都内でおこなわれた現代舞踏家・市川淳一氏のリサイタルのなかで、「猩々」を謡う。
猩々は中国の妖精だが、市川氏は独自の解釈で沖縄に設定を置き換え、役を舞う。
稽古がわずかな日数しかとれず、ほとんどぶっつけ本番でのぞんだ舞台だったが、能とはまた違う“土”の匂いを感じる作品に仕上がり、
「こういう考え方もあるのか……」
と、謡いながらちょっぴり感動する。
舞台という板の上で、一人は立 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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