Flowers for Mrs.Harris Penguin Books Ltd このアイテムの詳細を見る |
"London char" と呼ばれるイギリスのおそうじおばさんMrs. Harris。
ある日仕事先でたまたま見たディオールのドレスに魅せられ、お金を貯めてパリへ出かけ、ついに憧れのディオールのドレスを手に入れるというお話。
"Tunnel Vision"を何とか読み終えたのに気を良くして、またまた本棚に眠ったままになっていた"Flowers for Mrs. Harris"を読み始めてみました。
ちゃきちゃきのコックニーのハリスおばさんの英語はちょっと大変そうですが、こちらは日本語で何度か読んでいるのでだいぶ楽かもしれません。
Don't expect nuffink and you won't get disappointed.
コックニー英語って頭のHを発音しないってことくらいしか知らなかったんですが、この文章も典型的な言い方みたいです。
"nuffink"は"nothing" さらに二重否定になっています。
もう一つコックニーではありませんが、面白かった表現を。
Mrs. Butterfield replied stil half betwixt and between
"betwixt and between" は「中途半端で、どっちつかずで」という意味。
betwixは辞書を引くとbetweenと同じと書いてありますが、古い言葉らしく単独で使われることはあまりないようです。