四回目のワクチン接種は六十歳以上と、十八歳以上の基礎疾患がある人に限定して行なふ──
防疫對策も一定の段階まで来た、と解釈するべきでせうか。
命を守るためとは云へ、毎回あの副反應に一日悩まされるのはいい加減にちょっと……、と思ってゐたので、正直なところホッとしました。
三月に三回目を接種した上で、今月は二年二ヶ月ぶりに手猿樂を舞ふ機會を二度も得られましたが、幸ひにも今のところ体調に異常はありません。
しかし、これからも油断大敵であることは、云ふまでもないところであります。
先日に、今年に入って二度も人災疫病に感染した人の話しをしましたが、その人と一緒にゐたいはゆる“濃厚接触者”にあたる人に症状はみられない云々。
本人は至って得意がってゐるやうですが、無症状感染の危険もあり、かういふのには極力接触しないに越したことはありません。
ただ、感染云々にはその人の体質も関係してゐるのではないか、とは思ひます。