迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

いつもの秋を待ちゐたり。

2021-10-21 16:36:00 | 浮世見聞記


朱色が目を惹く植物を見かけたので傍にいけば、猩々草と云ふ帰化植物なり。


猩々──


私には風雅な響き。

深秋の謠。


私が現代手猿樂を立ち上げて最初に創り、披露した曲。

もし人災疫病禍でさへなければ、今秋もどこかで舞ってゐるかもしれない。



日々發表される感染者の數を鵜呑みにしてはならぬ。

なぜ重症者と死亡者の數は橫這ひで續く?



いまは猩々草の景色を愛でて、

自分を忘れないことにつとめん。







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