バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

特別支援教育の行方にまつわるモヤモヤ

2010年07月14日 | 教育関係
東京都の特別支援教育推進計画の第三次推進計画(期間:平成23~28年)がこの秋発表されるらしいのだけど、その計画案の骨子が公開されているので興味のある方はホームページをご参照ください。
東京都教育委員会
パブリックコメントも募集しているみたい。

28年(当初の25年から期間が延びたらしい)と言えば、バンビは小学校卒業?
去年生まれた子も小学生になるわけだから、人ごとじゃないかもよ。

で、骨子の概要を斜め読みしたところ、まぁとにかく支援が必要な子どもは増えているから拡充方向で行ってることは間違いないカンジ。
特別支援学校の再編整備(新設もあり)とか支援を高校(都立等)までつなげていくとかetc。
それはそれで結構な話なんだけど...。

実はこの前 手をつなぐ親の会のメンバーと区の学務課との”特別支援教育に関する懇談会”というのに出席してきたんだけど
区の”あれもやってます。これもやってます。こういう方向に持っていくつもりでちゃんとやってますからねー。”的な説明って、全部普通級の話にちょい特別支援学校絡みーのみたいな?
(副席とか、支援学校が地域の特別支援のセンター的な役割を果たすとかいう...)

ちょっと待って。特別支援教室(固定の支援学級)はどうよ?

学務課は課題のありそうな子を”就学相談”で振り分けて、支援級選んだら後は学校任せ・先生次第。
子どもの障害を受け入れられない、あるいは認識すらできていない普通級の親子(もちろん普通級に就学している発達障害児みんながそうだと言ってるわけではありませんので、念のため)は手厚く面倒見る方向に進んでるけど、子どもの障害を認めそれを受け入れて固定級選んだ親子に対して公のサポートは何もナシなの?

確かに、現状 問題が顕在化しているのは前者なのかもしれない。
予算とかマンパワーとかに限りがあるから、一度に全部取り組めないって言われればそれまで。
お役所(学務課だったり教育委員会だったり)の使命は健全な学級運営なわけで、それに支障をもたらす課題に対してまず取り組まざるを得ないのはわかるけど。

でもさ。
うちのクラスはいまだに個別指導計画も完成されてないんですけど。もう1学期終わるよ。
学校によって学級運営や指導方法に差があるようだけど(モデル校かどうかで違うのかな?それとも学級の人数の違い?)普通級と違って支援級は数が少なくて選択の余地がないからそれじゃあ困るんだよね。

それに、先生の質の向上とか言って先生の自己啓発を求めるような話だけど、パワー的に先生ももういっぱいいっぱいでかえって気の毒。
普通級の先生はコーディネーターとか支援会議?とかで他の人からフォローがあっても、支援級の先生はそういうのないみたいだし。
個々の先生の頑張りでカバーしようとしないで、支援級の先生に対しても何らかのフォローが必要なんだと思うけど。

結局さぁ、区も都も同じ。
ってことは、それは国の方針ってことだよね。こういうのってやっぱりトップダウンだもん。

特別支援教育が始まる時、軽度の発達障害児が注視されてのスタートだったから、バンビ達列記とした知的障害児は蚊帳の外に置かれるんじゃないかと危惧する部分があったけど...
案の定というカンジ。
中度の障害児はどうすりゃいいって言うの?

うーん、何か違う気がするんだよなー。
またもやモヤモヤ。(別のモヤモヤだけど)あー、身体に悪い。

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学校公開

2010年07月14日 | 日々の出来事
7月に入ってすぐ学校公開があったので、金曜日の1・5時間目と土曜日の1~3時間目(4時間目は保護者会)を参観

金曜日は1時間目は国語(図書)の時間。
図書室で司書の先生に読み聞かせをしてもらった後、各自借りたい本を2冊選んでから後はそれぞれ好きな本を読んで過ごす。

前にも書いたかもしれないけど、教室から他の部屋へ移動する時ちゃんとペアと並び順が決まっている。
バンビも6年生のお兄ちゃんと一緒にちゃんと並んで移動。
お兄ちゃんのフォローはあったかもしれないけど、こういう時いままで(幼稚園では)先生に手を繋がれて促されるままに歩いていたバンビを思うと成長したように感じる。

こういう決まりを守って行動できるようになることも、将来を考えたら大事だもんね。
健常な子は自然に身に着くことでも、この子達は小さい時から仕込まれる必要があるんだろうなぁ。

途中療育の父母会に出て、さらにセンターの時のママ友とランチをして就学の話をした後、再び学校に戻る。あぁ、忙しい。

5時間目は学級活動。
みんなで魚釣りゲームをするってことだったんだけど、前半のルール確認にやたら時間がかかっていて、実際魚釣りをする談になって時間がなくなりせっかく確認したルールが活かしきれてない感があった。
バンビはルール確認の時はぼんやりとしていて、ゲームになると張り切ってやっていたけど...。
”先生、もうちょっと工夫の余地があるんでない?”という印象の授業。

土曜日はオットが勤務シフトに入ってしまったので、今回は私だけ見学。
1・2時間目が図工で、七夕飾りの製作(親も手伝って一緒に作って飾る)で、3時間目が算数。
これも最初に親子活動だと連絡してくれればいいんじゃないかと思った。
親が来てる子はいいけど、来てない子はこれじゃ寂しいよね。
知ってたら都合付けて来られた人もいるかもしれないし...。

算数はグループ別で、バンビは1年生5人と2年生(2人のうち1人お休みだった)で全部で6人のグループ。
担任1人に補助の先生1人。

実はこの6月に近隣の普通級から転入してきた子がなかなか大変で、授業中寝っ転がったり先生を噛んだり。
補助の先生が実質この子に掛かりきりになってしまったので、担任の先生が1人で授業を進めながら残り5人の細かいフォローもしていかないといけない状態になってた。
親も見学に来てるんだけど、携帯の画面見ながら他のママとおしゃべり。気にならないんだろうか?
この子の態度(悪い言葉遣いとか乱暴な行動とか)がもう一人の子に影響していて、明らかに負の連鎖をしているし...。

支援級って学年の途中から生徒数が増えても、先生は期首に決定した人数でそれ以上途中で増えないんだよね。
はっきり言って、6月に支援級来るような状態なら最初から就学相談受けて入学するべきだと思う。
まぁ、何かしら事情があるのかもしれないし、来たばかりだから長い目で見てあげなきゃとも思うんだけど、それまでうまく行ってただけに正直心の中がモヤモヤする。
(あー、毒吐いちゃいたい気分

親もそれなりに悩んでるみたいだし根は悪い人ではないと思うけど、人前でも子どもを大声で叱りつけたりして、明らかに対応間違ってるよなーというカンジ。
こういう人こそもっと早くに 親に対しての支援が必要だとつくづく感じる。
(あー、少し吐いちゃったらちょっとすっきりしたけど、これ以上だと止まらなくなりそうだからもうやめとこ。)

そんなモヤモヤの募った学校公開でした。
まぁ、取りあえずバンビ自身はとっても学校での生活を楽しんでいるようなので、それが何より親としても嬉しかったけど。

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番組告知

2010年07月14日 | プラダー・ウィリー症候群
7月に入ってからちょっとバタバタしていて、あっという間に1学期も残すところあと数日...。(汗)

書きたいことはいろいろ溜まっているのですが、取りあえず。
フジテレビのドキュメンタリー番組、例のアメリカのPWS児ケイラさんの番組の第3段、やるそうです。

「Mr.サンデープレゼンツサイエンススペシャル それでも食べずにいられないⅢ」

このオンエア情報見ると、”プラダーウィリー症候群”って言葉は一言も出てないけど。
あとケイラさんだけじゃなく、他にも食の問題を抱えている人を数人紹介するみたい。

まぁ、一応 真面目なノンフィクション番組ではあるんだろうけど...

「“飽食”とも“崩食”とも言われる現代、人類と食をめぐる関係とそこに浮かぶ悲喜交々の家族模様をご覧下さい。 」
この文章には何か抵抗を覚える。

PWSのことを広く知ってもらえることはありがたいけど、際物(きわもの:読者・観客の一時的な興味をあてこむもの)扱いはイヤだな。

さて、見ての感想は? また後日書きます。 

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