バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

おかわりチケット

2015年05月24日 | 日々の出来事
給食については、各家庭いろんなやり方で対応しているようで
学校に診断書を提出し、アレルギー食と同じように代替食にしてもらってカロリーきっちりで与えている家庭もあるし
おかわりに関しても しない、1回だけ 等々いろいろ。

うちの場合はみんなと同じものを食べさせているけど、但し量については配慮してもらっている。
最初から少なめ。
おかわりはまぁ学校にいる間は自分でよそうことは少ないだろうからともかく、でも将来を考えたら歯止めがきかなくなりそうで
できればさせたくなかったのだけど、みんながする中で自分1人だけできない というのは本人も不満らしく
そこで”汁物や野菜のおかずだけ1回ならOK”というルールにしてもらっていた。(はずだった。)
ところが...

バンビはいつも帰るなり その日食べた給食のことを嬉しそうに報告してくれるのだけど
「今日は、うどんと蒸しパンをおかわりしちゃったー。」って
おいおい、約束とちゃうやん。
(大体、炭水化物に炭水化物の組み合わせの献立自体どうかと思うが、まぁそれはともかく... )

早速、連絡帳にそれを書いたところ、先生からの返事は
「今日、ご飯のおかわりができなくて泣いてしまいました。
 おかずや汁物と限定せず、おかわりは1回というルールではいけないでしょうか?
 家庭での考えもあるかと思いますが、もう一度お子さんと話し合ってみていただけますか。」というものだった。

すごくいい先生で信頼しているんだけど、食に関しては以前から微妙にかみ合わないものがあって...
まぁねぇ、たぶん”かわいそう”という気持ちが先にあるんだろうな と思うんだよね。
実際、食べ物が目の前にあるのにほしがる子に与えることができないのは 心苦しく思ったりするだろうし。

だけど、やり方次第でそれは貫けるはずなんだけどな。
1人の子にそこまで手をかけられない というところもあるんだろうか...。


で、その日 バンビとはおかわりについてよく話し合った。
”おかずとスープはいいよ。でもご飯はやめておこう。”という私の希望に対し
「ご飯はダメなの?」を繰り返すバンビ。

たまたまその週、うどんとか、切干大根ご飯とか、天丼とか、いわゆる丼ものみたいな献立が続いていたせいもあるんだろうと思う。
ご飯へのこだわりというより、”メインのものをおかわりできないのがイヤ”ってことなのかな。
バンビもしつこいので、話は平行線を辿り、今回は仕方なく私が譲歩することにした。
前回も書いたけど、あまりガチガチに拘束してしまって、それが問題行動に出るということは避けたいと思う気持ちから。

”それじゃ、何をおかわりするかはバンビが決めていいよ。その代り、おかわりは1種類だけ。1回だけね。”
1回を意識できるように、家にあった厚紙で即席の”おかわりチケット”を作って学校に持たせた。
おかわりの時それを先生に渡して、おかわりをもらう。
給食が終わったら返してもらい、また次回使う。
本人が納得して受け入れたルールだから、たぶんしばらくはこれでいけるだろう。
 

その都度状況を考え、本人ともよく話をし、できるだけ気持ちを汲んでやりながら
バンビの身体と健康を守り、将来に渡る食習慣を維持していかなければならないんだよねー。
大変と言えば大変だけど、それが親の私にできること、してあげなければいけないことなんだろうな、きっと。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

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