愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

3.113周年を前に安倍首相の大ウソ記者会見に呆れる!安倍内閣は打倒の対象でしょう!

2014-03-10 | 東日本大震災

安倍首相というお人の思考回路は全く信じがたいものであることが、ここでも明らかになりました。いつものように情緒的な言葉をちりばめ、大ウソをつく、そして破綻した政策を取り繕うために、新たな政策を示すことで、スリカエるのでした。

平成26年3月10日 安倍総理は記者会見を行いました

それは何か。以下の言葉です。

明日であの東日本大震災から3年。私が総理に就任して2度目の3月11日を迎えます。…この1年は、大きく遅れていた復興が動き始めた1年となったと考えています。今もなお、たくさんの方々が避難生活を送る現実があります。…これからの1年を被災地の皆さんが復興を実感できる1年にしていく。その決意であります。放射線による健康への不安には、万全の対策を進めます。…今後も、作物を放射性物質から守るための対策など、営農を再開する農家を応援します。国会審議が連日続いておりますが、私はその合間に、毎日官邸で福島産のお米を食べてパワーをもらっています。今年の秋は、田村市でできたお米もぜひともいただきたいと思います。米の全量検査を継続することに加え、私自身が先頭に立って、風評被害の払拭に努めてまいります。(引用ここまで

首相が福島訪問「復興に全力」 3月8日 20時01分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140308/k10015823161000.htm

東日本大震災の発生からまもなく3年を迎えるのを前に、8日、福島県を訪れ「福島でも復興が前に進み始めたことを実感できた」としたうえで、引き続き震災からの復興に全力を挙げる考えを示しました。安倍総理大臣は、震災の発生からまもなく3年を迎えるのを前に8日、福島県を訪れ、このうち、来月1日に原発事故後初めて国の避難指示が解除される見通しの田村市都路地区では、住民との対話集会に臨みました。安倍総理大臣が「皆さんの率直な思いを伺いたい」と呼びかけたのに対し、男性の参加者は「学校も再開されるので子どもたちの遊び場の確保も検討してほしい。子どもが増えることが町の復興につながると思う」と話していました。また安倍総理大臣は、いわき市の観光物産センターで、試験操業で水揚げされた魚やいかを試食し、風評被害の払拭に力を入れる考えを示したほか、復興の新たな拠点として除染や廃炉の研究施設などの整備が計画されている大熊町大川原地区などを視察しました。視察のあと、安倍総理大臣は記者団に対し「福島でも復興が前に進み始めたことを実感することができた。福島の復興なくして日本の再生はないという考え方のもと、全力を尽くしたい」と述べ、引き続き震災からの復興に全力を挙げる考えを示しました。(引用ここまで

どうでしょうか?重大なことを語っていませんね。記者もこのことを追及していません!それは、「私自身が先頭に立って、風評被害の払拭に努めてまいります」「風評被害の払拭に力を入れる考えを示した」と言っていますが、3年経っても「風評被害の払拭」を語らなければならないことの大本については、何も語っていないのです!問題でしょう!

これについては、ずっと言っているのです。そうです。東京五輪の時に、です。以下の質疑をご覧ください。

2014年3月3日予算委員会における那谷屋正義(民主党・新緑風会)の質問に対する安倍首相の答弁

 これについては、以下のブログに書かれています。若干正確に欠けますが、言っていることは、共感できます。

「私は、オリンピック誘致に勝利するため、アンダーコントロールという言葉を使った。それがなにか?」2014年03月08日 | 日本とわたし

http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/a203f0c977ef6ac3df10a52b0efeb935

昨日のテレビで、参議院の委員会の論争の様子を見ましたが、野党議員から、「福島原発で汚染水が漏れているけど、総理は世界に向かってコントロールできていると言ったけど、あれはウソだったんですか」と質問されたら、なんと開きなおって、「オリンピックの誘致がなかなか厳しいというから私はああ言ったんだ、それでオリンピックが日本に招致出来たじゃないですか」と自慢していました。内輪の話ならいいけど、国会での答弁です。「私は世界に向かってウソをつきました」って言っちゃたんです、日本の最高責任者の総理大臣が。最近の安倍晋三の言動を見ていると、過信満々ですね。恐いのは、そんな姿を見て、若者が、安倍晋三を強い日本のリーダーだと思い始めていることです。ヒットラーも同じように、若者から支持を受けていったのです。(引用ここまで

安倍首相 拉致報告書「北にプレッシャー」 NHKニュース - NHKオンライン  2014年3月3日

安倍総理大臣は参議院予算委員会で、国連の特別委員会が北朝鮮による日本人などの拉致を「人道に対する罪」に当たるなどとする報告書を公表したことに… ... 3月3日 18時46分 ... また、安倍総理大臣は、福島第一原発の汚染水問題を巡って、去年9月のIOC=国際オリンピック委員会の総会で「状況はコントロールされている」と表明したことについて、「水産物が大変な風評被害を受けているなかで、『よく言っていただいた』という話・・・・・(引用ここまで

「相馬市長から、く言っていただいた」と、得意気に言っているのです。しかし、安倍首相は、五輪を取るために、「アンダーコンロトール」「ブロック」、しかも「完全にコンプリート」と言ったのです。そうしておいて、「東京は安全だ」とも。

平成25年9月7日 IOC総会における安倍総理プレゼンテーション

フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。(引用ここまで

9/8IOC総会·安倍総理大臣原発事故発言のすべて文字起こし  2013年9月8日

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3252.html

しかし、安倍首相が「復興が前に進み始めたことを実感できた」などと言ってはみても、実態は、どうでしょうか?安倍首相は「実感できた」と言っても、肝心要の国民は、ちっとも「実感できていない」のです。

そのことは、2014年3月10日予算委員会における井上哲士(日本共産党)の質問に対する安倍首相の答弁の酷さで、いっそう浮き彫りになりました。井上議員は共同の現地における世論調査にもとづいて、国民の意識をみれば東日本大震災の復興が進んでいないことがハッキリしていることを問い質しました。答えられませんでした。にもかかわらず、また「世界一厳しい基準」を作っている原発の危険性が解消されていないことが首相も茂木担当大臣も原子力規制委員会の田中委員長も認めざるを得ないにもかかわらず、抜け抜けと間逆のことを言ってしまう、大ウソつきの記者会見でした。

不思議なことには、記者会見に臨んだ記者も記者です。追及の手(口・脳みそ)が全く使われていないのです。しかも追及された安倍首相は、沖縄の辺野古移設の時と同じ思想と論理で「再稼動に当たって地元の理解を得る」「説明する」と、しかも「できないという後ろ向きの発想ではなく」などと言い放ったのでした。

(東日本大震災3年)汚染水対応「評価せず」83% 福島県民共同世論調査 2014年3月4日05時00分

震災3年被災地1200人の声 3月8日 0時25分http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2014_0307.html

NHKが東日本大震災直後から継続しているアンケート。
8回目となる今回は、被害が大きかった岩手・宮城・福島の被災者や原発事故の避難者、2878人を対象に、ことし1月から1か月間郵送や対面調査を行い、42%に当たる1201人から回答をいただきました。

今回のアンケートで私たちはまず、被災地の復興について被災した方々がどのように感じているのかに注目し、取材を始めました。震災時に暮らしていた地域の復興について尋ねたところ、「進んでいる実感が持てない」と回答した人が44%と最も多く、次いで、「想定よりも遅れている」が36%と、復興のスピードに不安を感じている人が合わせて80%に上っていたからです。

アンケート結果でも復興のスピードに不安を感じていると答えた人のうち、「復興住宅・災害公営住宅の整備」と「宅地の供給」について、「遅い」、「やや遅い」と答えた人がそれぞれ92%と最も多くなっていました。アンケート結果では復興のスピードに不安を感じていると回答した福島県の人の93%が具体的には「原子力災害や被ばくへ備え」が「遅い」「やや遅い」と回答していました。

3年という月日

これまでで最も多い1200人余りの方が寄せてくれたアンケート。被災した方々にとって3年という月日はどのようなものだったのか。その一端を教えてくれた岩手県宮古市の50代の女性の記述を紹介します。

「震災直後は立ち直るという強い意志と希望がありましたがその思いは3年間で、日に日にやせ細り、しおれかけています」

まずは、生活再建への道筋の第一歩となる住宅の整備を一刻も早く進め、多くの方が「被災者と感じなくなった」と実感してもらうためのプロセスを改めて考えていくことが必要だと取材を通して、私たち取材班は感じました。(引用ここまで

【共同通信】 首相、原発再稼働を明言 「安全確保が大前提」 2014/03/10 12:08

安倍晋三首相は10日の参院予算委員会で、原発の再稼働について「原子力規制委員会が厳しい基準で安全と認めたものは、地元の理解をいただいた上で再稼働していきたい」と述べ、再稼働に前向きな姿勢を重ねて表明した。東日本大震災から11日で3年となることに関連し、被災地に復興の実感を広げる決意も明らかにした。 エネルギー政策に関し「国民生活や経済活動に支障がないよう、責任あるエネルギー政策を構築することが何よりも重要だ」と指摘。原発の安全性については「東京電力福島第1原発事故の教訓を踏まえ、安全を確保することが大前提だ」と強調した。(引用ここまで

日経 汚染水「2カ月以内に対応策」 初の関係閣僚会議  2013/9/10 12:21 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF10009_Q3A910C1MM0000/

政府は10日午前、東京電力福島第1原子力発電所の汚染水問題を収束させるための関係閣僚会議を初めて開き、海外の専門家からも知見を募集した上で2カ月以内に対応策をまとめることを決めた。閣僚会議の下に茂木敏充経済産業相をチーム長とする「廃炉・汚染水対策チーム」も設置。体制の強化によって、汚染水の拡散を防ぐ姿勢を国内外に印象づける狙いがありそうだ。 関係閣僚会議は菅義偉官房長官が議長となり、経済産業相や財務相、外相、原子力規制委員長などで構成。

安倍晋三首相が7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で「汚染水問題は制御できている」と発言したことを受け、菅官房長官は会議の冒頭で「状況を今後ともコントロールして、解決につなげることが必要だ」と強調した。

今後2カ月でつくる対応策には、すでに決めた対策がうまく行かなかった場合の予防的措置も盛り込む。福島第1原発の周辺では漁業者などから汚染水問題による風評被害を懸念する声が強くなっているため、各省庁が協力して地元住民に説明する体制を築く。 汚染水問題への国際的な関心が高まっていることを受け、内閣官房国際広報室による海外メディアへの発信機会を増やすことも決めた。 政府は地下水の放射性物質による汚染を防ぐため、建屋を凍った土でおおう「遮水壁」の建設費などに2013年度予算から210億円の予備費を投入することなどを10日午後にも決める。(引用ここまで


朝ドラ「ごちそうさん」・映画山田洋次「小さいおうち」曰く、戦争は平和の中にある日突然やってくるぞ!

2014-03-10 | テレビと戦争

NHK朝ドラ「ごちそうさん」が、いよいよ終わりに。昨日は象徴的でした。天皇の聖断が、8時15分に終わったのです。唸ってしまいました。このドラマ、戦前にしては、め衣子と悠太郎の言葉の「応酬」が気になっていました。戦前の日本人、臣民が、「ああ言えば、こう言う」式の論理のやりとりなど、していたかどうか、また食べているものも、当時としては高級品というか、材料そのものが手に入ったかどうか、時代考証が必要なような気がしていました。この番組を視ていて、天皇は神様、現人神とされていた時代にあって不思議なことがたくさんでした。

 

しかし、以下の番組紹介|NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」 - NHKオンラインに書かれていた森下佳子さんの言葉を読んで得心しました。現代の眼から当時を表現するという手法です。

福島第一原発事故直後のこと、一人のママ友からメールが来ました。「ミルクを作るためのミネラルウォーターが買えない」とそこにはありました。あの頃ほどではないにせよ、今も安心できる食材を確保する為に手を尽くされている方も多いのではないでしょうか。「何故こんな事態になってしまったか」と、やり切れなさや怒り、一人の大人としての反省を覚える一方で、食材を求め奔走する母親たちの姿に、とてもプリミティブなものを感じました。…そうして紆余曲折の後、出来上がったのが食いしん坊のハイカラ娘と街を創る事を夢とする元祖理系男子という組み合わせ。彼らが愛を育み、生き抜いていくさまを明治、大正、昭和の風俗、そして、美味しそうな料理と共にお楽しみいただければと思っております。(引用ここまで

現代では、ある意味当たり前の発想と生活が、戦争が迫ってくると通用しない発想でした。それは、隣組の配給に、防空訓練に、次男の出願に、長男の赤紙に、顕れていました。特に通天閣こと、西門悠太郎の防空訓練については、信濃毎日新聞の桐生悠々を、また3月9日から今日3月10日未明にかけて行われた東京大空襲を想い出しました。

悠太郎が市役所を首になり、軍属として満州に送られるシーンに、貧困で中学校に行くだけのカネがなかった愛国者の邪論の祖父の家にあって、志願すれば学校に行けると思って志願して皇軍兵士になった愛国者の邪論の父親を想い出しました。そして騎兵学校で学び東部軍司令部付きとなり、そこで上官と意見の違いから、その日のうちに大陸への転属命令が出されたことを。この世界は、まさに軍人勅諭」そのものでした。私憤・私怨の世界そのものでした。父が「戦死」していたら、愛国者の邪論は、この世に生を受けていないのです。靖国の「英霊」ですから。安倍首相にお参りされる対象となっていたのです。悠太郎さんが、どうなるか、今後が楽しみです!

もう一つは、山田洋次監督の「小さいおうち」です。山田監督は、赤旗日曜版で以下のように語っていました。

モチベーションをかりたてるものにめぐりあえたのは、運命としかいいようがない。渥美さんという人と出会わなければ“寅さん”が生まれていないように。素材と僕とが呼びあったんですね。原作が構成をよく考えられ小説なので脚本はむしろ書きやすかったです。戦争が始まろうとするあの頃の暮らしを知っている。原作を読んで、懐かしいなという思いがあったんですね。本当は軍人が嫌いだったのに、子どもにそう(軍人になりたかった監督に、母親は、「外交官になれば」と遠慮がちに言ったといいます)は言えない。僕が学校で、母がこう話したと言ったら「非国民」扱いされるからです。表現の自由がまったくない、恐ろしい時代でしたね。今の若者は、かわいそうに重いプレッシャーに耐えている。就活する学生の2割は、一度は自殺を考えた、という報道を読んでぞっとしました。若者が暗い目つきをしている国には未来はないと思いますよ。あの重苦しい時代に生きた女性像を、松たか子、黒木華、そして賠償千恵子の3人が本当に魅力的に演じてくれました。(引用ここまで

倍賞千恵子さん演じるタキが死亡して部屋を片付けるシーン、赤い屋根の「小さいおうち」の絵を無造作に放り込むシーン、最初は、その意味は判りませんでした。あ、愛国者の邪論も死んだら、こうなるのだな、と思いました。次のシーンは、あの「下町の太陽」を唄った頃の、桜さんを演じていた頃の倍賞千恵子さんとは思えない手を見た時でした。思わず声をあげてしまいました。

親類の青年(妻夫木聡)との戦前の「時代考証」をめぐる意見の違いです。山形の貧しい農村から憧れの東京に出てきて、玩具会社の重役の家に「女中」として「勤務」しながら戦前を生きてきたタキ。戦後は株式投資を、恐らく貯金のように考えて生きてきたであろうタキの「時代観」の違いです。ここに、戦前の「中流」生活を送っていた国民が、戦争をどのように捉えていたか、そしてどのように戦争に巻き込まれていくか、現代の日本社会と重なります。

戦前の暗い重苦しい時代、貧困な時代は、タキの感覚とは違って、たくさんあったことは紛れもない事実でした。豊作貧乏や恐慌、ストライキや身売りはその証拠です。満州義勇開拓団が組織されたのは、ウラを返せば、国内の貧困が原因でした。それを王道楽土・五族協和などという言葉でスリカエたのでした。

今風に言えば、「平和ボケ」意識です。この言葉は、「平和ボケているから日本が攻められるかもしれないという厳しさが判らないのだ。だから軍備を強化して備えなければならない」という時に使われる慣用句です。これはゴマカシです。実は、「ボケ」ていても大丈夫なほどの「平和」があれば、それで良いのです。それにしても「平和」は「戦争」と対語ではありません。「戦争」がなくても「平和」が崩れていることがたくさんあるからです。

現代につながるシーンとして、満州事変以後の中国との戦争に行き詰まった戦局に対する近衛文麿への期待、ラサール石井さん演じる社長のアメリカ観、南京「陥落」の時のデパートの大売出し、時子と前の夫との息子恭一を有名私学に通わせようとする叔母の貞子演じる室井滋さんの教育熱などなど、その多くが、まるで現代社会を見るようです。

松たか子さん演じる時子と玩具会社に就職した吉岡秀隆さん演じる板倉正治との「恋」=不倫関係もありますが、、板倉に赤紙が来て出征する際に、恭一に託した思い、「しっかり勉強して賢い人間になれ」という言葉です。山田監督のメッセージと言えます。

会社が儲かるようにと、夫に尽くして、息子に託して、ごく普通の生活を送っていた、まるで戦争とか、民主主義とか関係ない人びとが、どのような「平和ボケ」の生活を送っていたか、そして、そこにどのようにして戦争が入り込んできたか、「ごちそうさん」も、「小さいおうち」も、現代社会を考える上で、絶好の教科書だと思いました。

また、「ごちそうさん」では、赤紙が来た時に、ゴマカシができないことを諦め的に言いながら、出征する時に放った「こんなやりたいことをやらせてくれない国を変えてやる」と、また次男の戦死の報せが来た時、「こんなことのためにご飯をつくってきたのではない」「いただきます」「ごちそうさん」いう言葉に、作者の森下佳子さんの思いが重く伝わってきました。

安倍政権の大ウソ・スリカエ・デタラメ・スリカエ政策を日々垂れ流すNHKですが、そのNHKが戦前の社団法人日本放送協会と同じような(と言えば言いすぎですかもしれませんが、それほど酷い!)放送を行っている時だからこそ、意味のある番組です。

そして、同時に、こういう普通の生活を送って「平和ボケ」をしている人たちが、どのようにして、人権や民主主義や平和について、考え、どのようにすれば、もっともっと「平和ボケ」が続くようになるのか、どのようにすれば一緒に考えていけるか、考えさせられたのでした。

この二つの「ドラマ」を観た国民が、どのような感想を持つか、興味のあるところです。そこで、以下掲載してみることにしました。ご覧ください。

 赤旗「潮流」

[3月4日]

大阪が火の海に包まれたのは太平洋戦争末期、1945年の3月が最初でした。米軍機による深夜の大空襲。都心部の住宅密集地を標的に街を焼き尽くしました▼連続テレビ小説「ごちそうさん」も戦争の真っただ中です。娘の出産中に空襲にあう、主人公の、め以子たち。降り注ぐ焼(しょう)夷(い)弾、破壊され、炎の街を逃げ惑う人びと…。無差別の爆撃は大都市をはじめ、日本各地でおびただしい犠牲者を出しました▼先週は、大阪市役所に勤める夫・悠太郎が逮捕される事態に。防空訓練でガソリンをまき、「焼夷弾は空からガソリンが降ってくるようなもの。命が惜しかったら、とにかく逃げろ」と訴えた悠太郎。住民に消火を義務付けた戦時中の「防空法」に背いたからでした▼当時の政府は爆弾による被害を極めて小さいと宣伝。逃げるな、火を消せと市民に強制し、都市を離れて疎開などすれば非国民扱い。人命よりも戦争協力や体制の維持を優先されました▼避難していれば、救えた多くの命。勇気をもって正しい行動をとれば、それを弾圧する圧政。ときの政府が情報を都合よく統制することが、いかに国民の安全や自由を脅かすか。いまの秘密保護法にもつながります▼無実”の罪に問われた悠太郎は、軍ににらまれ、軍属として満州行きを命じられます。処分を内緒にして、め以子と別れる場面。悲しみを秘めて、交わす笑顔。戦争の不条理に翻(ほん)弄(ろう)される2人です。ある新聞の読者川柳で見つけました。「NHK朝ドラだけは平和主義

[2月25日]

遅まきながら、山田洋次監督の「小さいおうち」を見に行きました。平日にもかかわらず、客席はいっぱい。ご年配が多いなか、若い人の姿も混じっていました▼映画の舞台は東京郊外にたたずむ赤い屋根のモダンな家。先の大戦前、そこに女中奉公できた若いタキが晩年、その家であったことを回想する展開で物語は進みます。何十年もの時を経て解き明かされていく秘密。揺れ動く心の機微に、引き込まれていきます▼一つの家の暮らしに光をあてながら、そこに忍び寄る戦争の影を山田監督は描きます。何もかもが窮屈になっていく重苦しさ。人びとは不本意に生きることを強いられ、やがて取り返しのつかない悲劇に巻き込まれていった時代を▼「ぼくは戦争中の日本の市民生活を知っている最後の世代。だから、どうしてもこれを今の観客に見せたい。あの時代の日本人がどんなふうに暮らしていたか、そして、どんなふうにしてこの日本という国が戦争に進んでいったかを、今の人たちに伝えたかった」▼山田監督は昨年12月、秘密保護法案に反対する映画人の会の呼びかけ人を務めました。また集団的自衛権行使による「戦争する国」づくりに反対するアピールの賛同人にも名を連ねています。いずれも、多くの映画人、各界の著名人が賛同の声をあげています▼安倍政権が世界から孤立するなかで、国際的にも高く評価された「小さいおうち」自由が束縛されていった時代に戻してはならない―。空気の色に敏感な文化人の真骨頂です。

[2月14日]

NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」に太平洋戦争下のラジオ放送が出てきます。「肉弾三勇士」の軍国美談を聞いた息子が志願兵を決意した、と感謝の手紙を寄せる聴取者。恐らくこんなやりとりは、全国各地で繰り広げられたのでしょう▼NHKの前身にあたる社団法人「日本放送協会」は、政府の一元的統制のもとで国民を軍国主義一色に染める国策宣伝機関に変貌しました。「撤退」は「転進」、「全滅」は「玉砕」に。日本放送協会は自主取材をせず、ニュースは国策通信社の同盟通信が提供しました▼1938年、日本放送協会に入った柳澤恭雄氏が自著『検閲放送』でこう振り返っています。「同盟通信からのニュースを待つだけであり、逓信(ていしん)省の検閲結果を待っているという、主体性ゼロの、報道機関とはいえない状況であった」▼戦後のNHKは、その反省から生まれ変わったはずでした。要は“政府からの自立”。放送法には「放送の不偏不党」が明記されました。そこには「放送に携わる者の職責」として「放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること」ともあります▼その「職責」を全うするには到底値しない、籾井(もみい)勝人NHK新会長と、NHK経営委員の長谷川三千子、百田尚樹両氏。16日号の「しんぶん赤旗」日曜版が“安倍色”強まるNHK問題を特集しています▼そこに登場する独日刊紙特派員の「ドイツなら即刻辞任」「日本は国際社会からどんどん孤立しています」の警告。ことは国内問題にとどまりません。

小さいおうち」最優秀女優賞を受賞も、海外からは「高齢者向けの 2014年2月18日

生煮えな「小さいおうち」 - BLOGOS  2014年2月19日

沢利之 2014年02月19日 22:11

中島京子さんの「小さいおうち」を読んでの疑問です。 | 書籍·文庫のQ&A ...

日刊ゲンダイ|「小さいおうち」原作者·中島京子氏が語る安倍政権の危うさ 2014年2月8日 ...

小さいおうち」に関する感想 / coco 映画レビュー

【編集日誌】【編集日誌】「小さいおうち」の時代 - MSN産経ニュース 2014年2月19日 ...

「小さいおうち」の時代2014.2.19 07:30 [編集日誌

 「おばあちゃん、嘘を書かないでよ」。第64回ベルリン国際映画祭で黒木華(はる)さんが最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した映画「小さいおうち」では、大学生役の妻夫木聡さんが、自叙伝を書いている大伯母のタキ(倍賞千恵子さん)に苦言を呈する場面が繰り返し出てきます。

 映画は、昭和10年前後から終戦までの東京の姿を描いています。二・二六事件から支那事変(日中戦争)、太平洋戦争へと続く時期ですが、家政婦として働いていた若き日のタキ(黒木さん)の生活に暗さはあまり感じられません。そのため、現代の大学生である妻夫木さんには嘘のようにみえたのです。戦後教育の影響か、暗黒時代のように思われがちな戦前の日本ですが、必ずしもそうではない。黒木さんの好演と同時に、そんなことも考えさせられた映画でした。(編集長 近藤真史)(引用ここまで

日本経済新聞 小さいおうち 家族の秘密巡るサスペンス  2014年1月24日

「東京家族」に続く山田洋次監督の新作。前作では小津安二郎監督「東京物語」への賛辞の下にその現代版に挑戦したが、今回は中島京子の直木賞受賞小説を原作に、戦前の昭和時代を生きた家族の姿を、平成の現在と比較しながら庶民の目線で描いている。

東京・有楽町の丸の内ピカデリーほかであす公開(C)2014「小さいおうち」製作委員会

 物語は現代。大学生の健史(妻夫木聡)は、亡くなった大伯母のタキ(倍賞千恵子)が大学ノートに書き残した自叙伝を託される。生前、健史は一人暮らしのタキを心配して彼女の家によく立ち寄ったが、彼女の身の上に興味を抱いて自叙伝を書くよう勧めていた。この生前のタキが自分史を書き綴(つづ)る現代から、映画は昭和10年(1935年)にタキが山形から東京に奉公にきた後の出来事を展開。そして時折、現代に戻って健史とタキのやりとりを見せながら、現在と過去の違いや類似を暗示する。タキが奉公したのは郊外にある平井家。赤い三角屋根の瀟洒(しょうしゃ)な小さい家に、玩具会社に勤める雅樹(片岡孝太郎)と妻の時子(松たか子)が幼い息子の恭一と暮らしている。時子は明るく気さくな女性で、そんな彼女に憧れるタキの生活は穏やかに過ぎていく。平井家に変化が起こるのは、雅樹の部下の板倉(吉岡秀隆)が登場してからのこと。時子と板倉は次第に心を寄せ合うが、噂が広がってタキが心配する。やがて戦争が激しくなり、板倉に召集令状が届く……。山田監督には珍しく不倫という家族の秘密が物語の核となっているが、妙味は時子に憧れるタキが板倉に恋心を抱いていたこと。彼女の秘められた愛と嫉妬が家族の秘密を明かす謎解きに一種のサスペンスの味わいを加えて面白い。もっとも監督の主眼はラストで示されるように、いかなる恋の自由も許されない戦前の暗い時代への反省と今日の保守的な雰囲気への警鐘にあるといえる。2時間16分。★★★★(映画評論家 村山 匡一郎)[日本経済新聞夕刊2014年1月24日付](引用ここまで

『小さいおうち』 原作を離れて「失敗作」を撮る理由 :映画のブログ 2014年2月17日

『小さいおうち』(中島京子)の感想(571レビュー) - ブクログ

『小さいおうち』 (2014) - 相木悟の映画評 - Gooブログ 2014年1月29日

原作本「小さいおうち」皆に語ってもらった感想、映画との違いは? 2014年2月9日

 

毎日新聞 ごちそうさん:好調朝ドラ支えるレシピ…料理監修者に聞く 2014年2月11日 ...

NHK 朝ドラ「ごちそうさん」 / 西門悠太郎さん逮捕 ···その背景に 「防空

ごちそうさん面白いってよ。

朝ドラ「ごちそうさん」で描かれた大阪大空襲·救援電車の真実(エキサイト

NHK ごちそうさん ネタバレ あらすじ 最終回 - にほんブログ村

日刊ゲンダイ|実に飄々…近藤正臣の生き方は「ごちそうさん」の義父役と 2013年12月27日

ごちそうさん|日々のダダ漏れ - Ameba