そうだ。
この木々の繁る道を通ったのだ。
記憶にあるままだ。
そしてこの海原に、
身を任せたのだ。
砂浜に寝転がり、
白く照り付ける光りに、
身を任せたのだ。
楽しく笑って。
それが、
たのしみだった。
ささやかな、しかし、わたしには最高の、
たのしみ。
そこへは、誰であろうと入り込むことは出来ない。
はずだった。
彼らがやって来ると知った時、 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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