シリーズものの1作目が気に入ると、これから楽しみが増えるなあと幸せな気分。
主人公のChief Inspector Gamache はちょっと太目の「理想の上司」というタイプ。
彼の部下のJean-Guy Beauvoir は幸せ者だな。
英語の小説を読んでいると、聖書とシェークスピアからの引用がものすごく多い。
読書を楽しむには「聖書とシェークスピアに通じてないなければ!」なんて思ったこともあったけど、思っただけ、、
この本にもシェークスピアからの引用がありました。
The fault, dear Brutus, is not in our stars, But in ourselves, that we are underlings.
「我々がこんな状態なのは、星(運命)のせいではなく、自分たちのせいだ」
「ジュリアス・シーザー」から。
ジョン・グリーン原作のこの本のタイトル"The Fault in Our Stars"はここから来ていたことをやっと知りました(タイトルの意味がわからないとは思ったものの、調べもしなかった^^)。
邦題の「きっと、星のせいじゃない」というのは原題と逆じゃないかという意見もあるようですが、まさか今の状況が自分たちのせいだ、ってわけはないから、これでいいような気もする。
自分達のせいでもなく、運命のせいでもない。
Instead she'd put on another sweater, and even that was probably worn and pilled.
"pill" は毛玉、毛玉ができるという意味
こういう普通の表現って映画やドラマからの方が定着しやすい気がしますが、もう少し小説からも拾えるといいなと思います。
この本にもありました。
This sweater pills easily.
このセーターは毛玉ができやすい。
もうだいぶ前に買った本なんですが、しばらくぶりにまたぱらぱらっと目を通してみよう。