バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

算数と短期記憶

2015年06月23日 | 日々の出来事
バンビは勉強が苦手だ。
特に算数は できない、難しい、無理。と自分で思っている節がある...。

例えば、繰り上がりや繰り下がりのたし算・ひき算も まったくできないわけではない。
10問あるとしたら、最初の1問の解き方がわかれば、あとの9問は自力でできる。

だけど、その最初の1問の解き方が思い出せなくなってしまうらしい。
それが例え数日前にやったことでも。
「頭が真っ白になるんだよー。」とか「何にも出てこない。」とか言ってることがある。

だから、たし算だったり、ひき算だったり、いろんなパターンの混在する問題集だとお手上げになってしまうようだ。
どのやり方でやったらいいのか、わからなくなって混乱する。
つまり、根本的に理解できてない ってことなんだろう。


漢字にしても日記でよく書く字は覚えていても
あまり使わない字は1年生の簡単な漢字でも、忘れてしまって書けないことが多い。


PWSは短期記憶が弱いって言われてるけど、そのせいなの?
でも、同じPWSでももうちょっと勉強できる子はたくさんいるから
必ずしもそれだけのせいでもないのかもしれないけど。

とにかく、これがバンビの特性だから、しょうがいないんだよね。
でも、学校の先生に 「この前できてたでしょ? って思うんですけど。」と言われてしまう。
この前できても、今日はもう記憶がクリアされてるんですよ、先生。
あぁ、理解してくれてないなぁ... と思う。
もっとも、私も”この前教えたでしょ!”とイライラしてしまうことは多分にあるんだけどね。


算数なんて、何も考えず計算できてしまうのが普通のように思うけど
2桁の計算ならこうやって、3つの数の計算ならこう というパターンが整理されて頭に入っていて
それを必要に応じて引き出せるようにならないと、できないものなんだね。


一生懸命取り組もうとはしてるのに、できなくて苦手意識ばかりを募らせていくバンビが何か不憫。
どーにかしてやれないものかなぁ...。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

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3 コメント

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算数と漢字と字を書く事。 (もっちゃんの姉)
2015-07-16 10:10:26
家の姉は小学生の時に私と一緒に一時期公文に通いましたが、勉強中にオナラを止められず、弟は笑ってごまかすか出た事すら解らない感じで、躾がなってないと散々弟本人が怒られていた記憶があります。まぁPWS児にそんな話をしても理解はムリな訳で、中学前に止めましたがね。
計算は足し引き算は何とか出来て、今は忘れそうになる九九を時々反復させています。九九が覚えれても計算にはつながりませんが、反復で脳機能の劣化を少しでも食い止めたいなと…。割り算は全く理解していません。
漢字も同じで、以前は習った漢字は書けたのに、普段施設では書くと言う事はないので字を忘れてしまうから、これも休み中の生活記録を書く時に反復させています。
以前祖母が残したペン習字の本を渡したら、気が向いた時に自分でなぞっていた様子でした。
意外になぞるのは良いみたいで、ひらがなの練習にもなりましたね。以前より筆圧が無くなりましたが、何故か怒っている時だけは急いで走り書きしたり強く書いたり、飽きると癇癪も始まるので何とか誉めて怒らせない様にしています。
忘れたの?解らないの?は禁句かも。かえってやる気を削ぐ結果に。
施設でも個人差に併せた一般教養的な勉強時間が在れば助かるのですが…残念ながら今は職員不足で、そこまで手が廻らない感じです。
実年齢と身体年齢と更に脳年齢がちぐはぐで、頭の中は小中学生のままだから小学や中学時代の授業を今でも受けたら弟は普通に楽しくやるのではと思うくらいです。
私達もそうですが、特にPWS児は生涯に渡り学習は必要不可欠だなとしみじみ思うこの頃です。話が長くなり、すみませんm(_ _)mでした。
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すみません、姉と弟を間違いました。 (もっちゃんの姉)
2015-07-16 10:13:28
家の姉は…
家の弟は…
の間違いでした。
ごめんなさい。
返信する
もっちゃんの姉さん♪ (suzu)
2015-07-27 13:58:55
長いことパソコンを開けずお返事ができなくて、ほんとに申し訳ありません。
コメントをありがとうございました。

弟さんは今おいくつくらいでしょうか。護施設に通われているようですが、生活介護施設でしょうか。

ダウン症の退行のことはよく耳にしますが、PWSもやはり同じなんでしょうかね...。
今でもこんななのに、どこがピークでいつから退行していくんだろう...と思うと、哀しくなってきます。
本人の努力ではどうしようもないことだけにツラいというかせつないですね。

私は仕事柄複数の高齢者の方と接する機会があるのですが、知的障害でなくても人間の脳って使わないと加齢と共に衰えていくものなんだなぁと感じます。
脳に刺激を与え続けるのは誰にとっても大事なことなんでしょうね。

また弟さんの様子を教えていただければ嬉しいです。
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