迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

龍頭に手をかけ蛇となる。

2024-12-06 20:44:00 | 浮世見聞記
國立公文書館の企画展「龍─日常にとけこむ神秘─」を觀る。(※世界最古の“龍”の文字)【龍】想像上の神獣にして、皇帝の象徴──ミカドの尊顔を古くは“龍顔”と稱し、我々のやうな下々がうかつに見れば目がつぶれると本氣で信じられてゐた。しかし日本では古くより、その似た外見から現實に存在する【蛇】と混同されることも多く、歌舞伎十八番の「鳴神」で、雲の絶間姫が龍神を封 . . . 本文を読む
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