支那疫病感染者の増減につひて医療関係者曰く、
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有要時には都心へも行く私もその一人だが、小児(ジャリ)までが平日にさういふ場所を徘徊してゐることには、やはり首を傾げる。
『ここ一、二週間が岐(わか)れ目でせう』
……この台詞、私はーヶ月以上も前からずっと聞かされてゐる気がする。
いったい、いつがヤマ場なのだらう!?
これを以てしても、支那疫病対策がとっくにお手上げ状態になってゐることは明らかだ。
「『感染者を一人確認』と発表されたら、實際には十人だと思へ」──とは騒動の初期に聞ひたことだが、あながちデタラメでもない気がする。
補償があらうとなからうと、外出する人は外出する。
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有要時には都心へも行く私もその一人だが、小児(ジャリ)までが平日にさういふ場所を徘徊してゐることには、やはり首を傾げる。
四月二十日には都営バスに轢かれたさういふのがゐたやうだが、あれもまさにそのクチだったのではないか?
来る五月の大型連休など、目も當てられない事態になるであらうことは、ほぼ確實だ。
──さりながら、これらがどのやうなマヌケぶりを曝すか、ひとつ見物してやるのもまた一興か。