バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

児童館は小さな社会?

2007年09月10日 | 障害児の親
いままで何度か書いているけど、今年度に入ってから区の「子育てマップ」を作成するメンバーとしての活動をしていて、この夏は手分けして児童館や公園を調査して回っている。

で、思ったんだけど 一口に児童館って言っても、それぞれに特色があって、同じ区内でもあっちとこっちじゃぜんぜん違うのね。館長さんの考え方もあるのかなー。

バンビが通っている幼児グループは、区内のある児童館の中にあって、だから私が知っている児童館と言えばいままでそこしかなかった。
もう1つ、マンションの目の前にも実は児童館があるんだけど、そこは一度行ったときの印象がどうもぱっとしなかったせいか、それっきり行かなくなってしまって。

うちの場合はいままで療育で手一杯で、児童館でのんびり遊んでる暇もなかったっていうのもあるけど、正直言ってバンビが障害児だからってことでどこか気持ちが引いてた部分もあったかもしれない。
一度何かで気持ちがつまずくと、もういいやって思ってしまうことあったりするのは私だけじゃないと思うんだけど...どうでしょう?

でも、今回実際いろいろ見て回ってスタッフの方や利用者にも話を聞いて、児童館によってはイベントが充実していたり、スタッフの方の配慮でとても居心地良い雰囲気のところもあることがわかって、「なんだ、こんなことならもっと早くに連れてきとけば良かったなぁ。」と改めて思ってしまった。
バンビはもう幼稚園に通ってるから、夏休みとかじゃないとなかなか行けなくなっちゃったんだけどね。

PWSのコは他のお子さんより成長が遅いので、「いくつですか?」って聞かれるのがツライっていうのは確かにあるだろうし、やっぱりイヤな想いをすることだって一度や二度はあるかもしれないけど、理解してくれる人や普通に接してくれる友達が地元にできたりしたら、得るものもとても多いと思う。
最初は勇気がいるけど、でも一歩踏み出せば 何より子どもにとってプラスになることもたくさんあるはず。
と、過去の自分を省みて そんなことを思ったりしています。

幼児グループの先生が言ってたけど
「児童館に遊びに来てるお子さんやそのお母さんと是非接してみてね。そこはいちばん最初に接する”社会”だから。
ハンデのある子どもと一緒に 社会の中でどう過ごしていけばいいのかを学んでいけるはず。
この先就学する時もきっと 子どものことをうまく伝えたりできるようになると思うよ。」(言葉は違うけど、意味はそんなカンジ)

バンビが幼稚園に入ってみて、今その言葉の意味がとてもよくわかる。
子どもに障害があろうとなかろうと、生きていく限り”社会”の中で過ごしていくしかない。人と関わらないで生きることはできないから。

社会に出れば辛いこともあるかもしれない、イヤな想いもするかもしれない。でも、それはこの先だってきっと何かしらあると思うし。
就学くらいのタイミングでいきなりそういう経験して苦労するより、子どもが小さいうちから少しずつ慣れていくのも必要なのかな と思ったりする。

子育てはやり直しがきかないので、「あの時こうしておけば良かった」と思っても自分ではもうどうしようもないけど。
まぁ児童館は 結構面白そうなところを見つけたので、また長期の休みのときにでも行ってみようかな。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp
コメント
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