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茶番大運動會総奉行の首が、いつの間にかすげ替ってゐた。
しょせんは「無期延期」──實質中止の口上を述べるだけの役回り、オトコだらうがオンナだらうが、日本語さへちゃんと喋れれば、性別など問題ではない。
このすげ替へにつひて、開催時には無給案内人をつとめると意気込んでゐる都内忘所の男性は、
「総奉行が誰にならうと、無給案内人活動に何ら影響はない」
つまり、上と下との繋がりはそもそも断絶してゐる、と云ふことか。
それにしても今回の一幕で、この茶番劇には上の総奉行のほか、「五輪相」だの「オリパラ担当相」だの、役割分担のよく判らない演出家がやたら多いことを、初めて知る。
今ごろ知るくらゐだから、よほどの閑職に違ひない。
──つまり、當初掲げてゐた「開催費用の低予算化」など、とんだ大ウソなのである。