迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

こころのじゆうこれにあり。

2014-06-16 20:05:07 | 浮世見聞記
古都のはずれにたたずむ古刹に、ふと気が向いて立ち寄った。 本堂の戸は開け放たれ、自由になかへ入って参拝できるようになっていた。 広々と敷き詰められた畳に座し、静かに本尊を見つめているうち、 “人はここでは、みな平等なのだ……” ということに、気がついた。 俗世における立場や境遇がいかなるものであろうと、ここへはみなが等しく、訪れることができる。 ひとはみな、同じに生きている。 . . . 本文を読む
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