バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

個人面談

2013年11月14日 | 日々の出来事
先日、学校の個人面談があったんだけど、うちはその日いちばん最後(6人目)で、先生方も明らかにお疲れモード。
バンビの話というより、ほとんど先生の愚痴聞いて終わったカンジ。

云く、子どもの数が増えて、いろんな親御さんがいて、大変なんですー 的な。
まあ、確かに…先日書いた他害する子以外にも、いろいろキャラの濃いお子さんがいて
今 クラスのワサワサ感たら、半端ないからなー。
先生も苦労してるんだろうとは思うけどね。


でも、そもそも学校は子どもを教育するところで、親を指導するとこじゃあないからなぁ...
ただ、特に支援級の場合、子どもを変えるには親を何とかするしかない
ということもあり、先生が頑張ってるのはわかるんだけど…。
でも、先生がいくら頑張っても、所詮本人自ら気付かないとダメなんじゃないかという気がする。


うちはデイサービスとか移動支援とか、福祉のサービスをいろいろ利用したり
ミニバスケやプールといった習い事や療育にも通っている。
それは、放課後とか余暇の時間の過ごし方を考えてのことと、社会参加の機会を作るため
そして何よりバンビの将来を見据えてのことなんだけど...

クラスの中には 親が外国人の方も、シングルマザーや親自身が病気の人もいるし
あと生活かかっていて仕事に追われている(らしい)人とかも結構多くて。
もちろん、外国人でもシングルマザーでも それ自体は別に問題ないんだけど
ただ、例えば外国人の方だと日本語話せないとか、生活習慣が違うとかあって
親自身が社会参加の機会が少ないみたいな...。

世の中フルタイム勤務で忙しくても、時間を作っては子どもをちゃんと療育に通わせてる人もたくさんいるんだけどね。
そういう子は普段は学童保育通って、休日には家族でいろんな体験したりしてると思うんだけど。
そうじゃなくて、放課後は家で一人でテレビ見たりゲームしたりするだけとか
あるいは単独で外に出てふらふらしたりしてるだけの子とかがいるわけで。
何か親がいっぱいいっぱいで、時間的、体力的、精神的、あるいは経済的に余裕がないカンジなのかなぁ。
もう子どもを学校に通わせるだけでやっとというか...。

まぁ、それ自体は仕方ないことなんだけど、そうなると今の生活だけで精一杯で
”子どもの将来を考えて”という視点は持てないし
いや、別に経済的・時間的に切迫してない人でもそういう意識のない人は
やっぱり何もしてないんだけどね。


「もっといろいろ利用して社会参加をした方がいいお子さんが他にいそうに思うのに、なんでやらないんですかね?」って
先生、私にそれ聞かれても困りますがな。

先生は親を啓蒙しようと、資料まとめたりしようとしてるみたいて
まあ、知らないからやってないって人にはそれも有効かもしれないけど
上に書いたような事情を抱えている人にはどーなんだろうなあ...と思ってしまう。


大体、誰かにお膳立てしてもらわなきゃ動けないなんて
親としちゃちと怠慢だと思うけど。
学校あるうちはいいよね、先生が一生懸命やってくれるから。
でも、卒業したら?
福祉サービスは向こうからはやってこない、自分でgetするものなんだけどなぁ。
子どもが小さいうちから親がそういう意識を持って動けるようになってないと
後で困るのは自分だし、何より子ども本人だと思うけどね。

わからないから教えて と他人を頼るのも、まあ最初のうちはいいけど
わからなかったら自分でネットで調べるとか、役所でもどこでも喰らい付いて?調べてまわるくらいの気持ちじゃないと
この先やっていけないんじゃないかなあ。

困っているならどうしたらいいか、何か使える福祉の仕組みはないのか、助けてくれる人はいないのか
自分で動かないと手にするのは難しい。
知ってるママで、よく区役所の福祉課に通うもんだから担当者と顔馴染みになったって人もいるんだよね。
それくらい頑張ってる人は頑張ってる。

困ったら自分から「助けて」と言えることって、とっても大事なんだと思う。
親も、本人も。


まぁ、そんなわけで個人面談なのにそんな話に終始してしまったんだけど...


バンビはと言うと相変わらず、何をするにも時間がかかったり、理解が及ばなかったりってことがあるみたいだけど
それでも自分でできることも増え、彼なりのペースで成長していることは先生も認めてくれた。
学年が上がって下級生が増えて、負けたくない、自分も認められたいっていう気持ちが
彼のモチベーションにつながっている。
ただ、やっぱり他にキャラの立ってる子が多いので、大人しいバンビは埋没してしまってるんだろうし
それは先生も否定しなかった。
低学年の手のかかる子が増えたので、4年生のバンビくんにマンツーマンで着ける時間は減っています と言われたしね。
まぁ、この状況ではそれもやむなしなんだろうけど。

オットに話したら「支援学級で悪目立ちしてないってことは考えようによっては良いことなんじゃない?」と言うので
まぁ、そういう受けとめ方もあるかなぁ と思った次第。


あ、1つ補足
知的にレベルが高いので、手帳が取れなくて福祉サービスが受けられない子がいるのも事実。
でも、それでも例えばボーイスカウトとか 学校以外の集団に入って他人の指示に従う訓練になる場所はあるんだよね。
本気でやらせようと思えば、探せるものなんじゃないのかな。

それと、もう1つよく聞くのが ”子どもがやりたがらないから。”
確かにやりたくないことを無理強いさせるのは良くないと思うけど
そこをどうその気にさせるかは親の腕もあるんじゃやないのかなぁ。
まぁ、何でもやりたがるバンビはその点苦労知らずなんで
私がその苦労に対する理解が及ばないだけかもしれないけど。
やりたがるものがないからといって、何もやらせておかないでいいのかな って思ってしまうんだよね。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 子育ては戦いだ | トップ | 久々、迷子事件 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々の出来事」カテゴリの最新記事