自民勝利で口が滑った!
対中「脅威」論を煽る産経・日本のマスコミのホンネを吐露した産経抄!
産経とNHKが総選挙の前後に対中「脅威」論を正当化し、侵略戦争批判をする中国政府を「反日」として描き、日本国民の中にナショナリズムを煽って安倍政権を擁護する記事を配信しました。この産経抄とNHKのニュースに共通するのは、対中批判を日本のナショナリズムを煽るためのものとして利用していること、侵略戦争を正当化していること、更には侵略戦争を二度と繰り返してはならないとして制定した日本国憲法の平和主義を形骸化して、安倍政権の憲法改悪の動きを煽動していることです。
本来であるならば、日中共同声明と日中平和友好条約を調印している国同士であるならば、領土「紛争」や侵略戦争の加害と被害の諸事実についての認識の違いを、対話と交流で解決していくべきです。それこそが、日本国憲法の前文や第9条の平和主義というものです。ところが安倍政権のやっていることは真逆の軍事優先の外交・安全保障政策と言わなければなりません。
そこで、以下の産経抄とNHKの報道記事をご覧ください。
【産経抄】2014.12.15 05:12更新 自民勝利は中国のおかげ 12月15日 http://www.sankei.com/column/news/141215/clm1412150002-n1.html
1984年の秋、2期目をめざすレーガン米大統領は、選挙戦を有利に進めていた。ただ陣営では、73歳という年齢が気がかりだった。対する民主党のモンデール候補は、56歳の若さである。
▼「年齢はハンディキャップになるか」。モンデール氏との討論会で、司会者に聞かれたレーガン大統領はこう答えた。「私は政治目的のために、ライバルの若さや経験不足を利用するつもりはありません」。聴衆は爆笑する。この瞬間、レーガン大統領は勝利を確信したという(『レーガン』村田晃嗣(こうじ)著、中公新書)。
▼きのう投開票が行われた衆院選で、自民党は圧勝した。勝因はなんだろう。もともと与党陣営は、万全の態勢だったわけではない。「レーガノミクス」をもじった「アベノミクス」は、道半ばである。株価は上がり、雇用は拡大したものの、格差拡大の批判も根強い。麻生太郎財務相の失言もあった。
▼安倍晋三首相の後押しをしたのは、実は中国ではないか。習近平国家主席は13日、南京事件追悼式典で、「30万殺害」というありえない数字を再び持ち出してきた。来年を「抗日戦争勝利70年」と位置づける中国は韓国と連携して、より過激な「歴史戦」を仕掛ける構えだ。
▼尖閣諸島周辺海域では、すでに中国公船の領海侵入が常態化している。安全保障をめぐる一連の改革と地球儀外交を同時に進めてきた安倍政権でなくては、中国の攻勢に立ち向かえない。そんな認識の広がりが、自民党を勝利に導いたと小欄は見る。
▼レーガン落選を祈っていたはずの当時のソ連も、再選が確実になると、グロムイコ外相を訪米させた。安倍政権を敵視してきた中国政府も、対日関係改善へ舵(かじ)を切るべきか、思案の真っ最中かもしれない。(引用ここまで)
侵略戦争と植民地支配の責任を曖昧!
身勝手思想を振りまく歴史修正主義者の典型思想と論理!
NHK 中国 「南京事件追悼日」式典で日本けん制 12月13日 19時01分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141213/k10013942621000.html
中国政府は、ことしから12月13日を中国の南京で旧日本軍が多くの中国人兵士や市民を殺害したなどとされる「南京事件」の追悼日と定め、13日、現地で開かれた式典で、習近平国家主席は「歴史は変えることができない」と述べ、歴史認識を巡って日本をけん制しました。
13日午前、江蘇省・南京にある「南京大虐殺記念館」では、習近平国家主席など共産党の最高指導部のメンバーをはじめ、およそ1万人が参加し式典が行われ、参加者が黙とうする様子などが国営テレビで全国に中継されました。
この中で演説した習主席は、日中間で議論がある犠牲者の数について「30万人」だと中国の主張を繰り返したうえで、「歴史は変えることはできず、事実は巧みなことばや言い逃れによって消し去ることはできない」と述べ、歴史認識を巡って日本をけん制しました。
一方、習主席は「式典は、善良な人々に平和を堅持することを呼びかけるためのもので、恨みを継続させるためではない。日中両国の国民は、代々にわたって友好を続けないといけない」とも述べ、日中関係を重視する姿勢も示しました。
中国政府は、13日の追悼日のほか、第2次世界大戦で日本が降伏文書に署名した翌日に当たる9月3日もことしから国の記念日に定め、習主席らが参加して大規模な式典を行っています。
中国政府としては、日本との歴史の記憶を思い起こす記念日を通して国民の愛国心を高め、共産党の求心力を維持したいねらいがあるものとみられます。
専門家「愛国心刺激し求心力高めるねらい」
ことしから12月13日を「南京事件」の追悼日と定めて式典を開いたことについて、現代中国論が専門の神田外語大学の興梠一郎教授は、格差や汚職などに対する国民の不満が強まるなか、愛国心を刺激して国をまとめるとともに、習近平国家主席の求心力も高めたいねらいがあると指摘しました。
そして習主席が、日中間で議論がある犠牲者の数について、30万人とする中国の主張を繰り返したことには、「追跡調査などを行わず、科学的に検証されていない数字に言及するのはおかしい。インパクトのある数字を発表することで国民にアピールしようとしているのではないか」と分析しています。
一方で、習主席が日中関係を重視する姿勢を示したことについて、興梠教授は「先月の日中首脳会談で改善の方向にある日本との関係に配慮しているのは間違いない。あまり日本をたたくと反日デモなどにつながる可能性もあり、前向きな姿勢を示したのだろう」と話していました。(引用ここまで)
これが日本語を駆使して侵略戦争批判を「反日」として描くNHKの姑息だ!
日本は間違ったことはしていない!おかしいのは中国側だ!
日本政府・NHKなどの上から目線の思想はどこから来るのか!
1.南京で旧日本軍が多くの中国人兵士や市民を殺害したなどとされる「南京事件」
(1)「などとされる」ということは、「なかった」ということを言いたいのか!
(2)細川談話・村山談話・河野談話は、どこへいったのか!
日本の戦争謝罪 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%88%A6%E4%BA%89%E8%AC%9D%E7%BD%AA
(3)日本国の最高法規である憲法前文の「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意」したという見地はどこへいったのか!
2.日中間で議論がある犠牲者の数について「30万人」だと中国の主張を繰り返したうえで
(1)「日中間で議論」が起こっているのは何故か!
(2)中国の主張である「30万人」では買ったら、認めるのか!
(4)何万人だったら、「ゴメン!」という「声が」出てくるのか!
3.習主席は、「歴史は変えることはできず、事実は巧みなことばや言い逃れによって消し去ることはできない」と述べ、歴史認識を巡って日本をけん制
(1)NHKは、習主席の言っている「歴史」や「事実」とは、どのようなことを言っていると言うのか!
(2)習主席は、「巧みなことばや言い逃れ」をしているのは誰と言っているのか!
(3)NHKは、「日本をけん制」と言っているが、「日本」とはどのような日本か。
(4)「日本」とは、「日本国民」か、「安倍政権」か、マ「スコミ」か、どっちか!
4.習主席は、「式典は、善良な人々に平和を堅持することを呼びかけるためのもので、恨みを継続させるためではない。日中両国の国民は、代々にわたって友好を続けないといけない」とも述べ、日中関係を重視する姿勢も示しました
(1)習主席が述べている「善良な人々」とは「日中両国の国民」のことで、明確に「巧みなことばや言い逃れ」しようとしているのではないのではないか!
(2)NHKが、このことについて、解説抜きに、NHKの史観を・思想を表明しているのではないのか!
(3)「日中関係を重視する」「姿勢」とはどのような「姿勢」か、中国側と日本側、中国政府と日本政府の違いと一致点は何か!
5.中国政府としては、日本との歴史の記憶を思い起こす記念日を通して国民の愛国心を高め、共産党の求心力を維持したいねらいがあるものとみられます
(1)侵略被害国の「中国政府として」の「ねらい」は、日本にとって、悪いということか!
(2)侵略加害国の「日本政府」が靖国に参拝することや「道徳教育」をとおして「国民の愛国心を高め、自民党とその政権の求心力を維持したいねらいがあるものとみられていることは正当化できるのか!
6.格差や汚職などに対する国民の不満が強まるなか、愛国心を刺激して国をまとめるとともに、習近平国家主席の求心力も高めたいねらいがあると
(1)「日本政府」が「巧みなことばや言い逃れ」なければ、中国政府は「日本」や「日本政府」を利用することはできなくなるのではないのか!
(2)「巧みなことばや言い逃れ」をする「日本政府」や「マスコミ」が「格差や汚職などに対する国民の不満が強まるなか」、「愛国心を刺激」するような挑発的言動を繰り替えして「習近平国家主席の求心力を高める」ことに強力しているのではないか!
7.追跡調査などを行わず、科学的に検証されていない数字に言及するのはおかしい
(1)「日本政府として」、侵略戦争の加害の事実について「追跡調査」は行ったのか!
(2)戦争末期、敗戦直後、機密書類などを焼却した事実はどう考えるのか!
(3)国家として、侵略戦争の遂行のシステムについて、資料をまとめ、国民に、その事実を学ぶ機会を保障しているか!
8.インパクトのある数字を発表することで国民にアピールしようとしているのではないか
(1)侵略被害国が、数字を含めて、その被害の事実を公表することは問題アリか!
(2)原爆被害者・東京大空襲・沖縄戦の被害者などを強調して二度と戦争をしないことをアピールすることは誤りか!
9.先月の日中首脳会談で改善の方向にある日本との関係に配慮しているのは間違いない。
(1)「中国政府として」「日本との関係」について、「改善」を「配慮」しているのであればこそ、「日本政府」の出方は慎重であるべきではないか!
(2)日本のマスコミ。とりわけ、NHKの報道の仕方は、積み上げられてきた「原則」を踏まえたものにすべきではないか!
10.あまり日本をたたくと反日デモなどにつながる可能性もあり、前向きな姿勢を示したのだろう
(1)中国政府が、「日本をたたく」ようなことをしなければならないのは何故か!
(2)「日中首脳会談で改善の方向にある日本」に対する「反日デモ」につながる「可能性」を「配慮」したいという中国政府の「ねらい」と「国民の愛国心」を「刺激して国をまとめる」という中国政府の「ねらい」は、矛盾しているのではないか!
(3)その「矛盾」の最大の要因は、いずれも「日本政府」と一部の人々、日本のマスコミが「巧みなことばや言い逃れ」をしていることが、最大の原因ではないのか!