バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

頼むよ、支援員さん

2014年10月09日 | 日々の出来事
先日デイサービスを利用したバンビ。スタッフさんからその日の報告を口頭で聞いていたら
「デイにあるドラえもんの漫画を、バンビくんがどうしても家で読みたいというので鞄の中に入ってます。」と...。

いやいや、それはダメでしょう。
バンビは週1利用だから、返せるのは1週間先になってしまう。
デイのものをみんながそんな風に持ち出すようになったら、どーするよ。

スタッフさんにはそういう言い方はしなかったけど、そこはバンビにキッパリとダメ出しして返すように促した。
バンビは「○○さんがいいって言ったんだよ。」と納得しきれない様子。
まぁ、それは無理もないよね。
私から本を返したら、シクシク泣き出し、あっという間にマンションの真ん前で声を上げて大泣き。

デイの車にはそのまま帰ってもらい、そこからあの手この手でなだめたり、言い聞かせたり。
気持ちの切り替えを図るものの、バンビも相当疲れていたこともあって一向に功を奏すことなく
夕飯前の忙しい時間にたっぷり1時間 泣くは、時にわめくはで...。

私も最初は冷静に対処していたのだけど、ほとほと疲れ果てて結局ブチ切れてしまった。
「いい加減にしなさーい!!」
でも、その段階で叱りつけるのは最悪の対応だよね。火に油を注ぐだけで。


どうにもならなくなって、ついに私は自分の寝室に鍵をかけて閉じこもることにした。
バンビに「タイムアウト」ができない状況なので、私が場所を変えてクールダウンする試み。

案の定「ママ、ママ...」と急に心細げに呼ぶ声がドアの向こうから聞こえる。
でも、少しそのままほっておいたら、何と私はそのままウトウトして寝てしまった。
遠くで「学校の片づけしたよ、ママ。」「お風呂入っていい?」とバンビの声がする。
はっと目覚めた時は、バンビは既にお風呂上り状態だった...(お疲れね、私)


バンビも私の言ってる内容は理解していて、ただスタッフさんがいいと言って借りたものを
ママが返してしまったことに納得がいかなかったから、なかなか気持ちの折り合いがつかなかったわけね。
(まぁ、それはこっちもわかってはいたんだけど。)
だから、結果的にはタイムアウトと同じで、クールダウンできたら
「ずっと泣いちゃってごめんなさい。」って言えたから良かった。


そういう意味では 最初のスタッフさんの対応が困るんだよね。
まぁ、時間どおりに予定をこなさないといけないだろうから
バンビがごねて時間がかかるくらいなら貸しちゃってもいっか って対応になるのは無理もないとは思う。
(実際、漫画は他にもあって1週間貸し出したとしても支障はなかったらしい。)
親じゃないから そんなにキッパリとダメ出ししにくい っていうのもあるのかも。

わかるんだよね、わかるんだけど
でも、そこはやっぱりきちっと支援してほしいなぁ と思う。
一時が万事になるんだよね。この子達は 一度してしまうと必ず次も になりがちだから...。
最初が肝心なんです。



クラスの他の子で、移動支援のヘルパーさんと学童保育に行く時に抱っこ、抱っことせがんだらしく
何と、そのヘルパーさんがほんとにその子を抱っこして校庭を歩いて行く姿を目撃してしまい超びっくり。
(まだ低学年だけどね、それにしてもここ学校なんですけど...)
すぐそばの学童がビルの3階で階段しかなく、さすがにそれは無理と下ろしたら「いやだー!抱っこ~」とゴネられて余計大騒ぎに。

それもね、最初の対応が間違ってると思う。
時間どおりに学童に連れて行かないと っていうのがあるのかもしれないけど
やっぱり、やっちゃダメなことはやっちゃいけないのよ。

もし、子どもはお客さんだから厳しく言えないっていうのがあるのだとしたら
それは ちゃんとやってもらった方が子どものためだから、親としてはむしろそっちをお願いしたい。

支援員さんは一時のことでも、親は一生だからねー。
何より、甘やかされて先々苦労するのは 子供自身。親としたらそれがいちばんツライから。
そこはプロとして、頼みますよ 支援員さん。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

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