愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

株価が上がれば庶民の懐が温まるか!アベノミクスの大ウソ!賃上げはたたかってこそ!

2014-12-30 | アベノミクス

株価が上がって賃金は上がったか!暮らしは良くなったか!

今日の夜のニュースで東証が15年ぶりに最高値を記録したことが報道されていました。まるで庶民の懐がよくなるかのような幻想がふりまかれていました。この場合の『景気』とは株主、とりわけ大口株主、機関投資家と言われている大株主だけが大儲けするというものです。

そこで、この大ウソを検証してみることにしました。ご覧ください。

NHK 年末の株価終値 15年ぶり高値で終了 12月30日 16時09分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141230/k10014365711000.html
ことし最後の取り引きとなった30日の東京株式市場は、ギリシャの政情不安をきっかけに売り注文が膨らみ、日経平均株価は280円近く値下がりしましたが、この1年では1100円余り上昇し、年末の終値としては15年ぶりの高値で取り引きを終えました。
日経平均株価、30日の終値は前日より279円7銭安い1万7450円77銭。東証株価指数=トピックスは、17.16下がって、1407.51でした。1日の出来高は16億6698万株でした
日経平均株価は、去年の年末の終値と比べると1159円46銭、率にして7.1%上昇し、年末の終値としては平成11年以来、およそ15年ぶりの高値となりました。
また、東京証券取引所1部に上場している株式の時価総額は505兆8973億円となり、この1年間で47兆円余り増えて、年末としては平成18年以来、およそ8年ぶりに500兆円を超えました。
市場関係者は「ユーロ危機の発端となったギリシャで次期大統領が選出できず、ギリシャの政情不安がヨーロッパ経済の波乱要因になるのではないかという懸念をきっかけに、当面の利益を確保しようと、きょうは売り注文が膨らんだ。ただ、この1年で見れば、アメリカ経済の回復や日銀による追加の金融緩和が株価の上昇を強く後押しした」と話しています。(引用ここまで

NHK 東証大納会 年末終値は15年ぶり高値 12月30日 17時40分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141230/t10014366831000.html
東京証券取引所でことし1年の取り引きを締めくくる「大納会」が行われ、出席者は年末の終値として15年ぶりの高値となった株価が、今後も上昇し続けることを願いました。
ことしの大納会は、日本経済の活性化にとって重要とされる「起業」をテーマに行われ、NHKの連続テレビ小説「マッサン」で国産のウイスキー作りに生涯をかけた起業家の妻、エリーを演じるシャーロット・ケイト・フォックスさんが招かれました。まず、東証を傘下に持つ日本取引所グループの斉藤惇CEO=最高経営責任者が「新たな起業が増えれば社会の発展の原動力となる。来年も起業の支援に力を入れていきたい」と述べました。また、フォックスさんはエリーと自分を重ね、「私は夢をかなえるために日本にやって来ました。夢があれば不可能なことはないので、皆さんも夢をかなえて世界をあっと驚かせてください」と述べ、株価の上昇が続くことを祈念して鐘を鳴らしました。続いて出席者全員で手締めを行って、ことし1年の取り引きを締めくくりました。
30日の東京株式市場は、日経平均株価が前日に比べて279円7銭値下がりして1万7450円77銭となり、年末の終値としては15年ぶりの高値で取り引きを終えました。ことしは、ウクライナ情勢などへの懸念から前半は一進一退の値動きが続きましたが、10月以降は多くの市場関係者を驚かせた日銀の追加の金融緩和や円安の進行により、日経平均株価は大きく上昇し、去年の終値と比べると7.1%の上昇になりました。
株価この1年の動き
ことしの東京株式市場、日経平均株価の終値は、年末の終値としては15年ぶりの高値水準で取り引きを終えました。日経平均株価は、ことし最初の取り引きで400円近く下落し、1万5900円台に。年初の取り引きで株価が値下がりするのは平成20年以来、6年ぶりでした。さらに、ウクライナ情勢への懸念などから株価は伸び悩み、4月中旬には1万3910円余りとことしの最安値を付けます。その後は着実に回復が進むアメリカ経済が株価を後押し。ニューヨーク市場でダウ平均株価がたびたび最高値を更新し、上昇を続けると日経平均株価も持ち直します。
株価が上昇基調に転じたきっかけは、10月末の日銀の追加の金融緩和です発表を受けて、日経平均株価は終値で750円以上急騰しました。追加緩和を受けて急速に円安ドル高が進んだことで、その後も輸出関連企業の業績回復への期待から株価の上昇は続きます。今月8日には、取り引き時間中としておよそ7年4か月ぶりに、1万8000円台を回復。終値でも1万7935円余りとなり、ことしの最高値を付けます。日経平均株価は、追加緩和の直前と比べて1か月余りで、およそ2200円も上昇しました。ことし最後の取り引きとなった30日の東京市場で、日経平均株価の終値は1万7450円77銭。去年の年末より7.1%の上昇となりました。(引用ここまで

時事 年末株価15年ぶり高値=1万7450円77銭-時価総額5百兆円回復・東証大納会 2014/12/30-18:57 http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2014123000423
大納会で手締めをする関係者ら=30日午後、東京・日本橋兜町の東京証券取引所
今年の最終取引日(大納会)となった30日の東京株式市場は、休暇を控えた薄商いの中でギリシャ政局の混迷を嫌気した売りに押された。日経平均株価の終値は前日比279円07銭安の1万7450円77銭と続落した。ただ、前年末と比較した値上がり率は約7%に達し、大納会の終値としては1999年(1万8934円34銭)以来15年ぶりの高値となった。
この結果、2014年12月末の東証1部の時価総額は505兆8970億円となり、年末時点では06年以来8年ぶりに500兆円台を回復した。11年末に250兆円強だった時価総額は3年間で約2倍に増えた。これまでの最高は1989年末の約591兆円。
14年の株式市場は今月8日に約7年5カ月ぶりとなる1万8000円台を一時回復するなど、総じて高値圏で推移した。外国為替市場での円安加速や米国株の堅調、安倍政権の経済政策「アベノミクス」に対する期待などに支えられ、年間の値上がり幅は1159円だった。
大納会は、利益を確保するための売りも優勢となり、トヨタやソフトバンクなど主力銘柄を中心に値下がりした。ただ、市場関係者の先高観は根強い。「来年の日経平均は00年4月以来、ほぼ15年ぶりの2万円台が視野に入る」(大手証券)との声が多く聞かれた。
大納会の終値としては15年ぶりの高値で取引を終えた日経平均株価を示す電光ボード=30日午後、東京・日本橋兜町の東京証券取引所
東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は17.16ポイント安の1407.51。出来高は16億6698万株、売買代金が1兆6172億円だった。(引用ここまで

日経平均株価の推移  日経平均株価の推移(月次)  日経平均株価の推移(年次)
http://ecodb.net/stock/nikkei.html

雇用者報酬の推移グラフ(参考) : さあ解散総選挙、アベノミクスの失敗 2014年11月20日http://matome.naver.jp/odai/2141644816878303401/2141644931580184803

雇用者報酬の推移グラフ(参考)
http://www5.cao.go.jp/keizai2/keizai-syakai/k-s-kouzou/shiryou/houkoku/sankoushiryo2.pdf


名目雇用者報酬の推移http://www5.cao.go.jp/keizai2/keizai-syakai/k-s-kouzou/shiryou/houkoku/sankoushiryo2.pdf

春季賃上げ状況の推移http://www5.cao.go.jp/keizai2/keizai-syakai/k-s-kouzou/shiryou/houkoku/sankoushiryo2.pdf

各国の雇用者報酬の推移(OECDデータベースより) 2014年04月17日 08時30分23秒 | 政治的なこといろいろ
http://blog.goo.ne.jp/uo4/e/a070748039f0a5c154264baaf88e641f


大企業に責任果たさせよ 志位委員長の質問 衆院予算委 2010年2月9日(火)「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-02-09/2010020902_03_1.html

大企業の内部留保 一部使えば雇用・賃金・景気が改善 国公労連が試算  2014年12月29日(月)http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-12-29/2014122909_01_1.html

国公労連は『2015年国民春闘白書』をもとに、大企業の内部留保1%の活用による雇用増と、月額2万円の賃上げをするための内部留保の取り崩し率についての試算をまとめました。それによると、多くの大企業に大幅賃上げを実現できる条件があることがわかります。

8社で1万人超の雇用も

試算によると、内部留保の1%を雇用(年収300万円、1年間雇用)に回した場合、主要企業134社のうち90社で、それぞれ1000人を超える雇用が可能です。このうち25社では5000人以上、8社では1万人以上を雇用することができます。個別企業ではどうでしょうか。トヨタ自動車は、内部留保を1%取り崩すことで、5万5000人以上の雇用が可能です。リストラを実施しているパナソニックの内部留保は2兆4433億円、ソニーでは2兆4276億円。この一部を取り崩すだけで大規模なリストラを回避できます。

3%活用で月額2万円増

主要企業134社のうち93社の正規従業員全員に月額2万円の賃上げ(ボーナス4カ月分を含めて年間必要財源は32万円)を実現するためには、内部留保の3%未満を活用すれは可能です。たとえば、東レ(経団連会長企業)で月額2万円の賃上げを実現するには、内部留保の1・98%を活用するだけです。

非正規雇用でも

非正規雇用労働者数がわかる91社のうち、非正規雇用全員に月2万円の賃上げ(年間必要財源は24万円)をするには、86社が内部留保の3%未満を活用すればいいだけです。

春闘で大幅賃上げめざす

経済統計が発表されるごとに、深刻さの度合いを深めていることが浮き彫りになる日本経済。この現状から回復し、経済を活性化させるには、すべての労働者に大幅賃上げを実現することが不可欠です。

「企業収益の拡大から賃金の上昇、消費の拡大」(政労使会議の合意文書)という“トリクルダウン”論では、実質賃金をプラスに転換する賃上げも景気回復も実現し得ないことは、この数年で明らかです。

2015年春闘で、全労連・国民春闘共闘は、「実質賃金の低下に歯止めをかけ、大幅賃上げと暮らしの改善をはかる」として、月額2万円、時間額150円の賃上げ、最低賃金要求として時間額1000円以上、日額8000円以上、月額17万円以上の達成をめざすとしています。連合はベースアップ2%以上(定期昇給維持相当分2%を加えて4%以上)を掲げています。いずれも、賃上げにより景気回復を図るとの立場です。

 図表

 

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社会のヤンキーを売り物に歴史のヤンキーになり下がった義家弘介議員の歴史偽造に大喝!

2014-12-30 | 時代錯誤の安倍式教育再生

義理人情に反して道徳教育を説くヤンキー先生義家弘介議員の本質は!

かつて落ちこぼれとか、非行とか、ヤンキーとか、が流行った時、義家弘介少年も、その渦中にいました。そして北の大地に「転進」して「蘇生」していただいたことを「恩義」に、「母校」の教師となり、「人権・自由・民主主義・反戦平和」を、後輩たちに教えた青年教師義家弘介氏。

この経歴が注目され、テレビでも放映されました。この学校の教育の宣伝にもなりました。

しかし、この反戦平和を求める青年教師義家弘介先生は、どこで、どうやって道を違えたのか。いや、最初から、そのつもりだったのか。その後に歩んだ道は、真逆の道でした。しかし、このヤンキー先生は、戦前、教え子を戦場に送ったたくさんの教師とは真逆の選択をして、今や、反戦教師から戦争イケイケ教師として「大活躍」。

この変貌。変質。転進。このことそのものを不道徳の極みとは思わず、道徳教育を説教する姿は、哀れとしか、言いようがありません。いや人間は、その道を大きく転換することはあります。どんな人間も。しかし、その際には、道徳があります。「義理人情」です。説明責任です。

ヤンキーだった少年義家弘介くんを、それこそ身体を張って大切に育ててくれた北の大地とそこで悪戦苦闘していた学校と教師と仲間たちがいたこと。その歴史に対して義理も人情も、道徳も感じない、この不道徳。今や、自分の、この歴史に対する、また近代の、日本の歴史に対するヤンキーになり下がった自民党義家議員。

愛国者の邪論は、義家弘介議員の大ウソの主張は認めるものではありませんが、その思想は認めるものです。しかし、もう一つ認めることができないことがあります。万歩譲って、その主張を認めるとしても、この義理人情・道徳をないがしろにして道徳教育を説く義家弘介議員は断じて認めることはできません。これこそ天に唾するものと言えるからです。

では、以下、ご覧ください。評価と解説と検証はしません。脱亜論を主張した福澤諭吉くんも、迫りくる軍国主義に行くぐるしさを感じて自死してしまった芥川龍之介くんも苦笑いしていることでしょう。歴史の偽造と無知に対して。

思想統制、人格統制、教育格差化......安倍政権の「教育改革」が危険すぎる
http://lite-ra.com/2014/12/post-745_3.html
 ヤンキー先生こと義家弘介議員は、第一次安倍政権で教育再生会議の委員を、第二次安倍政権で文部科学大臣政務官を務めた、安倍政権が教育政策を進める上で重宝されている人物の1人だ。彼が、高校教科書に採択されていた作家・池澤夏樹「狩猟民の心」(『母なる自然のおっぱい』所収)の記述に噛みついたことをご存知だろうか。
 池澤氏は「桃太郎」の物語を、「あれは一方的な征伐の話だ。鬼は最初から鬼と規定されているのであって、桃太郎一族に害をなしたわけではない(中略)鬼が島を攻撃し、征服し、略奪して戻る。この話には侵略戦争の思想以外のものは何もない」と書いている。これに対して義家議員が「伝統的な日本人なら誰もが唖然とするであろう一方的な思想と見解が公教育で用いる教科書の検定を堂々と通過して、子供たちの元に届けられた、という事実に私は驚きを隠せない」「歴史を超えて語り継いできたお伽噺が侵略思想の権化としてすり替わり、子供たちを巻き込んで展開されていくことなど公教育の現場ではあってはならないことだ」(産経ニュース/10月25日)とした。
 だが、池澤氏の記述は民俗学の解釈では常識といえるものだ。桃から生まれた桃太郎が鬼を征伐するという物語は時代を超えて語り継がれたものではなく、時代や地域によってさまざまなバリエーションがあった口承文芸を、明治期、国威発揚のために今の形に統一してつくりあげたにすぎない。また、その桃太郎の行為については、あの福沢諭吉でさえ「ももたろふはぬすびとともといふべき、わるものなり」と指摘している。
 そういった背景を少しも考慮せずに圧力をかけてくる国会議員の無教養と思想統制の野心には唖然とさせられるが、しかし、そこからは、安倍政権がこれからどのような教育の改革を目論んでいるのか、が見えてくる。
 景気以外の論点を逸らしに逸らした「アベノミクス選挙」で勝利した安倍政権は、改憲や原発再稼動を「選挙で国民の信任を得た」として推し進めていくようだが、教育の分野での暴走にも十分な注視が必要。既報通り、2018年度からは道徳が教科化し、その習得具合が評価対象になる。
 藤田英典『安倍「教育改革」はなぜ問題か』(岩波書店)は、安倍政権の教育政策をアベノミクスの「三本の矢」に倣って「五本の矢」にまとめ、警鐘を鳴らす。
1:「教科書改革実行プラン」などの教科書政策に見られる国家主義的な「思想統制」
2:「心のノート」改訂版や「道徳の教科化」に見られる新保守主義的な「人格統制」
3:「小中一貫教育の制度化」などの「学校教育システムの再編」案に見られる新自由主義的な「教育機会の制度的格差化」
4:全国学力テストの学校別結果公表や大学入試改革に見られる成果主義的な「教育統制」
© LITERA 提供  
5:教育委員会制度改革により促進されかねない学校現場・教職員の管理主義的な「行政的統制」
 これらの教育政策については内閣総理大臣の諮問機関(2000年・教育改革国民会議、2006年・教育再生会議、2013年・教育再生実行会議など)のみで基本路線が決まってしまうため、多様な意見が議論されることはない。会議には有識者が選ばれてはいるものの、著者はその面子について「専門性に疑問があるだけではなく、新自由主義や新保守主義といった特定の思想に与する委員が目立つ」と書く。
 委員の面子を確認すると、教育再生会議には小保方晴子をシッポ切りして利権体質を堅持した理化学研究所理事長の野依良治、人様への教育云々の前に自分の店の管理に目を向けるべきだったワタミ社長(当時)の渡邉美樹、教育再生実行会議には、各種の妄言・暴言でお馴染みの作家・曾野綾子(その後退任)や「つくる会」元会長の八木秀次らの名前が並んでいる。
 著者が挙げる5項目のうち、最たる懸案事項は「道徳の教科化」だろう。2018年度にも道徳が「教科外の活動」から「特別の教科」に格上げされる。点数や段階評価はつけないものの、記述式で評価が定まることになる。現在、「道徳」の授業に使われている副読本も、教科として定まる以上は、当然だが「教科書検定」を受けることになる。
 教科書検定についての見直しを示した「教科書改革実行プラン」では、「政府の統一的な見解や確定した判例がある場合」にはその見解や判例に基づかなければならないとある。第一次安倍政権下で強行採決した教育基本法の改定で、「我が国と郷土を愛する」という文言が加わったことを鑑みれば、これからはその手の愛国心が盛り込まれているものは道徳の教科書に採択されやすくなるし、先の池澤氏のようなテキストは「日本の伝統をないがしろにするもの」として淡々と弾かれていくのかもしれない。
「道徳」の教科化について、著者は「児童・生徒や保護者の間に、観察可能である表面的な行動や態度で評価されかねないことへの違和感・不信感や、恣意性に起因する不信感が生じる可能性がある」と警戒する。ましてや、生徒一人一人の「道徳」を評価しなければならなくなる先生は、様々な評価軸で生徒を見つめなければならず、ただでさえ多忙な業務が更に増えることが予想される。加えて、通知表に評価を記載するとなれば、その文言を気にかける親への応対も増えるだろうし、主観に過ぎない文言に端を発するトラブルも生じるだろう。
 それにしても「教育の危機」はこの20年、常套句として繰り返されてきたが、一体何をどう改善したがっているのか。著者はその狙いが透ける典型例として2002年に文科省が策定した「21世紀教育新生プラン:7つの重点戦略」の広報パンフレット「危機に瀕する我が国の教育」にある4つの見出しを挙げる。
1:いじめ、不登校、校内暴力、学級崩壊、少年犯罪
2:個人の尊重を強調し「公」を軽視する傾向
3:行き過ぎた平等主義による子どもの個性・能力に応じた教育の軽視
4:これまでの教育システムが時代や社会の進展から取り残されつつあること
 (1)は言わずもがな解決が必要だろう。(2)は驚くべき文言だ。なんたって、個人を尊重しすぎだから、それよりも公(=愛国心)を重視せよという。極めて露骨だ。(3)はそもそも文章として奇妙。だって(2)で個人の尊重はもういいと書きながら、個性に応じた教育が必要だと書いているのだから。この(3)の本音は別のところにある。個々人に平等に付き合いすぎるあまり、エリートが生まれにくい教育体制が生まれており、これを抜本的に改善したいのだ。著者もこの(3)を「能力主義・新自由主義」的だと分析している。(4)はちっとも具体的ではない。いかにして時代や社会の進展から取り残されているかが見えてこない。
 今年放送された木村拓哉主演の「HERO」はなんと文科省が「道徳教育」をテーマにタイアップしていた。制作発表には下村文科相が出席し、「徹底的に生きるとは何なのかを目指す、すばらしい番組」(朝日新聞・2014年9月18日)と絶賛した。その上でちゃっかり、下村文科相の写真入りの「HERO」のポスターを作成、全国の小中学校に向けて80万枚も配ったという。そのポスターの狙いは、この4月から「心のノート」の改訂版として使われている教材「私たちの道徳」の使用呼びかけだった。
 安倍政権にとって「道徳の教科化」は第一次政権時代から続く悲願。この長期政権の間に、教育改革はじわじわと、個人の尊重よりも我が国と郷土を愛する「公」を尊重せよという方向で突き進んでいく。「教育の危機」を訴え続けてきた成果が遂に実ると意気揚々だが、その勢いにこそ「教育の危機」を感じざるを得ない。(武田砂鉄)(引用ここまで


 義家弘介氏の面白すぎる随筆読解に池澤夏樹氏まっとうな反論 2014年12月04日 01:58  保科省吾[コラムニスト] http://blogos.com/article/100449/

(終わりと始まり)桃太郎と教科書 知的な反抗精神養って 池澤夏樹  2014年12月2日16時30分 http://www.asahi.com/articles/DA3S11486661.html 
 前衆議院議員の義家弘介さんが産経新聞でぼくの文章を論じてくださった。
 ぼくが書いたのは「狩猟民の心」というエッセーで、平成10年度から14年度まで高校の教科書「国語I」(筑摩書房)の教科書で使われた。義家さんは、これは子供たちに供するにふさわしくない内容だと言われる。
 以下、最初はぼくの文の引…(引用ここまで)

141202 自民党の義家弘介バカが、天(池澤夏樹氏)に唾して恥をかく。芥川竜之介の「桃太郎」で勉強しろ! 2014年12月03日 01時21分03秒 | 考える資料http://blog.goo.ne.jp/2714965/e/ba2c84ed8077b4f10a439637d45de403

「桃太郎」は日本の侵略戦争で子どもたちと国民へのプロパガンダに使われた「海の神兵」だった 2014-10-26 | Weblog
http://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/96d5afda3e4cd91597c119cdfb5adcaf

2014-10-28 桃太郎と侵略戦争  http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20141028

中立的では解釈できないシロモノ!侵略戦争をどうみるか!

桃太郎についての池澤夏樹さんと義家弘介さんの論争  2014-12-11 08:51:38
http://ameblo.jp/spacelaw/entry-11963195695.html

これが歴史偽造のヤンキー思想だ!

産経 【解答乱麻】子供が使う教科書だからこそ 衆院議員・義家弘介 2014.10.25 13:40更新
http://www.sankei.com/life/news/141025/lif1410250016-n1.html
今年度、文部科学省では平成28年度から使用される中学校の教科用図書(教科書)の検定が行われている。
これまでわれわれは、主に社会科の教科書に見られる一面的な記述、偏向した記述を改めるための活動をしてきた。安倍晋三政権では、民主党から政権奪還後、具体的にその作業に着手した。
下村博文文部科学相のもとで、まずは、授業や教科書作成の指針となる中学・高校の学習指導要領の「解説」の改定を行い、領土教育の充実及び、災害時の警察や自衛隊など諸機関の連携についてしっかりと記述する旨の変更を行った。そして、その上で今年1月17日、社会科の教科書の「検定基準」の見直しを行った。
具体的には「近代史において通説的な数字がない事象については、その旨を明記するとともに、児童生徒が誤解する恐れのある表現をしない」「閣議決定その他で示された政府の統一見解、最高裁判所の判例がある場合はそれに基づいた記述が行われること」などの追記だ。
この度の改定により、すべての社会科教科書が歪曲(わいきょく)自虐史観から脱却することを期待したい。
しかし、これで終わったわけではない。教科書問題というと、とかく社会科の教科書の記述ばかりが論じられるが、それ以外の教科においても到底看過できない記述が検定をすり抜けて子供たちに届けられた、という歴史が繰り返されてきた。
例えば、平成10年度から14年度まで使用された高校の教科書「国語I」(筑摩書房)には、作家の池澤夏樹氏の「狩猟民の心」を取り上げた単元があった。以下、その一部を引用する。
《日本人の(略)心性を最もよく表現している物語は何か。ぼくはそれは「桃太郎」だと思う。あれは一方的な征伐の話だ。鬼は最初から鬼と規定されているのであって、桃太郎一族に害をなしたわけではない。しかも桃太郎と一緒に行くのは友人でも同志でもなくて、黍(きび)団子というあやしげな給料で雇われた傭兵(ようへい)なのだ。更(さら)に言えば、彼らはすべて士官である桃太郎よりも劣る人間以下の兵卒として(略)、動物という限定的な身分を与えられている。彼らは鬼ケ島を攻撃し、征服し、略奪して戻る。この話には侵略戦争の思想以外のものは何もない》
わが国では思想及び良心の自由、表現の自由が保障されている。作者が作家としてどのような表現で思想を開陳しようとも、法に触れない限り自由である。しかし、おそらく伝統的な日本人なら誰もが唖然(あぜん)とするであろう一方的な思想と見解が、公教育で用いる教科書の検定を堂々と通過して、子供たちの元に届けられた、という事実に私は驚きを隠せない。
例えばこの単元を用いて、偏向した考えを持つ教師が「日本人の心性とは、どのようなものであると筆者は指摘しているか。漢字4字で書きなさい」などという問題を作成したら一体どうなるか。生徒たちは「侵略思想」と答えるしかないだろう。
歴史を超えて語り継いできたお伽噺(とぎばなし)が侵略思想の権化としてすり替わり、子供たちを巻き込んで展開されていくことなど公教育の現場ではあってはならないことだ。
教科書改善の活動はまだ道半ばである。今後も継続して取り組んでいく決意だ。
◇             
【プロフィル】義家弘介 よしいえ・ひろゆき 高校教師を経て横浜市教育委員や文部科学政務官など歴任。「ヤンキー先生」の愛称も。(引用ここまで


【義家弘介】教科書と偏向教育の闇、志賀義雄と池澤夏樹に見る反日の系譜 [桜H26/5/29]
https://www.youtube.com/watch?v=gmD8_2Y9AvI

日本経済新聞 20141130朝刊 「桃太郎」で有名な池澤夏樹♥ 2014/11/30 08:09
http://oyakochoco.blog.fc2.com/blog-entry-587.html

池澤夏樹の反日に気づいたヤンキー先生 2014.10.26  *Edit
http://eumajapan.blog.fc2.com/blog-entry-48.html

「桃太郎」が侵略戦争の思想???ふざけるな!!!日本の子どもたちをこんな反日教育から守ろう!! 2014/06/12 21:54
http://bakahabakanarini.blog.fc2.com/blog-entry-393.html

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