近日の開幕を予告す。

為政者代表、第二次“お手上げ宣言”は来る20日(土)をもって千龝樂とする旨、正式に口上を述べる。

しかし、國民には引き續き今月いっぱいの自主的な自宅軟禁を、飲食店には21時までとした時短営業をと、相変はらずな“お願ひ”尽し、

その代はりに我々の肌には全く實感の無い對策計画を羅列してみせる。

結局、その内容は“お手上げ宣言”中となんら変はるところはなく、いかに件の宣言なるものが無名無實化してゐたかを認めたにすぎない。

宣言を21日(日)をもって解除する言ひ訳として、病床逼迫率の低下を挙げてゐるが、浮世では“卒業パーティークラスター”なるものが發生するなど、低下した──と、される──逼迫率を尻輕どもがさっそく脅かす事態も發生してゐる。

つまり、3月21日は感染再擴大劇の“第四幕”初日と考へて、差し支へあるまい。

さァ、これから續々ともたらされるであらう樂しい知らせをもとに、為政者代表は来る第四幕をどのやうに演出するか、劇場へ出かけることなく“ステイホーム”で見物出来やうとは、なんとも當世流である……。