バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

マラソン大会

2014年12月08日 | 日々の出来事
金曜日、毎年恒例のマラソン大会があって、親も応援に行ってきました。

区内の4つの小学校と1つの中学校の(だから全部ってわけじゃないんだけど)支援級が参加するこのマラソン大会。
バンビは 5・6年生の部、1800mに参加して
結果は... 最下位。

でも、4か月前に心臓の手術したばっかりだから、走れるだけでもすごいと思うんだよね。
約14分半かかったから、まぁ大人の少し早目に歩く程度のスピードだけど
バンビは一度も止まることなく最初から最後まで自分のペースで走り通した。
それはすごく偉かったと思う。
だって、今 私が走れるかって言ったら、たぶん1800m走ることも、15分弱走り続けることも両方無理だもん。

順位とかスピードよりも、最後まで頑張ったことをみんなが誉めてくれて
本人的には それなりに達成感あったんじゃないかと思う。
会場の公園でお弁当食べて、帰りのバスでは1人爆睡してたけど。

ちなみに各校対抗リレーは、さすがに中学生には勝てなかったけど
小学生の中ではうちの学校が1番になり、みんなでとても盛り上がりました。

子供達はみんなそれぞれに頑張っていたなー。ほんとお疲れ様。

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馬鹿にしないで

2014年12月04日 | 日々の出来事
バンビがご飯の時、手を使って食べていたのを注意したんだけどやめようとしないので
私もちょっとイライラして「手を使って食べるのは 猿だよ。」と言ったら
「僕は猿じゃない! 馬鹿にしないでっ!」と突然の逆ギレ。

その”馬鹿にするな”というフレーズがバンビの口から出たことに とてもびっくりしてしまった...。
(もちろん、私は馬鹿にして言ったつもりはないんだけどね。)


このところ、バンビの心の中に 葛藤があることは気づいている。

クラスに普通級からの転校生が数人続けて入ってきて、相対的にレベルが上がっているんだよね。
自分は高学年のお兄さんなのに、年下の子達の方が何につけ 早く・上手にできることが多い。
自分も頑張っているのに、うまくできないこと・みんなより遅れてしまうことが多くなっているのに違いない。

例の九九だって、バンビが6の段を合格して喜んでいた時に
同じ学習グループの、学年が下の子から「まだ6の段? 僕はもう7の段終わって、今8の段だよ。」と言われてしまったことがあった。

もちろん、その子に悪気はないんだよね。
事実を言ってるに過ぎない。
(ただ、人の気持ちとか、場の空気とかはわかってないわけだけど。)

だけど、バンビにとってはそういうことの1つ1つを ”馬鹿にされてる”と受けとめてしまいがち。
まぁ、無理もないんだけど...。

自分もみんなと同じようにやりたい、でもうまくできない。
そのことが自分で気にならなければどうということもないのかもしれないけど
バンビは PWSの特色のせいなのか何事にも一生懸命で、プライドも高くて
だからきっとすごく辛いんだよね。

その気持ちの裏返しからなのか、ちょっとしたことで
”できない”、”無理”、”難しい” という言葉が口をつくようになってる。
自己評価が下がって気がするんだよなぁ...。


学校の個人面談の時に 先生にも
「バンビくんの良いところをクローズアップしてあげたい、そういう機会を作りたい と思ってはいるんですが
 現状ではなかなか難しいです。」と言われてしまった。
ま、余裕がない と放棄されたわけね。

だから私も
「先生方に余裕がないのはわかってますし、学校にそれは求めないから結構です。
 あの子の良さは 家庭や習い事や、療育の場で認めてやれるようにしていこうと思ってます。」って言っちゃった。

まぁ、支援級に就学した時から 私が第一に重きを置いていたのは 社会性のレベルアップであって
学校に期待してるのは ”バンビの経験値を上げること”だから、別にいいんだけど。 


誰もあなたを馬鹿になんてしてないよ。

- あなたはそのままでいいんだよ。
  うまくできなことや、早くできないことがあっても
  頑張っているのは素晴らしいことなんだよ。
  バンビにはバンビのいいところがたくさんあるし
  パパもママも あなたが大好き。        - 

っていうことを前より一層バンビに伝えていかなくてはダメだよね。

わかってはいても、つい「何でできないの? 早くしなさい!」って言ってしまう
ダメな母親ではあるんだけど。(ほんと、日々反省です。)

自己肯定感を高めてあげることは ほんとに大事。
自分を愛せなければ、何事も素直に受けとめることができないもんね。
素直であることは この子達にとってはとても重要な要素。

心していなければ...。

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あっという間に師走...

2014年12月02日 | 日々の出来事
またまた1ヶ月半、放置状態となってしまった...
気づいたら11月終わって、もう12月。

いやー、秋は行事が多くてねぇ... 書きたいネタはいろいろあれど、気力・体力がままならず。
バンビの方は 運動もフルに再開し、前回書いたプチ肥満状態からは抜け出しました。
やっぱり 運動は大事ってことよね。
成長ホルモンの投与も Dr.のOKもらって無事再開。


さて、昨日バンビは5年生の社会科見学に(支援級も5年生だけ参加)いっしょに行ってきました。

朝7時半学校集合で、神奈川まで行ってお菓子メーカーの工場を見学し
アクアライン通って千葉側に渡り、製鉄所を見学して16時過ぎに学校戻って解散... って
先生もかなりハードなスケジュール組むよね。
しかも 雨降ってたから仕方ないのかもしれないけど、お弁当をバスの中で食べた って
何のための団体行動なんだか。
Bプラン もうちょっとマシなの考えてくれてもいいんでないのー? と思ってしまうけど。

まぁ、それはともかく。

製鉄所はバンビにはちと難しかったのかもしれないけど、広くて・大きくて・熱くて と
普段見られないものを目にした経験を いろいろ語ってくれたから、それなりに楽しかったんだろう。
お菓子工場では、温かいココアを飲ませてもらった上に、お土産にハイチュウとチョコレートと、シールをもらってご満悦。
(それ、私も行きたい。

帰宅してから「おやつに分けて食べよ! パパにもあげてね。」と嬉しそうに言うバンビ。
”1人で全部食べたい”じゃなくて、”一緒に食べて「おいしいね。」って言うのが嬉しい”
しかも、今日は1つだけ でもちゃんと納得して、また明日食べることを楽しみにしてる。

PWSでもそういう風にできるんだなぁ と思うと
何につけ成長はゆっくりだけど、バンビなりに良い方向に育ってくれてるような気がして
何か ほっこり嬉しかったな。

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