の原稿の一節です。
 
 その半世紀後の二〇二〇年、オランダで開かれたマレーシア航空機撃墜事件の初公判で、冒頭陳述に立った検察官がこの一節を読み上げました。
 
 アムステルダム発クアラルンプール行きのマレーシア航空機が、ウクライナ東部の親ロシア派支配地域上空で撃墜された事件では、乗客・乗員二百九十八人全員が犠牲になりました。
 
 事件は、ロシア派武装勢力とウクライナ政府軍の軍事衝突が始まった一四年に起きました。現在のロシアによるウクライナ侵攻の序章と言える紛争です。

 ◆ロシアの文豪と独裁者

 五カ国の国際合同捜査に基づき、オランダの検察は昨年末、犯行に使われたミサイルはロシア軍基地から持ち込まれたものと断定し、ロシアの元軍人ら四被告に終身刑を求刑しました。検察官はソルジェニーツィン氏の言葉を引用し、ロシア側は知らぬ存ぜぬを押し通して真相を糊塗(こと)している、と指弾したわけです。
 
 ノーベル賞受賞から三年後、ソルジェニーツィン氏がロシア革命以来の市民弾圧の歴史をつづった長編ドキュメントの「収容所群島」を出版するや、ソ連当局は激しい反ソルジェニーツィン・キャンペーンを繰り広げました。
 
 「可能な限りの捏造(ねつぞう)をした」「裏切り者」と激しい非難を浴びたソルジェニーツィン氏は、逮捕されて市民権を剥奪のうえ国外追放に。米国暮らしが長く続き、帰国を果たしたのはソ連崩壊後の九四年のことです。
 
 ソルジェニーツィン氏はスラブ主義的な保守思想の持ち主です。荒廃した九〇年代の祖国を目の当たりにして、ロシア正教を基盤にしたロシア、ウクライナ、ベラルーシ三カ国によるスラブ連合を提唱しました。この考えは、スラブ三カ国を一体と見なすプーチン大統領と通底しています。
 
 スターリン時代に強制収容所に送られ、身をもって弾圧を体験した文豪。かたや弾圧の手先となったソ連国家保安委員会(KGB)の工作員から成り上がったプーチン氏。案に相違して両氏の関係は良好でした。
 
 ソルジェニーツィン氏はプーチン氏がロシアに安定をもたらしたと高く評価。プーチン氏も同氏の功績をたたえて「国家賞」を授け、私邸を訪ねたこともありました。
 
 それでも、今のウクライナの惨状をソルジェニーツィン氏が知ったら嘆き悲しむでしょう。
 
 文豪が指摘した嘘と暴力の共犯関係は、この戦争でも鮮明に表れています。
 
 プーチン氏は厳しい言論統制を敷いて国民に侵略戦争の実態が伝わるのを防いでいます。メディアが「戦争」「侵攻」という表現を使うのはご法度。政権に都合の悪い情報は「偽情報」と見なされ、訴追される恐れもあります。

 ◆真実は世界を凌駕する

 官製メディアは体制に都合のよい偽情報をばらまいて国民の目をくらましている。嘘で暴力の隠蔽(いんぺい)を図っています。
 
 外界から途絶された世界で体制のプロパガンダを吹き込まれるロシア国民は、圧倒的にプーチン支持です。
 
 「国民は愛国者と裏切り者を見分けられる。口に飛び込んだブヨのように簡単に吐き出せる」
 
 こう語るプーチン氏からは、思わぬ苦戦へのいら立ちが見えます。軍事侵攻に反対したり、欧米志向の市民を「裏切り者」「スパイ」と呼ぶさまは、ソルジェニーツィン氏がソ連当局から裏切り者呼ばわりされた過去を想起させます。ロシアはソ連時代に逆戻りしてしまいました。
 
 「平凡な勇気ある人ができる簡単なことは、嘘に参加しないこと。嘘の行動を支持しないことだ」と、記念講演の原稿で暴力への対抗策を示したソルジェニーツィン氏は、ロシアのことわざを紹介して締めくくっています。
 
 「真実のひと言は全世界を凌駕(りょうが)する」
 
 プーチン氏の暴走を止めるべきは、主権者たるロシア国民です。人々の覚醒を期待します。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年04月03日  06:59:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【筆洗】:日本人選手が初めて出場した一九一二年のストックホルム五輪。…

2022-04-03 06:59:50 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【筆洗】:日本人選手が初めて出場した一九一二年のストックホルム五輪。…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:日本人選手が初めて出場した一九一二年のストックホルム五輪。…

 日本人選手が初めて出場した一九一二年のストックホルム五輪。入場式でのプラカードの表記は「JAPAN」ではなく、「NIPPON」だった

 ▼一説によると、日本マラソンの父で同五輪出場選手だった金栗四三が漢字で日本と書くべきだと主張。それでは誰も分からないと反対論が出て、間を取ってローマ字の「NIPPON」に落ち着いたと伝わる

 ▼金栗の言い分も分からぬではない。なぜ自分たちの言葉ではなく英語にするのか

 ▼おそらくウクライナ政府の要望はそれとは比べものにならぬほど切実だったはずだ。なぜ一方的に侵攻し、国民を苦しめるロシアの言葉で自分たちの町が表現されるのか。ウクライナ政府の意向を踏まえ、外務省は首都キエフの日本語呼称をウクライナ語「Kyiv」に基づく「キーウ」に変更すると発表した。キエフはロシア語の「Kiev」から来ていた

 ▼これに伴い本紙もキーウの表記となる。「ギョエテとはおれのことかとゲーテ言い」。明治の有名な戯(ざ)れ句で文豪ゲーテを英語的に表現すれば「ギョエテ」だが、ドイツ人のゲーテにはおもしろくなかろうというところか。ウクライナの人には「キエフとはどこの国かと」だっただろう

 ▼外務省の日本語呼称ではチェルノブイリはチョルノービリ、南部オデッサはオデーサとなる。ややこしいが、かの国の困難を思えば、なんでもない。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2022年04月03日  06:57:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【岸田首相の一日】: 4月2日(土)

2022-04-03 06:59:45 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【岸田首相の一日】: 4月2日(土)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相の一日】: 4月2日(土)

 終日、公邸で過ごす。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・岸田首相の一日】  2022年04月03日  07:14:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:熱海土石流 縦割りの弊害、教訓に

2022-04-03 06:59:40 | 【災害・地震・津波・台風・竜巻・噴火・落雷・豪雪・大雪・暴風・土石流・気象状況】

【社説①】:熱海土石流 縦割りの弊害、教訓に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:熱海土石流 縦割りの弊害、教訓に 

 静岡県熱海市で発生し、二十七人が死亡、一人が行方不明となっている土石流災害は三月の一斉捜索=から三日で九カ月。被害を甚大化させたとされる盛り土造成を巡り、県の第三者委員会は三月末の中間報告で、県や市は危険性を認識しながら、「縦割り行政」により十分な対応ができていなかったと指摘した。国が今国会で成立を目指す盛り土規制法案の審議にも、教訓を生かしたい。
 
 なぜ、危険な盛り土が放置されたのか。職員の聴取記録などを検証した中間報告によると、土砂で伊豆山港が濁るなどした二〇〇九年には、既に県と市は危険性を把握していた。翌年には市が造成業者に「土砂崩壊が発生すると住民の生命財産に危険を及ぼす」として土砂搬入停止を指導していた。
 
 同じころ、今回被害に遭った地区を県が土砂災害警戒区域に指定する手続きが進んでいたが、土砂災害防止法は山腹の崩壊など自然現象を想定し、人工の盛り土は対象外。県や市の担当者間で情報は共有されず、住民に盛り土の危険性は周知されなかったという。
 
 また、土石流が流れ下った川の砂防堰堤(えんてい)は盛り土造成前に設置され、盛り土の土砂量を織り込んでいなかったが、現場が植林地帯だったため、砂防の担当者は森林法などを所管する別の部署が対応すると考え、堰堤のかさ上げなどにはつながらなかった。総じて、中間報告は「所管する法令等の範囲内での対応を優先し、このような複合的な案件への対応が十分になされなかった」と批判する。
 
 県も対応への反省から、盛り土の許可や監視を一元的に担う新たな課を設けたほか、盛り土を含む開発行為などの情報を部局横断で共有する対策本部設置や情報システム構築を決めている。
 
 全国の盛り土の総点検では千八十九カ所で不備が見つかり、その半数近くで必要な災害防止措置が確認できなかった。国の法案は土地の用途を問わず盛り土を一律に規制する内容で、制度面の改善は進みつつある。だが、悲劇を繰り返さないため制度以上に肝心なのは、行政を挙げて住民の命を守るという気概と覚悟であろう。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年04月02日  06:34:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【筆洗】:ロシアと大祖国戦争

2022-04-03 06:59:35 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【筆洗】:ロシアと大祖国戦争

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:ロシアと大祖国戦争

 第二次大戦で当時のソ連は、不可侵条約を破って攻めてきたナチス・ドイツを退けた。ロシアは「大祖国戦争」と呼び、国を守った戦いを誇るが、序盤は劣勢。スターリンの独裁が響いた面がある

 ▼ドイツの侵攻近しと伝えるスパイ情報も多数あったが、独裁者は「あるはずがない」と相手にせず、警戒を怠った。多くの党員、官僚、軍人らが粛清されており、トップの先入観が国の方針になった。大木毅氏の著書「独ソ戦」(岩波書店)に教わった

 ▼ウクライナに侵攻するロシアのプーチン体制にも、独裁の弊害がみられると米国が指摘している

 ▼米情報機関の分析のようだが、側近らはプーチン大統領を恐れ、戦況などについて真実を伝えていないという。今回の侵攻も一部の側近と決め、蚊帳の外だった幹部もいるとの報道も。皇帝とも呼ばれる指導者は情勢を正確に把握しているのだろうか

 ▼戦争に勝ったスターリンは死後に圧政を批判されたが、プーチン時代には博物館に胸像ができるなど復権が進んだ。ヒトラーの野望を砕いた歴史こそが国民を糾合し、強いロシアの礎になると政権は考えているようだ

 ▼ウクライナ侵攻でロシアが、対独戦勝記念日の五月九日までに「勝利宣言」するとの観測もあるが、そんな簡単にいくだろうか。大祖国戦争と違って侵攻を始めたのはロシアで、祖国防衛に燃えるのは相手の方である。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2022年04月02日  06:32:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【ぎろんの森】:「新聞はあなたを守る」

2022-04-03 06:59:30 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【ぎろんの森】:「新聞はあなたを守る」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ぎろんの森】:「新聞はあなたを守る」 

 来週六日の水曜日から「春の新聞週間」が始まります。新聞・通信・放送各社が加盟する日本新聞協会の行事である新聞週間は毎年春と秋の二回あり、秋の週間は一九四八年に始まりました。春は二〇〇三年に始まり、進級や就職などの機会をとらえて、新聞購読を呼び掛けています。
 
 終戦間もない第一回の標語は「あなたは自由を守れ、新聞はあなたを守る」。当時は新聞用紙が乏しく、通常二ページでの発行でしたが、中部日本新聞(東京新聞を発行する中日新聞の前身)は新聞週間初日、四ページに増やして特集記事を掲載しています。
 
 戦前や戦中、言論の自由が奪われていたとはいえ、戦争を防げず、むしろ積極的に協力して内外に多大な犠牲を強いたことへの反省と、報道を通じて自由を守り抜こうとする先人の決意を感じます。
 
 いつの時代も強権体制にとって、自由な言論や報道は目障りなのでしょう。
 
 ウクライナを侵攻したロシアでは、報道機関や情報発信への当局の圧力が強まり、プーチン政権を批判した独立系新聞が休刊に追い込まれました。昨年ノーベル平和賞を受賞したドミトリー・ムラトフ氏が編集長を務める「ノーバヤ・ガゼータ」です。反戦デモへの弾圧も続いています。
 
 日本では街頭演説中の安倍晋三首相(当時)にやじを飛ばした人を警察官が排除した行為に対し、憲法が定める表現の自由を侵害したと指摘する地裁判決が出ました。
 読者からは「やじは演説を聴きにきている人にとっても邪魔だ」との意見が届きましたが、私たちはそう考えるべきではないと思います。
 
 危害を加えようとしている状況ならともかく、自由な言論を封じては、ロシアの強権主義と同じになるからです。言論に対する圧力を認める先にあるのは、過去の日本や今のロシアを見ても明らかなように、戦争への道です。
 
 一九四九年の第二回新聞週間の標語は「自由な新聞と独裁者は共存しない」。新聞は自由と民主主義を守り、独裁政治を阻まねばなりません。
 
 インターネット上で偽情報があふれる中、正確な情報提供に努める新聞に対する期待がより増しているように感じます。新聞は自らの役割を誠実に果たしているか、読者の皆さんとともに考える一週間にしたいと思います。(と)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【ぎろん森】  2022年04月02日  06:34:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田首相の一日】: 4月1日(金)

2022-04-03 06:59:25 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【岸田首相の一日】: 4月1日(金)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相の一日】: 4月1日(金) 

 【午前】7時40分、官邸。45分、磯崎仁彦官房副長官。8時22分、閣議。30分、後藤茂之厚生労働相。40分、磯崎官房副長官。9時53分、国会。10時1分、参院本会議。
 
 【午後】0時45分 東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」。日本料理店「山里」で自民党の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長、松野博一官房長官と会食。1時55分、官邸。2時53分、石川正一郎内閣官房拉致問題対策本部事務局長。4時8分、松野、木原誠二、磯崎、栗生俊一正副官房長官、村田隆内閣危機管理監、秋葉剛男国家安全保障局長、滝沢裕昭内閣情報官、外務省の森健良事務次官、宇山秀樹欧州局長、大和太郎防衛省防衛政策局次長。15分、佐々木聖子出入国在留管理庁長官、神田真人財務官、保坂伸資源エネルギー庁長官加わる。38分、刑務所出所者の更生支援活動「社会を明るくする運動」の啓発用ビデオメッセージと国家公務員合同初任研修向けの訓示の収録。5時7分、秋葉国家安全保障局長、滝沢内閣情報官。25分、滝沢内閣情報官。6時27分、東京・丸の内のパレスホテル東京。日本料理店「和田倉」で自民党の二階俊博元幹事長、林幹雄元幹事長代理、山口壮環境相、根本匠衆院予算委員長、木原官房副長官と会食。8時48分、公邸。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・岸田首相の一日】  2022年04月02日  06:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:日野データ改竄 不正の連鎖に終止符を

2022-04-03 06:59:20 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【社説①】:日野データ改竄 不正の連鎖に終止符を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:日野データ改竄 不正の連鎖に終止符を 

 製造業の現場で、また、不正が起きた。トヨタ自動車グループの商用車大手、日野自動車が、排ガスなどのデータを改竄(ざん)していた。日本車の代名詞でもある品質への信頼を損なう重大な事態だ。
 
 「自動車認証制度の根幹を揺るがす」として、国土交通省は、道路運送車両法に基づき、関連する四種類のエンジンの型式指定を取り消す厳しい行政処分を出した。
 
 量産を可能にする型式指定は、メーカーへの信頼に基づいた制度であり、厳しい措置はやむを得まい。処分により出荷停止の対象となるのは国内販売台数の約35%に上り、対応で日野は約四百億円の特別損失を計上すると公表した。日野は外部有識者による調査を進めている。早急に全容を解明し、開示するべきだ。
 
 不正があったのはディーゼルエンジンの排ガスと燃費のデータだ。排ガスは耐久性を測る試験なのに、途中で新品の浄化装置に取り換えて規制値内になるよう操作。燃費性能の試験では測定機器を操作し、値を水増ししていた。
 
 自動車業界では二〇一六年に三菱自動車の燃費不正が発覚して以降、スズキ、日産、スバル、マツダなどが同様の不正に手を染めていたことが次々と明らかになった。日野の不正は、その最中にも続けられており、根が深い。
 
 世界で脱炭素の流れが進む中、ディーゼルエンジンの環境規制も厳しくなっている。日野の小木曽聡社長は不正の背景を「数値目標の達成やスケジュール厳守のプレッシャーがあった」と話す。
 
 だが、「安全」と「環境」という業界が大切にしてきた二本柱をないがしろにしてしまったら本末転倒だ。試験と開発が同じ部門にありチェック機能が働かないなど、組織の問題もあった。
 
 排ガスや燃費の値は、各社が「実験室」内で測定したものが「カタログ値」として提出され、実際に公道で走行した時の、いわゆる「リアルワールド(現実世界)」の値とは懸け離れている。「どうせ本当の値ではないから…」という甘えがなかったのか。
 
 同じ構図で繰り返される不正を止めるためにも、自動車認証制度のあり方を見直す時だ。人工知能(AI)を駆使した検査の自動化や、消費者が使う実車の抜き打ち検査の頻度を増やすなど、ごまかしがきかない試験のあり方を確立していきたい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年04月01日  07:46:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説②】:新型コロナ増加 感染対策を緩めぬよう

2022-04-03 06:59:15 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【社説②】:新型コロナ増加 感染対策を緩めぬよう

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:新型コロナ増加 感染対策を緩めぬよう 

 新型コロナウイルスの新規感染者数が全国的に増加傾向に転じている。厚生労働省の専門家会合が「再拡大の兆候の可能性もあり注意が必要」と懸念を示す状況にあり、感染防止対策をあらためて徹底して再拡大を防ぎたい。
 
 新規感染者数は「まん延防止等重点措置」の全面解除後、緩やかに減少していたが、今週に入って増え始めた。昨年夏の「第五波」よりも多い状況が依然続く。
 
 特に、二十代の新規感染者が増え、飲食店が感染場所となる割合も増加している。
 
 
 これまでも感染拡大の初期は若い世代の感染者が増え、他の世代に広がってきた。春休みや花見=写真は東京・上野=、入学・入社の時期を迎え、再び感染拡大が懸念されている。
 
 感染者が増えれば、しばらくして重症者も増え、再び医療逼迫(ひっぱく)が心配される。重点措置は解除されたとはいえ、感染対策を緩めていいわけではない。
 
 現在流行しているオミクロン株の特性に合わせて感染対策をあらためて徹底する必要がある。
 
 オミクロン株は、感染した人が周囲の他の人に感染させるまでの時間が、デルタ株の約五日に比べて約二日と短い。短時間で感染を広げる特性がある。
 
 三密(密閉、密集、密接)の環境を避けるだけでは不十分で、一密だけでも注意が必要だ。会食は少人数、短時間で切り上げ、換気も欠かせない。不織布マスクを着け、人との距離も保ちたい。
 
 子どもたちへの感染も広がっており、春休み期間は学習塾や習い事の場での対策も必要となる。
 
 三回目のワクチン接種は高齢者で八割を超えたが、国民全体では四割を超えた程度にとどまる。三回目接種はオミクロン株に対しても有効で、接種した人は感染しても後遺症のリスクが低いとのデータもある。政府はワクチンに関する正確な情報を粘り強く提供して接種の促進に努めるべきだ。
 
 英国では、感染力がさらに強い別系統のオミクロン株への置き換わりが進み、重症者や死亡者が増加に転じている。日本でも置き換わりは進んでいる。警戒を怠ってはならない。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年04月01日  07:46:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【筆洗】:かつて担当した役所の敷地には、職員が「内示桜」と呼ぶソメイ…

2022-04-03 06:59:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【筆洗】:かつて担当した役所の敷地には、職員が「内示桜」と呼ぶソメイ…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:かつて担当した役所の敷地には、職員が「内示桜」と呼ぶソメイ…

 かつて担当した役所の敷地には、職員が「内示桜」と呼ぶソメイヨシノがあった

 ▼周辺の桜より早咲きで、四月の定期異動の内示がある三月下旬に見ごろになるのが由来と聞いた。栄転が決まった人も、不本意な行き先を告げられた人も、花を眺めながら思いをめぐらせた。担当課によると、台風で損傷して十数年前に撤去され、後継のソメイヨシノが植えられたという

 ▼きょうは四月一日。新人の職員のみならず、異動に伴い新たな職場に出勤する人もいる

 ▼アート引越センターのシンクタンクの調査によると、法人の転勤は過去二年、コロナ禍で抑制されたが、今春の転勤需要は前年より高いとみられている。企業がコロナ対応に慣れ、異動規模も回復傾向とか。特別な思いで桜を眺める勤め人は一年前より増えたかもしれない

 ▼桜は高地より低地で早く咲くものだが、お天気博士の倉嶋厚さんは、沖縄の桜の名所で昔、周辺の山の高い所ほど開花が進んでいるのを見たと著書に書いている。春の花は暖かいほど早く咲くが、その前に一定の寒さを経ないと休眠していた芽が目覚めず、花は咲かない。沖縄は暖かさが十分なため、寒さを早く経験する高地から順に花をつけたという

 ▼つらい寒さを経てこそ花も咲くという教え。かの内示桜の後継は、先代と違って早咲きではないという。人も桜も、花咲く時期はそれぞれである。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2022年04月01日  07:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田首相の一日】: 3月31日(木)

2022-04-03 06:59:05 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【岸田首相の一日】: 3月31日(木)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相の一日】: 3月31日(木) 

 【午前】7時26分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」。フランス料理店「ヌーヴェル・エポック」で経済財政諮問会議の十倉雅和、中空麻奈、新浪剛史、柳川範之各民間議員と会食。山際大志郎経済再生担当相、田和宏内閣府事務次官同席。8時59分、官邸。9時4分、木原誠二官房副長官。11時35分、高橋英登日本歯科医師連盟会長らから要望書受け取り。自民党の山田宏、比嘉奈津美両参院議員同席。
 
 【午後】0時52分、国会。1時2分、衆院本会議。5時32分、官邸。36分、堀内詔子ワクチン接種推進担当相。6時10分、松野博一、木原、磯崎仁彦、栗生俊一正副官房長官、村田隆内閣危機管理監、秋葉剛男国家安全保障局長、滝沢裕昭内閣情報官、外務省の森健良事務次官、宇山秀樹欧州局長、増田和夫防衛省防衛政策局長。18分、佐々木聖子出入国在留管理庁長官、神田真人財務官、保坂伸資源エネルギー庁長官加わる。27分、松野、木原、磯崎、栗生正副官房長官、藤井健志官房副長官補、森昌文首相補佐官、迫井正深内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室長、安藤俊英外務省領事局長、吉田学厚生労働事務次官。7時28分、東京・恵比寿のステーキ店「ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京」。山際経済再生担当相、小林鷹之経済安全保障担当相、木原官房副長官、甘利明自民党前幹事長と会食。9時45分、公邸。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・岸田首相の一日】  2022年04月01日  07:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【仏国】:「闘いの時は今」とマクロン氏 ■大型集会、支持者沸かせる

2022-04-03 06:56:30 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【仏国】:「闘いの時は今」とマクロン氏 ■大型集会、支持者沸かせる

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【仏国】:「闘いの時は今」とマクロン氏 ■大型集会、支持者沸かせる

 【パリ共同】第1回投票を10日に控えるフランス大統領選で再選を狙うマクロン大統領は2日、パリ近郊のスポーツ施設で大型集会を開いた。世論調査の支持率で先行する中「何も決まっていない。総動員を。闘いの時は今だ」と呼びかけると、参加者約3万人(主催者発表)は大歓声で応じた。

 2日、パリで開かれた大型集会に到着したマクロン大統領を映した会場のスクリーン(AP=共同)

 3月初めまで正式の出馬表明を遅らせたマクロン氏の大型集会は、今回の選挙戦で初めて。ロシアのウクライナ侵攻への対応で3月の計画は中止を強いられた。第1回投票前はこれが最初で最後とされ、国内各地から集まった支持者らは、ここぞとばかりに「さらに(任期)5年」との掛け声で雰囲気を盛り上げた。

 元稿:中國新聞社 主要ニュース 国際 【欧州・フランス】  2022年04月03日  06:56:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説】:西宮ストークス/地域活性化へまず昇格を

2022-04-03 06:00:55 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【社説】:西宮ストークス/地域活性化へまず昇格を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:西宮ストークス/地域活性化へまず昇格を 

 バスケットボール男子のBリーグは、今秋始まる来季の資格審査で、兵庫に本拠を置く2部(B2)の西宮ストークスに最上位となる1部(B1)に昇格できるライセンスを与えた。今季のリーグ戦は大詰めを迎えている。昇格が決まれば地元で最高峰のプレーに触れることができるだけに勝ち抜いてほしい。

 ストークスは、神戸市の新港第2突堤再開発事業で2024年度完成を目指す1万人規模収容のアリーナに本拠を移す。この計画により、「5千人以上収容のアリーナ確保」などとするB1加入ライセンス交付要件を、昨年に続いて満たした。

 昨季はB2で西地区首位になったが、昇格を懸けたプレーオフで敗れた。今季も西地区で首位争いを続けている。今後、東西両地区の計8チームで争うプレーオフに進み、要件を満たせばB1昇格を果たす。

 Bリーグは16年の発足以降、参加クラブ数や観客動員の増加など順調に発展してきた。19年には千葉の富樫勇樹選手が年俸1億円に達するなど、人気と実力を兼ね備えた選手もいる。

 首都圏などのB1強豪チームでは、新型コロナウイルス禍の中でも女性やファミリー層の支持を集めている。野球やサッカーと比べ、コートと客席との距離が近く、選手と触れ合う感覚で観戦できるのも魅力だ。

 各地でアリーナの整備が進み、女性や家族連れが訪れやすい環境が整った点も大きい。神戸のアリーナもバリアフリーを意識した最新の設備となる。都心三宮から程近く、海を望む立地はスポーツツーリズムなどの可能性も秘める。 

 一方、コロナ禍で制限があるとはいえ、ストークスの平均観客数は今季も約800人と伸び悩む。早く1部に昇格し、ファンを増やして収益も上げる構造にしていかなければならない。事業基盤をより強固にするにはチーム強化や運営面で、さらに知恵を絞る必要がある。

 バスケットボールは、兵庫県内の高校スポーツの登録者数ではサッカーに次いで多いという。この裾野の広さを生かし、青少年の育成支援など、より地域に密着した活動に力を入れ、活性化につながる存在になってもらいたい。

 元稿:神戸新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年04月03日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【正平調】:センバツが終わった。

2022-04-03 06:00:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【正平調】:センバツが終わった。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【正平調】:センバツが終わった。

 印象深い場面がいくつもあった中で、とりわけ忘れられないシーンを書きとめよう。選手の話ではない。それは審判員の一言

 ◆ご記憶の方は多いだろうが、簡単におさらいを。1回戦の試合でのことだ。バントの打球を球審はフェアと判定した。しかし塁審はファウルと間違ってしまい、足を止めた一塁の走者がアウトになった

 ◆集まった審判団が協議し、走者のアウトを取り消した。そして球審がマイクを持って「私たちの間違いでした。大変、申し訳ありません」。大舞台である。そこで率直にミスを告げ、謝る。できそうで、できない

 ◆堅田外司昭(としあき)さんのことを思い出す。43年前の夏、箕島との球史に残る延長十八回を一人で投げ抜いた星稜のエースは、仕事の傍ら、審判員として甲子園に戻った。その審判生活に終止符を打った昨年、僚紙デイリースポーツでこんな思いを語っている

 ◆球審を務めたときは、選手へ語りかけた。「歩かずに駆け足をしよう。歩くと下を向く。駆け足なら前を向く。前を向けばいい試合ができる」。それは先輩から「審判はグラウンドティーチャー」と教わったからという。私たちはグラウンドでの先生だと◆間違ったときはきちんと謝る。お手本の先生がグラウンドにいた。2022・4・3

 元稿:神戸新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【正平調】  2022年04月03日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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