迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

その街角で薫る。

2022-02-14 18:37:00 | 浮世見聞記
昨日は報道屋が「さぁ雪が降るぞ~♪」と、得意のお祭り騒ぎを盛んにけしかけてゐたが、實際には外にゐても雪の前兆となるキンとした冷たさは全く感じず、これはこのまま雨で推移するな、と思ってゐたらその通りとなって今朝を迎へる。





昼過ぎからやうやく空が晴れて、都内の大通りで思ひがけず蠟梅に逢ひ、



今日はここにゐて良かったと思ふ。



誰も気にもせず通り過ぎるなか、

自分は気が付いて足を留める──


私とあなたの、

ヒミツな出逢ひ。



西へ沈む日輪に、



今日もありがたうと感謝する。




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