感染者の數と、熱中症搬送者との數が拮抗しさうな炎暑に、日中はさすがに籠城して過ごす。私の住む町はだうやら雷雨の恐れを避けられたやうで、日没前には西の空が黄金色に染まり、そんなこともあるのか、と思ふ。支那發の人災病菌と、異常気象の二重苦の真っ只中にゐるとは思へないやうな、自然の燦めき。人は常に、自然の表情に眩まされて生きてゐる。外が暗くなっていくらか気温も下がったので、近所を軽く散歩 . . . 本文を読む
今年のお盆は鐵道會社も大苦戰云々。その様子は、五月の大型連休の時を思ひ出させる。ちなみに私は父方も母方も東京者ゆゑ、“故郷(クニ)へ帰る”と云ふ感覺はない。先日も、東北の“クニ”へ帰省したら翌日に苦情をしたためた紙が置かれてゐた、とその現物が報道屋を通じて公開されてゐたが、さうなってくるともはや、その土地は“故郷”ではない気がする。故郷とは、「心」の帰る場所であらうから。ただはっきり言えることは、 . . . 本文を読む