「共産党は何でも反対」という「デマ」「風評」を垂れ流すのは
誰が、何のために?!
「共産党は何でも反対」被害は誰が負うか!
共産党の躍進に、いろんな反応が出てきています。今回は、「共産党は何でも反対」政党という「風評」が書かれましたので、記事にしておきます。これについては、以前記事にしてありますので、ご覧ください。
共産党が「何でも」「反対」するというのがウソであることは、今回の選挙政策を観れば一目瞭然です。では共産党が自民党政権の政策を反対するのは何故か!ということを確認しておかなければなりません。共産党が自民党政権の政策に反対しなければならない政策を推進してきていることは、今回の選挙政策を観れば明らかです。この「共産党は何でも反対」との「デマ」「風評」を流すのは何故でしょうか?これは
一つには、自民党政権の政策は正しいということを前提にしていることを指摘しておかなければなりません。
二つ目は、自民党政権の正当性の土俵の中に国民を持ち込むことを狙ったものです。
三つめは、自民党政権の政策の是非を議論することそのものを封じてしまうことを狙ったものであることです。
こうして政権の政策を国民的議論によって、その是非を論ずる機会を奪ってしまっていることを確認しておかなければなりません。しかも、この「風評」の被害は、国民であることは、検証する必要もないことです。
以上のことを踏まえた上で、週刊ポストを記事をご覧いただければと思います。そこで、その前に、「何でも反対共産党」が如何に誤りか、以下ご覧ください。
赤旗 「悪政に何でも賛成」こそ問題 市田氏 みんなの党に反論 2013年7月14日(日)http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-14/2013071402_05_1.html
「何でも反対」の共産党との違いを強調する渡辺みんなの党代表のウソ八百は政治家の恥べき自殺行為!2013-07-11 23:47:34 | 日記http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/fa8808ef029bf935c699e487b7329822
日本共産党提出 ブラック企業規制法案 継続審議に 2014年6月21日(土)http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-06-21/2014062102_06_1.html
『なんでも反対・共産党』岡田 建二朗 7月7日 · 編集済み ·https://www.facebook.com/kenjiro.okada.16/posts/275547895962459
先だって、共産党の政策的スタンスに対して、ある著名なブロガーの発した投稿からコメントが飛び交ったうちの一つだ
国政選挙でも小さい選挙でも、このフレーズはよく耳にするので珍しくはない
しかし、あまりにも都市伝説化しているこのフレーズがどれだけ自分たちの首を絞めているか、よく考えてほしい
私はごくごく田舎の地方議会の共産党議員だ
2011年の一斉地方選で、下から三番目に当選したまだ1期目のヒヨッコ議員
この三年間、提案された議案に対して私が反対をしたのは3件
①保育園の統廃合に関する予算
②職員の定数削減に関する条例
③職員の報酬削減に関する予算
この三年間で、当初予算・補正予算・条例・人事、等々、年間100を超える議案に対して反対したのは、このたった3件である
しかし、日本全国津々浦々の議会を全て把握しているわけではないので、もしかしたら「なんにでも反対」している共産党議員がいるかもしれない
だとしたら、その議員はとんでもない勉強家である
想像してほしい
100人を超えるプロ集団が総出で作り上げた議案に対して、1~3人の行政素人が公然と反対することがどれほど大変なことか
あの公の議場で、間違った発言をすれば議事録に残り、メディアからも市民からも同僚議員からも職員からも冷たい視線が容赦なく浴びせられ、あちこちからヒソヒソと陰口が聞こえてくる…
私が当選した一年目、保育園の統廃合に関する予算に反対をし、予算の修正案を提案して同僚議員からの質疑を受けた際、ボロクソに叩かれ、笑われ、中傷された
想像してほしい
「反対」することがどれだけ覚悟がいるか、ということを
私の父も、山梨県甲府市で市議会議員を長年務めてきた
小さいころは、一部の地域住民から白い目で見られて育ってきたし、街頭に立ってマイクを握る父が本当に嫌だった
父のせいでイジメられたという印象しかなかった
自分にいわれのないイジメで、傷つき、消耗し、自身の命さえ軽んじた
子ども心には父の主張が正しいとは思えなかった
しかし、今は違う
議場で住民の声を代弁し、理論的にも財政的にも裏付けをもった提案を示して毅然と反対する議員が、どれだけ尊い存在か
父の偉大さが、今なら分かる
国会で、3・11よりもずっと前から原発予算に反対してきたのはどの政党か
国会で、雪だるま式に膨れ上がる借金を示して、必要のない土木事業に反対してきたのはどの政党か
国会で、高齢者福祉が切り捨てられ、介護する側もされる側も疲れ果ててしまう制度に反対してきたのはどの政党か
国会で、一部の大企業の減税のために消費税が青天井で上がっていくことに、一貫して反対しているのはどの政党か
大店法が、木材の輸入自由化が・・・書ききれん(ToT)
実際に議会に出てみれば、なんにでも賛成する議員の多さに愕然とする
なんにでも賛成する議会だったからこそ、今の国の借金があり、介護に苦しむお年寄りや介護者がいたり、赤字でも消費税を納めなければならない業者がいたりするのではないか
なんにでも賛成する議員が多いから、無批判のうちに原発行政が押し進められ、秘密保護法が成立し、明らかな違憲の手法である憲法解釈の見直しなどを許してしまったのではないか
「なんでも反対する共産党」というレッテルを貼ることで、自分の視野を狭くしていないか?
「なんでも反対する共産党」というレッテルを貼ることで、誰かが得していないか?
「なんでも反対する共産党」というレッテルを貼ることで、自分の首と子どもたちの首を絞めていないか?
想像するべきだ
なんにでも賛成する議会がどれだけ恐ろしいかを
余談だが、私が議員5か月目で「住民の声が反映されていない」として、町長の予算に反対し、修正案を提案した保育園の統廃合の予算は当然否決されたが、のちに地域住民が反対運動を起こしたことで、町長が方針を転換せざるを得なくなり、自ら成立した予算を白紙に戻した
1年後、住民の声を十分に反映した保育園予算に、私は胸を張って賛成討論したが、私の修正案に反対した圧倒的多数の議員は何も言わずに賛成した
長文になってしまった・・・
最後まで読んでくださった方に感謝しますm(_ _)m(引用ここまで)
Q.「何でも反対」なの? 2014年11月28日 http://www.jcp-osaka.jp/osaka_now/1240
ではご覧ください。このコラムニストのような方でも共産党に投票することがあること、国民が共産党を支持する動機・接点は、人によって様々であることが判ります。そうしたことを踏まえて初めて政権が近づいてくるのではないかということです。共産党が政権を取るつもりであるなら、どんな小さなことで、きちんと、誠実に応えていくこと、その中で国民の信頼を獲得していくことではないでしょうか。
週刊ポスト 法案提出権確保の共産党は「何でも反対」以上の何ができるか 2014.12.20 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20141220_293581.html?PAGE=1#container
今回の衆議院選挙は戦後最低の投票率を記録した。果たして投票率が高ければ反自民の勢力は伸張したのだろうか。コラムニストのオバタカズユキ氏が考える。
衆議院総選挙の投票率52・66%、戦後最低記録を更新。非難を覚悟のうえで正直なところを書くと、私はこの数字を最初に見たとき、思わず「惜しい!」と舌打ちした。あと3%弱落ちれば、40%台になったからだ。
新聞の見出しを思い浮かべても、「戦後最低記録」より、「投票率50%割れ」のほうがインパクトはでかい。もしそうなったら、こりゃマジやばいという空気が濃厚になり、この国の議会制民主主義はもう機能不全に陥っているのではないか、というラディカルな問いが生れ、日本人のオカミ任せな政治意識が変わるきっかけになったかもしれない。
もちろん、ラディカルなら何でもいいわけではないし、では、代わりにどんな制度がありえるのかと問い返されても、これといった答えを持っているわけじゃない。でも、50%割れなら、それで自民党が大勝したとしても、「半分以上の有権者が参加しなかった選挙の結果に過ぎない」という批判が何度も繰り返されることで、彼らの暴走に対する牽制力に少しはなりえるのではないか。なりえるなら、その様子を見てみたいと私は思ったのだ。
だが、多くの人々は、こんな私の戯言を相手にしようともしない。せいぜいのところ、主にリベラルサイドの真面目な方々から、「キミのような無責任な人間がいるから、組織票に守られた与党の時代が続くのだ」とお叱りを受けるぐらいである。そう見られることは、長年、積極的棄権を続けてきた者としてとっくに承知している。
たしかにこのコラムの書き出しにおける私の態度は、スポーツゲームを寝ながら楽しむ観客のように当事者性が薄く無責任だ。けれども、ならば、投票率が上がることでリベラルサイドに有利な選挙になるかというと、それもまた別の話で、むしろ今回の総選挙の結果に真正面から向き合うなら、「投票率が低かったからこの程度で済んだのかも」と考えてみるべきではないか。
たしかに自民党は勝った。が、獲得議席は選挙前の293から2減らして291へ。ほとんどのマスメディアが「大勝」「圧勝」と言うからそんな気になりやすいのだが、自民党の議席数そのものは微減したのである。
ここで、組織票の塊のような公明党は31から35へと議席を伸ばしたじゃないか、と「選挙に行こう」推進者からの批判の声が挙がるだろう。たしかにそうなのだが、それを言うなら、同じく組織票の権化みたいな共産党が8から21に躍進したのはなぜか、という話にもなる。
今回の選挙で共産党があんなに伸びるとは、共産党員だって予想していた人は少なかったはずだ。なぜ躍進したか。これは専門家の分析を待つまでもなく、与党に批判的な浮動票の受け皿となった結果である。自公の独走を嫌う有権者のうちのけっこうな割合が、投票所に向かい、とにかくアベ的なものに徹底してダメを出す共産党に一票を入れたのだ。
その結果、予想外に票が集まり、共産党は法案提出権を確保することに成功。国会議員が法案を作って衆議院の国会で発議するためには20名の賛同者を必要する、というきつい縛りがあるのだけれど、共産党はついにそこから解き放たれた。何でも反対するだけでなく、自ら主体的にどんな法案を共産党が出せるのか。国会を混乱させる以上の何ができるか、これから注視だ。
党首が落選して、しょぼしょぼ感が漂う民主党も、選挙前の議席数62から73へと勢力を少しだけ回復させた。日教組や連合などの組織票がどれほど効いたか、効かなかったかは、もう少し経ってから調査結果を見ないと分からないが、もともとは浮動票頼みの性格が強いとされていた政党である。でも、投票率が下がったのに議席は増えた。
共同代表の橋下徹氏が立候補せず、一昔前の追い風がまったく止まったとされた維新の会だって、42から41へ。それこそ浮動票が命の党なのに、投票率減でも議席はほぼ現状維持できた。
で、各党とも予想以上にいい結果を残したり、それなりだった中、選挙前の議席数19から2へと、壊滅的な結果に終わったのが次世代の党だ。もうこの党のことは、そう遠くない将来に国民の記憶から消えそうだから記録しておくと、次世代の党は政党「日本維新の会」から石原慎太郎グループが抜け出して、今年の夏に設立した新党である。思想や政策は、安倍自民党より右寄り。リベラルサイドからしたら猛禽類の集まりのような党だ。そこが有権者から徹底的に避けられた。
なぜ次世代の党は惨敗したのか。諸説あるようだが、最大の理由は「投票率が低い選挙だったから」だと私は思う。当選したのは、岡山3区の平沼赳夫党首と熊本4区の園田博之元官房副長官のみ。比例代表では1人も当選していない。田母神俊雄元航空幕僚長や西村信吾元防衛政務次官などを擁立し、ネット保守やネット右翼の人気を集めるかとも思われたのだが、その層はリアルでさほど動かなかったようだ。
できたばかりの党なので、あくまで推測にすぎないが、もしも今回の選挙の投票率が高かったら、次世代の党はここまでボロ負けしなかったのではないか。前回の都知事選では、田母神氏が20代の投票者の24%の票を集めた。年配者には人気がなく、若い世代ほど彼を支持した。
投票率が低かったのは、解散した当人自ら「アベノミクス選挙」と名づける争点がよくわからない選挙だったからだ。ところが、これが「憲法改正」や国防に関するテーマで争われる選挙だったら、都知事選で田母神氏に票を投じた層も動いたことだろう。安倍自民党はもっと票を集めただろうし、それじゃ「物足りない」層は、自民党より右寄りの政党を支持、正義を遂行する者として次々と投票所に向かった可能性が否定できない。
そういう意味において、「選挙の投票率は高いほどいい」≒「投票率が上がればラブ&ピースな世の中の実現に近づく」的なお花畑思考をまだまだしているリベラル層は、世の中そんなに甘くはないことを、思い知るべき総選挙だったと言いたい。
ちなみに私は、今回の総選挙できちんと投票をした。小選挙区は死票にしたくなかったから自民党と民主党の候補者で迷い、自民党のほうは大物の地盤を引き継いだ元リクルート社員の若手というだけで何のメッセージ性も伝わってこなかったので、民主党候補のほうがまだマシだと思って入れた。結果は、入れたほうが落ちた。ちょっと悔しかった。
比例代表はどの党の政策も気に食わず、棄権も考えたが、どうせならということで、腰の引けたマスコミが増えている中、権力のチェック役としての共産党に入れた。躍進したが、実は政策も体質も自分には合わない党なので、選挙後に彼らが喜んでいる姿を見てもあまり気分はよくない。ただし、共産党の議席がある程度確保されることは、国会という生態系のバランス維持にとって有意義だと思っている。
それに、これまでのように積極的棄権をしたら、「ちぇっ、戦後最低記録といっても半分以上は投票しているじゃん」と疎外感をこじらすだけだっただろう。無理矢理でも投票に行ったことは、個人的に良かったと思っている。(引用ここまで)
こんな議員こそ「身を切る」べき!こんな議員を当選させてはダメ!
国会は国権の最高機関であり、唯一の立法機関だ!
週刊ポスト 自民若手 役人が作った法案通す委員会数合わせの採決要員に 2014.12.17 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20141217_292489.html
現在の国会の仕組みと議員の能力では、自民党が巨大化するほど政治の能力は下がっていく。わかりやすいデータで示そう。
NPO法人「万年野党」の発表によると、今年の通常国会での自民党衆院議員295人の平均質問回数はわずかに1.1回だった。議員数が増えすぎたために150日間の会期中に、質問の機会が1回しか回ってこないのである。そのうち質問も議員立法の提出もしていない議員が46人いた(政府役職者、委員長の職にあった者は除く)。自民党には国会経験の浅い若手が多いが、これまで2年間の任期で2~3回しか質問に立てなかったことになる。
彼らが国会で何をしているかというと、国会対策委員会からの指示に従って毎日、定足数を満たす数合わせのために委員会に出席し、役人が作った内閣提出の法案に賛成するだけの採決要員と化している。自民党町村派の議員OBが語る。
「自民党には1回生から政調の部会に所属し、先輩議員との法案審査や税制改正での議論を通じて政策力をつける仕組みがあった。法律の条文が1行変わるだけで関連業界や企業に数十億円の影響を及ぼすというリアルな政策の意味は、法律を学んだだけでは絶対にわからない。当選3回になると部会長の役目を与えられ、役所と折衝する力がなければ党内発言力を認められなかった。
しかし、いまや部会が官邸の指示通りに政策を追認する機関となり、若手の国会質問の機会もほとんどない。これでは、当選回数を重ねても政策力はつかないし、役所にものが言える政治家は育たない」※2014年12月26日号(引用ここまで)