バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

久々、迷子事件

2013年12月09日 | 日々の出来事
またまた久しぶりの更新になってしまった...
この間、学芸会とか展覧会とかマラソン大会等々 学校行事が目白押しで、ネタはたくさんあるんだけど
それはちょっと置いといて 先日バンビが久しぶりに迷子になった話を...

それは、ミニバスケの練習が終わり、私と二人で帰る途中のこと。
練習場所からうちの最寄りのT駅までは2駅なんだけど、電車の便の関係でその間のA駅で乗換えとなり
バンビがトイレに行きたいというので、一人で行かせて私は2階のホームで待つことにした。
そういうことはこれまでも何度かあって、いつもなら1階のトイレから出てくるのを階段の上から見守っているんだけど
この時に限って、私はスマホでメール着信を見ていたんだよね...

で、A駅はホーム中央に改札があり、バンビは下りエスカレーターで降りてトイレに行き
戻ってくるときはその横の階段で戻ればいいものを
反対側にある上りエスカレーターで戻ってきてしまったらしい。
当然、下りと上りではホームの前と後ろ、ぜんぜん離れたところに出るわけで...。

一方 私はと言うと、バンビはトイレに時間がかかるのが常(特に大の時は)だけど
10分くらい経つのに戻らないから、さすがにおかしいと思ってトイレの外から呼びかけたものの反応ナシ。
駅員さんに頼んで個室を見てもらったけど、誰もいない という。

あちゃー、行方不明だ。
PWSには放浪癖がある人がいて、困ってる話をちらほら耳にすることがあるけど
今回のバンビの場合は、単純に認知面の問題なんだろう。(特に空間認知弱いからね)

それにこの時私が不思議と落ち着いていられたのは、バンビのパスモ(ICカード)を私が持っていたので
改札の外には出られない とわかっていたからかもしれない。
で、すぐ自宅にいたオットに連絡して、取りあえずT駅に行ってもらうように頼み、私は引き続きA駅を捜索。
するとさっきトイレを確認してもらった駅員さんが「T駅で保護されてるそうです。」って…
あー、やっぱりねー。

きっとバンビは私に置いていかれたと思い、追いかけようとしたんだろう。
電車には頻繁に乗るけど、まったく一人で乗るのは初めてのこと。
わずか一駅でもこの状況ではバンビにとって相当ドキドキものだったに違いない。
案の定、T駅の駅長室で駅員さん相手に何やらおしゃべりしながら待っていたらしいバンビも
私の顔を見るなり泣き出した。

私:「どーして一人で先に行っちゃったの?」
バ:「だって、わかんなかったんだよー‼︎」 びえ~んってカンジ...
緊張の糸が切れたんだろうねー。

実は駅長室に入る直前に知人に声をかけられ
「今、A駅で名前を呼び出ししてたけど...」って言われて超恥ずかしかったんだけどね。
でもまあ、ちゃんと母親の名前もフルネームで言えたわけだから良しとしよう。
何より無事だったんだから、この際大抵のことには目をつぶったるでー。

ちなみに、リュックにもパスモの入ってるお財布にも、私のスマホの電話番号は書いてあるんだけどね。
今回はその両方とも私が持ってたので役に立たず...

で、オットも合流した駅からの帰り道、気持ちが落ち着いたところでバンビが私に
「迷子になっちゃってごめんなさい。お迎えに来てくれてありがとう。」って言ったんだけど
何かね、この子にはそういうピュアな気持ちが育っていて、しかもそれをちゃんと素直に人に伝えることができるところに驚ろかされるんだよね。
親バカなれど、それはバンビの人としての美点の一つだなあと思ってる。

バスケの先生が「トラブルは子どもの教科書」って言ってたんだけど
まさに今回バンビはいろんなことを学んだと思う。
何より困ってる時に人を頼れるって、意外にできないことが多いらしいので
その辺実際にどうしたか詳細はわからないながらも、とりあえずクリアしたみたいだし。
今のうち(おチビ)の失敗は周りも暖かく見守ってくれるから
そうやって実地に学んでいくのもたまには(あくまでたまになら)いいのかも。
お騒がせした&お世話になった駅員さん、ほんとにありがとうございました。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp

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